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永塚 啓太郎 院長の独自取材記事

海岸歯科室CHIBA STATION

(千葉市中央区/千葉駅)

最終更新日:2022/12/02

永塚啓太郎院長 海岸歯科室CHIBA STATION main

千葉駅直結の駅ビル6階に構える「海岸歯科室CHIBA STATION」を訪ねた。千葉市・稲毛海岸に拠点を構える「海岸歯科室」の分院として開設され、一般歯科からインプラント、口腔外科、マウスピース型装置を用いた矯正、歯周病の根本的な解決をめざすプログラムになど、オールラウンドに対応。全身の健康を念頭に、口腔内を総合的に捉えた歯科治療を提供している。開業から1周年を迎える2022年春には、口腔外科の領域で手術や研究に長く携わってきた永塚啓太郎先生が新たに院長に就任。大学の口腔外科医局などで培ったノウハウを生かし、子どもから大人まで幅広い世代の患者の診療にあたっている。永塚院長にクリニックの特色や診療にあたって心がけていることなど、これまでの診療経験なども交え、じっくり話を聞いた。

(取材日2022年6月22日)

駅直結の好立地で歯科の多様な悩みにアプローチ

こちらは2021年6月の開業だそうですね。

永塚啓太郎院長 海岸歯科室CHIBA STATION1

当院は千葉市美浜区の「海岸歯科室」の分院として開設されました。インプラントやマウスピース型装置を用いた矯正、虫歯、歯周病、予防歯科、定期健診、口臭ケア、ホワイトニングなど、患者さんのニーズに合わせて、あらゆる歯科診療に網羅的に対応できる体制を整えています。私はもともと、千葉大学医学部附属病院の口腔外科医局やその関連病院で、口腔外科領域の手術や研究を中心に10年ほど経験を重ねてきまして、本院の院長でもある森本哲郎理事長とのご縁で2022年4月に当院の院長に就任しました。

駅ビル内という便利な立地ですが、どういったご相談の患者さんが来られていますか?

ターミナル駅である千葉駅と直結していますから、千葉市内にお住まいの方はもちろん、外房線や内房線の沿線などかなり広範囲から患者さんが来院されています。年齢層で言うと、10代から30代の比較的若い世代の方が多く、例えば女性の患者さんがいらっしゃった後に、そのお子さん、旦那さん、ご両親といった具合に、家族を連れてきてくださってファミリーでかかりつけにしてくださる方も増えてきました。立地の便利さもあって初診の患者さんがとても多いことも、当院の特徴の1つです。患者さんはそれぞれに異なるお悩みを持って来院されますから、できるだけ幅広いニーズにお応えできるようなクリニックでありたいと常に考えていますね。

院内の設備についても詳しく聞かせていただけますか?

永塚啓太郎院長 海岸歯科室CHIBA STATION2

当院が特に力を入れているインプラント治療やマウスピース型装置を用いた矯正など、すべての歯科治療はしっかりとした検査を経て、適切な診断のもとに行われることが大前提です。当院には歯科用CT、口腔内スキャナー、拡大鏡をはじめ、口臭測定器、唾液中の細菌量を測定する機器類などを用意しています。例えば、初診時は歯を失った一部分の治療を希望されていたとしても、一連の検査を経てご自身の口の中全体の状態を知ることで「悪いところをすべて治したい」といったお気持ちに変わることもあると思うので、検査にも力を入れてしっかりと行っています。

再治療を繰り返す「負の連鎖」を食い止めるために

先生は口腔外科がご専門だそうですね。

永塚啓太郎院長 海岸歯科室CHIBA STATION3

はい。大学病院時代は口腔がんの治療や研究などをメインに手がけ、千葉大の大学院で医学博士を取得して以降は、関連病院に出て急性期歯科の口腔外科領域である顎顔面外傷など、外傷系の手術や治療を多くやってきました。当時は365日オンコール体制でやってきたので、今とはだいぶライフスタイルが違っていましたね。口腔外科では難しい手術にも数多く取り組んできましたから、新しい治療や一般にはまだ広く行われていないような術式などにも臆せずチャレンジしていけるところが自分の強み。エビデンスがあれば新しいことも積極的に取り入れていく柔軟なメンタリティーは、口腔外科で過ごした10年の間で身についてきたものだと自負しています。

診療に際して、心がけていることはありますか?

