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山本 大也 院長の独自取材記事

ニコおとなこども歯科

(さいたま市南区/南浦和駅)

最終更新日:2022/05/31

山本大也院長 ニコおとなこども歯科 main

南浦和駅東口を出てすぐの場所にある「ニコおとなこども歯科」。大型キッズルームを造り、子どもと一緒に通える歯科医院をめざして2021年11月にオープンした。道路に面した大きなガラス窓からは、天井から吊るされた大きなシャンデリアや人気キャラクターのぬいぐるみなどキッズルームの様子が見え、一際目を引く。院長を務めるのは、さまざまなクリニックで勤務医として研鑽を積んだ山本大也先生。「歯科医院が苦手なお子さんも楽しく通えるように、子ども部屋のようなキッズルームを準備しました。まずは歯科医院に慣れることから始めましょう」と話す山本院長に、治療方針やクリニックの特徴について詳しく語ってもらった。

(取材日2022年4月22日)

子どもと保護者が一緒に通えるクリニック

開業することになった経緯と南浦和を選んだ理由を教えてください。

山本大也院長 ニコおとなこども歯科1

2021年10月まで勤務していた「ニコデンタルクリニック」の西野勝理事長からお話をいただいて、分院として開業することになりました。西野理事長が吟味してくださった結果、駅からも近く、電車でのアクセスの良い南浦和を新天地に選びました。西野理事長とは5〜6年ほど前からのお付き合いになるのですが、実はニコデンタルクリニックで働き始めてから1年くらいしかたっていなかったのです。それでも分院の院長を任せていただき、自分の仕事が信用してもらえたのかなとうれしかったですね。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

外からキッズルームが見えるようになっているので、大人の方はもしかしたら入りにくいかなと心配していたのですが、大人の方もたくさん来てくださっています。年齢層でいうと、30〜50代の方が多いですね。男女比は若干女性のほうが多いかなという印象です。お子さんを連れて、家族で来られる方も多いですね。駅から近いので通いやすさもあると思います。

キッズルームがとても目を引きますね。

山本大也院長 ニコおとなこども歯科2

お子さんの多くは歯科医院に対して、「怖い」「痛い」というイメージを持っていると思います。そのイメージをくつがえせるよう、おもちゃをたくさん置いて、子ども部屋を連想させるようなキッズルームにしました。お子さんが喜びそうなシャンデリアなんかもあるんですよ。また保護者の方が治療を受けている間は保育士がお子さんを見ていますので、安心して治療を受けていただけます。

キッズルームを利用されたお子さんやその親御さんの反応はいかがですか?

キッズルームで緊張がほぐれるのか、今まで歯科医院を嫌がっていたお子さんも通えるようになったというお声をいただいています。治療優先で、押さえつけて治療する歯科医院もあるようですが、それが嫌な記憶になって通えなくなってしまうお子さんもいるので、当院ではスタッフを含めそのような方法は望んでいません。当院では、まずは歯科医院に行ってみよう、その次は椅子に座ってみようといった感じで段階を踏むことを大事にしています。押さえつけてでも治療してほしいという親御さんも中にはいらっしゃるのですが、当院の治療方針をご説明して納得していただいてから進めていきます。治療の導入としてキッズスペースを大いに活用していただきたいですね。

患者の喜びが直接やりがいにつながる

先生はなぜ歯科医師をめざされたのでしょうか?

山本大也院長 ニコおとなこども歯科3

歯科医師になろうと考え始めたのは高校生の頃でした。人と接する仕事がいいなという思いがあったので、歯科医師が向いているのではないかなと思ったんです。今思えば、歯科医師というのは年齢を重ねても続けようと思えば続けられる職業なので、そういった点も良いなと思います。家族も歯科医師になることを応援してくれました。子どもの頃はどちらかというと人見知りの性格だったのですが、大学時代に4年間所属したヨット部で人との付き合い方を学びました。さまざまな年齢の人と接する機会が多かったので、この時の経験が今の仕事に生きているなと感じます。

やりがいを感じるのはどのようなときですか?

