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心と身体に負担の少ない手術を
鼠径ヘルニアの日帰り手術

新宿外科クリニック

(新宿区/新宿駅)

最終更新日:2023/10/13

新宿外科クリニック 心と身体に負担の少ない手術を 鼠径ヘルニアの日帰り手術 新宿外科クリニック 心と身体に負担の少ない手術を 鼠径ヘルニアの日帰り手術
  • 保険診療

鼠径ヘルニアは痛みなどの自覚症状がないものの、放置すると症状が悪化し、緊急入院になることも。そのため早期の手術が望ましいが、手術に抵抗があったり、また仕事などで忙しく入院する時間がないという人も多いだろう。新宿駅から徒歩7分の「新宿外科クリニック」では、2007年の開業以来、鼠径ヘルニアの日帰り手術に特化して診療を行っている。同院を運営する医療法人社団オリビエ会理事長で、日帰り手術の経験も豊富な高島格(たかしま・いたる)先生に、鼠径ヘルニアと同院で行う手術について話を聞いた。

(取材日2023年9月26日)

「鼠径部小切開手術」と「内視鏡手術」の2種類の手術法を採用。患者の状態を見て適応を判断

Q鼠径ヘルニアとはどのような病気でしょうか?
A
新宿外科クリニック 鼠径ヘルニアの日帰り手術を得意とする高島院長

▲鼠径ヘルニアの日帰り手術を得意とする高島院長

鼠径ヘルニアは、鼠径部の筋膜の緩みで腸が脱出してしまって、鼠径部に膨らみが現れる病気です。鼠径部というのは下腹部と太ももの付け根辺りのことをいいます。痛みがないことが多く、入浴時などに体を見て膨らみに気づいたという方が多いですね。放置すると腸が出て戻らなくなる嵌頓(かんとん)という状態になり、腸の壊死につながるので注意が必要です。発症する人の8割程度は男性といわれていますが、当院では女性の患者さんも多く受診されています。また、大人の鼠径ヘルニアは自然に治ることはありませんので、治療には手術が必要です。当院では、高校生〜90代の方までの幅広い年齢層の方が手術を受けられています。

Qこちらのクリニックではどのような手術を行っていますか?
A
新宿外科クリニック 痛みの少ない日帰り手術をめざしている

▲痛みの少ない日帰り手術をめざしている

筋膜の緩んだ部分にメッシュと呼ばれる合成繊維を当て、腸が出ないよう補強します。当院での手術法は鼠径部小切開手術と内視鏡手術の2通りです。鼠径部小切開手術は、従来行われてきた鼠径部切開法の手術創をより小さくしたものです。当院では平均3〜4cm前後の最低限の切開で行うよう努めています。内視鏡手術は、おへそに1〜2cmほど切開をして、そこから内視鏡と鉗子を入れて行います。鼠径部小切開手術よりもさらに手術創が小さくできるので、より術後の痛みを軽減できると期待できます。それぞれの術式に優れた点があり、患者さんの適応をみて判断します。また、静脈麻酔と局所麻酔等を組み合わせた負担の少ない全身麻酔を行います。

Q手術にかかる時間や支払いについて教えてください。
A
新宿外科クリニック 患者の生活背景なども聞きながらどのように手術を行うかを話す

▲患者の生活背景なども聞きながらどのように手術を行うかを話す

実際の手術時間は、30分~1時間程度です。全身麻酔を行いますので、術後は10分~20分ほど休んでいただきます。手術前後の診察も含め、ご来院からお会計までで平均して2時間ほどです。当院は保険診療ですので、いずれの手術も健康保険適用です。高額療養費の適用になる場合もありますので、ご不明な点はお気軽にご質問ください。当院では現金払いのほか、クレジットカードや電子マネー等のキャッシュレス決済にも対応しています。

Q手術後の注意点はありますか?
A
新宿外科クリニック 専門用語を使わず、わかりやすい表現で説明するよう心がけている

▲専門用語を使わず、わかりやすい表現で説明するよう心がけている

シャワー浴であれば手術当日から可能ですし、食事も手術直後から可能です。手術創には防水テープが貼ってあり、手術後1週間目再診時にこちらで剥がしますので、ご自宅での創のケアも不要です。また抜糸もありません。運動などは2週間は控えていただきますが、痛みが引いてきたらお仕事への復帰も可能です。デスクワークの方だと術後2日程度はお休みをとってご自宅でゆっくり過ごされている方が多いようです。普段どおりの生活を送りながら、その中で手術後の回復に努めていただければと思います。

Qこちらのクリニックで手術を受けるメリットを教えてください。
A
新宿外科クリニック 鼠径ヘルニアの手術で使用する合成繊維の見本

▲鼠径ヘルニアの手術で使用する合成繊維の見本

当院では術後の回復には患者さんの気持ちが重要になると考えています。怖いな、嫌だなと暗い気持ちにならないよう、温かく朗らかな雰囲気で接するようにスタッフ一同心がけています。日帰り手術は、当日帰宅できるので何日も休む必要がなく、お仕事が忙しい方や家を空けられない方などにお勧めです。入院というのは患者さんにとって不安や負担が大きいもの。来院される患者さんはそれほど大きな病気や手術を経験していないような元気な方が多いんですが、入院となると多少なり気が滅入ってしまうのではないでしょうか。日帰り手術で早く日常生活に戻り、体を動かして慣らしたほうが身体的にも心理的にも、早い回復が見込めると考えています。

ドクターからのメッセージ

高島 格理事長

鼠径ヘルニアや下肢静脈瘤は一般的には良性疾患と言われる病気ですが、患者さんにとって、手術はやはり怖く、少しでも先延ばしにしたいと考える方は多いかもしれません。また、手術への恐怖感はなくともお仕事などで時間が取れず、なかなか受診できないという方もいると思います。当院では長年日帰り手術を行っているので、患者さんの不安をできるだけ軽減し、かつスムーズに手術を行えるように心がけています。進行する病気ですので、悪化してから手術をするよりも早めに手術をしたほうが良い結果が見込めます。『より良く』『より楽に』治すためにも早めの受診は大切です。少しでも症状にお悩みのようでしたら当院にご相談ください。

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