全国のドクター9,336人の想いを取材
クリニック・病院 158,521件の情報を掲載(2024年5月19日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 茅ヶ崎市
  4. 茅ケ崎駅
  5. 小松田歯科クリニック
  6. 小松田 完悟 院長

小松田 完悟 院長の独自取材記事

小松田歯科クリニック

(茅ヶ崎市/茅ケ崎駅)

最終更新日:2024/03/22

小松田完悟院長 小松田歯科クリニック main

辻堂駅からバスに乗り、室田小学校入口バス停より徒歩で約4分の場所にある、「小松田歯科クリニック」。広い駐車場を備える、保険診療を中心とした歯科クリニックだ。院長の小松田完悟先生は、内科の医師である父の影響を受けて歯科医師の道へ。父のクリニックがこの地に移転するのを機に、2020年に同じ建物内に開業した。歯のクリーニングのついでに内科も受診するなど、両方のクリニックを利用する患者も多いという。小松田院長が日々の診療で大切にしているのは、患者に口の中についてよく知ってもらうこと。モニターを使って丁寧に口の中の画像を見せながら、現状を把握してもらうことで、治療や予防の必要性を理解してもらえるよう努めている。取材では小松田院長に、同クリニックの特徴や診療方針などについて話を聞いた。

(取材日2024年2月22日)

自分の歯を長く保つために、定期的に歯科医院の受診を

歯科医師になったきっかけについて教えてください。

小松田完悟院長 小松田歯科クリニック1

父が内科の医師として開業していたので、子どもの頃から父のクリニックによく出入りをしていたんです。そのため、医療の世界は自分にとって身近な存在で、将来自分も医療関係の道に進みたいと、自然と考えるようになりました。当院を開業したのも、父からの誘いがきっかけです。父の内科クリニックが移転することになり、一緒にやらないかと声をかけられたんです。当時は一般の歯科医院に勤務していましたが、特に自分で開業しようと考えていたわけではありませんでした。ただ、これまでに積み重ねてきた幅広い経験を生かす良い機会でもあると思い、2020年に父のクリニックと同じ建物内に開業しました。

お父さまの内科クリニックが同じ建物内にあるんですね。

そうなんです。1階が内科クリニック、2階が当院になります。両方に通われている患者さんも多いようです。例えば1階で内科の治療を受けて、その後に当院で歯のクリーニングをするというように、同じ日に済ませることができるので、便利にご利用いただけているのではないでしょうか。内科クリニックの診療時間を考慮して当院を予約なさる方もいらっしゃるようです。

患者さんは、どのような方が多くいらっしゃるのでしょうか。

小松田完悟院長 小松田歯科クリニック2

小さなお子さんから高齢の方まで、幅広い年代の患者さんに来ていただいています。開業当初は、入れ歯の治療でいらっしゃる方が多かったのですが、最近は、新しく予防目的で来ていただく方も増えてきました。皆さんにお伝えしたいのは、予防のために定期的に歯科医院に通っていると、そうでない場合と比べて、将来的に大きな違いが出てくるということです。一般的に、症状が進行してから受診すると、治療が大がかりになり痛みを伴う処置をしなくてはならなかったり、一度で終わらず複数回の治療が必要になったりする場合があります。また、自分の歯を失った場合は、義歯などで補わざるを得ないことも。しかし長期的に見ると、そうした物にはどこかに不具合が出てくることが少なくありません。ですから、できるだけ自分の歯を長く保つために、悪くなる前に定期的に歯科医院に行って診てもらうことが大切です。

一人ひとりに時間をかけ、画像を見せながら丁寧に説明

治療の特徴や、診療で心がけていることについて教えてください。

小松田完悟院長 小松田歯科クリニック3

当院では治療の際、患者さんに1回ごとに、お口の中の様子を画像で見せながらご説明するようにしています。「百聞は一見に如かず」と言いますが、改めて自分で悪くなっている部分を目で見ると、例えば虫歯で削らざるを得ない場合でも、患者さんご自身が必要性を理解し、納得して治療を受けていただくことにつながるでしょう。また、自分ではしっかり磨けているつもりの方でも、口腔内の汚れや歯石を実際に目にすることで、予防の必要性を改めて感じることができるのではないでしょうか。そうした方は、虫歯治療が終わった後も定期的に予防で通ってくださると思うんです。当クリニックでは、そうした一連の説明にしっかりと時間をかけるために、診療時間を長めに確保していることも特徴の一つだと思います。