何を求めて歯科医院を受診されているのか、目の前の患者さんの本音にしっかり耳を傾けることです。急な痛みで困っているのか、口の中全体のトラブルをしっかり治したいと思っているのか、その方のご希望に応じた最適な治療計画を立てて治療にあたるのが歯科医師の役割。患者さんご自身がどこまでの治療を望んでいるのか、さらに費用面、通院できる頻度、「痛みが苦手」「できるだけ歯を抜きたくない」といったさまざまなご希望を踏まえて、治療でめざすゴールのイメージを丁寧にすり合わせるプロセスを大切にしています。また口の中の状態や治療内容について説明する際には、言葉だけでなく視覚的にわかりやすく伝えることを意識しています。ユニットの正面にあるモニター画面にCT画像や口腔内写真などを映し出して患者さんと見ながら解説しています。ご自身の現状を正しく知っていただくことが治療の出発点ですね。

こちらではマウスピース型装置を用いた矯正を数多く手がけられていますね。

永塚啓太郎院長 海岸歯科室CHIBA STATION4

矯正というと、一般的には歯並びの見た目を整えることを目的とした治療というイメージがいまだに根強いかもしれませんが、当院では噛み合わせを正して健康的な口腔環境を長持ちさせるという意味合いで、マウスピース型装置を使った矯正を組み合わせた歯科診療計画を立てさせていただいています。実際これまでの私の治療経験の中でも、不正咬合が原因で歯を失っている人が多いと感じますし、それに対して欠損部分を補うだけの治療を行ったところで、またすぐ別の歯が悪くなってしまうといったトラブルに何度となく直面してきました。1本の歯を失ったことをきっかけに再治療を繰り返すといった「負の連鎖」を食い止めるためにも、矯正が大きな役割を持っていることを、より多くの方に知っていただきたいですね。

適切な診断のもと、多彩なインプラント治療を実践

インプラント治療を希望して来院される患者さんも多いそうですね。

永塚啓太郎院長 海岸歯科室CHIBA STATION5

当院のインプラント治療では、歯科用CTによる3次元の画像データをもとに、神経や血管の走行位置や骨量など顎全体の内部構造を詳細に把握し、診断とシミュレーションを入念に行って治療を進めます。術前の状態によって個人差はありますが、早ければ治療開始から3ヵ月ほどで人工歯が入り、天然歯に近い噛み心地をめざせるようになります。条件がそろえば、抜歯と同時にインプラントを入れる「抜歯即時埋入」にも対応していますし、骨が少ない場合には骨造成、場合によっては人工骨なども用いています。インプラント治療は難しいと言われた経験がある方も、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。

系列医院による相互連携体制も整っていると伺いました。

稲毛海岸の「海岸歯科室」本院のほか、千葉市内に系列歯科医院が複数ありますので、当院では治療が難しい場合は本院をご紹介したり、逆に系列院から当院にインプラントや親知らずの抜歯、マウスピース型装置を使った矯正のために送られてくる患者さんもいらっしゃいます。また系列歯科から小児専門の歯科医師が月に1回ここに来て診療していますので、お子さんの歯に関する専門的なご相談にも対応可能です。専門や得意分野を持ったスタッフがそろっていますので、些細なことでも遠慮なく相談していただきたいですね。

最後になりますが、読者に向けて一言メッセージをお願いします。

永塚啓太郎院長 海岸歯科室CHIBA STATION6

80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという「8020運動」が久しく言われてきましたが、当院はそのさらに上の「8026」、つまり80歳になっても26本以上自分の歯を保つことをめざして、診療にあたっています。そのために長い目で見て安定した口腔環境を作り上げていけるよう、不正咬合の改善などを含めた最善の治療を模索し続けています。今後も患者さんのさまざまなお悩みを解決していけるよう、先端の治療や技術の習得に努め、研鑽する気持ちを大切にしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万円~、骨造成(人工骨埋入含む)/5万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/40万円~75万円、ホワイトニング/1万6500円~

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