歯科医師は仕事の成果がわかりやすく、患者さんもどこを治療したのか目で見てわかります。患者さんのニーズがただ治療をするだけなら、どの歯科医院へ行ってもそのニーズに応えることはできるでしょう。私はもともと人と接する仕事をしたいという気持ちがあり歯科医師を志したので、患者さんとコミュニケーションを取り、治療の仕方やどのような治療がベストなのかを検討しながら治療を進めます。その結果患者さんが喜んでくれている姿を見ると、それが直接私のやりがいにつながります。

勤務医時代の思い出深いエピソードがあれば教えてください。

山本大也院長 ニコおとなこども歯科4

大学卒業後はいくつかのクリニックで勤務医を経験してきたのですが、千葉で勤務医をしていた時に、以前別の歯科医院で診ていた患者さんが千葉まで来てくださったことがありました。歯科医師冥利に尽きるなと思いましたね。

患者の未来を見据え、予防歯科の意識を高めていきたい

診療の際に心がけていることを教えてください。

山本大也院長 ニコおとなこども歯科5

これまで歯科医院に来ることが負担にならないように快適な治療を心がけてきましたので、当院でも口の中を治療する時には事前に患者さんにお声がけしたり、麻酔をする際は表面麻酔をした上で注射をしたり、少しでも痛みや負担を軽減できるよう心がけていきます。痛みや恐怖を感じるとどうしても歯科医院から足が遠のいてしまうと思うので、そうならないように、お子さんはもちろん大人の方に対してもできる限りの配慮を心がけたいと思います。

今後力を入れていきたいことについて教えてください。

予防歯科に力を入れていきたいですね。具体的には定期検診やブラッシング指導の重要性を伝えていきたいです。定期検診を忘れてしまう方もいるので、予約の取り方などを工夫して、受診しやすいシステムを工夫していく必要があると感じています。歯科医院というのはどうしても痛いときに来て、痛みがなくなると足が遠のいてしまう方が多いなと感じています。痛みがなくても定期的に通っていただけるように力を入れていきたいですね。そのためにも患者さんとしっかりコミュニケーションを取って、信頼関係を構築していきたいなと思っています。それから、当院ではマタニティー歯科も行っています。妊婦さんを対象とした予防歯科のほか、妊娠中にはどういった治療が可能かなど、歯科衛生士がお話しさせていただきますので、妊婦さんにもぜひいらしていただきたいですね。

今後の展望を教えてください。

山本大也院長 ニコおとなこども歯科6

先ほどの受診しやすいシステムの話になりますが、私が以前勤務していたクリニックでは、予約日の前日に受付のスタッフが患者さんにお電話をして、予約の確認を行っていました。最近ではスマートフォンのアプリを使った通知や、従来のはがきでお知らせする方法もあると思うのですが、やはり直接患者さんにお伝えするのが受診につながりやすいんですよね。定期検診の予約を取る際も、「前日にこちらからお電話します」とお伝えすると予約を取ってくださっていました。電話が来るなら安心だと思われるのかもしれませんね。当院でも基盤がしっかりと整ってきたら、徐々にそういった工夫を取り入れていく予定です。また、いずれはウェブ問診を導入したいと考えています。事前に準備していただくことで、クリニックでの待ち時間が短縮できますし、お子さんをお連れの方の負担軽減にもつながるのではないかなと思います。

読者へのメッセージをお願いいたします。

当院は「ニコおとなこども歯科」です。院名のとおり大人の方もお子さんも怖がらずに楽しみながら歯の管理ができるようにしていきたいです。なるべく痛みを感じさせない治療を提供するのはもちろんのこと、スタッフ一同通院しやすい雰囲気づくりをめざしています。初めての方もリラックスして来院していただきたいですね。楽しい場所だとまた行きたいと思ってもらえるでしょうし、それが結果として予防につながると考えています。お子さんは1階、大人の方は2階とエリアを分けているので、大人の方にも落ち着いて診察を受けていただける環境を整えています。また当院は、祝日以外は診療を行います。平日はお仕事でお子さんを歯科医院へ連れて行けない方や、お仕事で平日の診療時間には間に合わない方などはぜひ当院へお越しください。スタッフがSNSで院内の写真を紹介してくれているので、ご覧になってみてください。

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