時間をかけて、お一人お一人とゆっくり向き合う診療をなさっているんですね。

そうですね。当院は歯科医師が私のみで、スタッフも歯科衛生士が1人だけなので、メンテナンスにいらっしゃる場合を除いて、同じ時間帯に治療しているのが自分1人というケースが多いんです。意図したわけではないのですが、隣で他に治療を受けている人がいないため、気兼ねなく過ごすことができるというのも患者さんにとってはメリットだと思います。特に、小さいお子さん連れの親御さんは、子どもが泣いたり騒いだりしても周囲の目を気にする必要がないため、安心してお越しいただけるのではないでしょうか。

お子さんの治療に関して、何か意識していることはありますか?

小松田完悟院長 小松田歯科クリニック4

特に気をつけているのは、無理やり押さえつけて治療をしないことです。切削をしていて危ない場合などはやむを得ず押さえる場合もあると思いますが、治療が嫌で暴れてしまうお子さんの場合は、無理に治療せず、次の約束をしてその日はおしまいということもあり得ます。そのようなお子さんの場合は、まずは何秒間やってみようと声をかけたり、機械の先端部分を外して回して見せたりして、ちょっとずつ慣れていけるように工夫をしています。まだ会って間もない大人が無理やり押さえて治療をしてしまうと、その恐怖がお子さんの記憶に残り、その後ずっと治療を受けられなくなってしまうといったこともあるんです。ですので最初は特に、本人が嫌がることを絶対にせず、ちょっとずつ慣れてもらうことを大切にしています。そんな治療の励みになるようカプセルトイなどのご褒美も用意しています。

かかりにつけの歯科医院を見つけることが鍵

先生のリフレッシュ方法についてもお伺いさせてください。何か趣味などはありますか?

小松田完悟院長 小松田歯科クリニック5

趣味はドライブです。車が好きで、休みの日はよく運転をして近くの友人宅に遊びに行ったり、高速道路を走って遠出を楽しんだりしています。普段の仕事では、細かい所をじっと凝視するような作業が多いので、広い道でゆったりと遠くの景色を眺めながら運転するのがいい気分転換になるんです。それから、運転するという行為自体が好きなので、ハンドルを握ってドライブすることそのものが楽しく、リフレッシュになりますね。

お仕事のやりがいを感じるのはどのようなときでしょうか。

やはり、歯の痛みや不具合でつらい思いをしている患者さんが、治療で良くなってうれしそうにしている姿を見れたら、やって良かったなと感じます。例えば、他院で総入れ歯を作ったものの、合わずに噛めなくなってしまったという患者さんがいらっしゃった場合、当院では患者さんのお話を聞き、相談しながら作り直させていただくこともできます。そして患者さんに喜んでいただける治療ができたら、歯科医師としてのやりがいを感じますね。

最後に、地域の方や患者さんに向けたメッセージをお願いいたします。

小松田完悟院長 小松田歯科クリニック6

健康診断で自分の体の状態を詳しく調べるように、歯科医院を定期的に受診し、歯科医師に診てもらってご自身の口の中の状態をよく知るということが大切です。そうすれば、痛くなって大がかりな治療が必要になる前に対処ができますし、健康な歯を長い間保つことにもつながります。ぜひ、かかりつけの歯科医院を見つけていただき、自分の口の様子をよく知ってほしいなと思っています。どこも痛くないけれど、歯科医院にしばらく行っていないという方もいらっしゃると思います。そのような方も、歯のクリーニングなどで、気軽に立ち寄っていただけるとうれしいですね。

Access