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松成 淳一 院長の独自取材記事

新宿西口歯科医院

(新宿区/都庁前駅)

最終更新日:2023/12/06

松成淳一院長  新宿西口歯科医院 main

西新宿の高層ビル街の中でありながら、診察スペースにある大きな窓からは豊かな緑が望め、四季の移ろいも感じられる「新宿西口歯科医院」。診察スペースは半個室で解放感とプライバシーを両立させた空間となっている。診療では、新しくバージョンアップした歯科用CTのほかマイクロスコープを駆使し、虫歯や歯石除去などの保険診療から、インプラント治療などの自費診療まで幅広くカバー。勤務する歯科医師、歯科衛生士、スタッフは頻繁に勉強会や外部のセミナーに参加するなど常にレベルアップを図り、松成淳一院長を中心に日本一の歯科医療を提供すべく努力を続けている。穏やかな語り口で優しい笑顔が印象的な松成院長に、間もなく開業20周年を迎えるクリニックの現在の診療について話を聞いた。

(取材日2021年7月2日)

先進の機器やシステムをそろえ、患者の期待に応える

どんな患者さんが来院していますか? また、開業時との変化を感じることはありますか?

松成淳一院長  新宿西口歯科医院1

近隣にお勤めの方々からご家族、ありがたいことに遠方からおみえになる患者さんもいらっしゃいます。当院を受診された患者さんからのクチコミでおみえになる方も多いのですが、あまりにも遠くの方はなるべく地元のクリニックに通っていただけるよう他院をご紹介することもあります。何か不具合があったときの対応など、遠くから通っていただくのは申し訳ないと思うからです。変化については、誰もがインターネットでさまざまな情報を検索できる時代になり、事前に下調べをして来院される患者さんが増えたことです。また、昨今の感染症の流行で、衛生管理について気にされる方も多いですね。当院では以前から滅菌や衛生管理を徹底していますが、これからも患者さんの期待にしっかりお応えできるように、安心して受診できる環境づくりに努めていきたいと思っています。

クリニックの診療スタンスについて教えてください。

当院は、虫歯や歯周病、インプラント治療など保険治療から自費診療まで幅広い治療に対応していますが、どんな治療であれ自分の持てる力を最大限に発揮し、その時できる一番の治療をするよう心がけています。歯科医師、歯科衛生士はじめ、スタッフ全員がその意識で取り組んでいこうと日頃から話しています。また、院長として医療設備や医療機器など環境づくりに努めつつ、優秀な歯科医師の育成にも力を入れています。若手のスタッフが各専門分野のセミナーや勉強会に積極的に参加しているのもその一環です。各自学んできたことを皆で共有すれば、クリニック全体のレベルアップにもつながるはずです。私はこのクリニックを若手歯科医師やスタッフたちに「ここで働けば勉強になる」と感じてもらえる場にしたいと思っています。意識が高いスタッフが増えるほど、患者さんのためになると考えています。

診察の際に配慮されていることは?

松成淳一院長  新宿西口歯科医院2

説明と治療のバランスを意識しています。忙しい方が多い土地柄ですので説明が長すぎるのも問題でしょうし、流れ作業のような機械的な治療になるのはもってのほか。なぜ虫歯になったのかを論理的に説明し、治療や予防へのモチベーションを維持していただきながら、時間配分が適切であるよう気をつけています。あと、クリニックの院長としてスタッフたちが楽しく気持ち良く働ける場をつくることも意識しています。以前「お店のスタッフが楽しそうに仕事をしていると商品がよく売れる」という話を聞いたことがあります。歯科医院でもスタッフが気持ち良く仕事ができる環境が整っていれば、その楽しそうな雰囲気や意欲的な姿勢が自然と患者さんにも伝わるはずですし、患者さんたちも安心して自分の悩みを相談していただけるのではないでしょうか。

患者により良い治療を提供するための環境づくりを

今年、新しい機器を導入されたとお伺いしました。

松成淳一院長  新宿西口歯科医院3

この3月に新しい歯科用CTとレーザーを導入し、マイクロスコープも合計8台になりました。比較的早い時期から積極的に機器類を導入してきましたが、一つの歯科医院でこれだけの台数のマイクロスコープを幅広く活用しているところはそう多くないと思います。活用できる歯科医師がいなくてはなりませんしね。マイクロスコープは肉眼の8倍から最大24倍まで拡大することができるため、より精密な処置が可能で、精度にもとことんこだわることができます。マイクロスコープを用いる前は、歯が化膿している原因を特定するのは難しかったのですが、マイクロスコープの使用でかなり治療時間の短縮が図れます。このほか、マイクロスコープは歯と歯茎の間に隠れている歯石の除去にも有用です。当院では歯科衛生士が歯石除去を行う時にも使用し、治療だけでなく予防ケアにも役立てています。

インプラント治療にも力を入れておられますね。

私自身、20年近く安全性と正確性を追究しながらインプラント治療に携わってきましたが、この3月に導入した新システムに、これまでにない手応えを感じています。詳細なデータをもとにした先進の3Dナビゲーションシステムで、実際のお口の中を確認しながら微調整できるので、一つ一つの治療の精度が向上し、当院全体のインプラント治療のレベルがより高いレベルで平均化できるようになったと実感しています。さらに今回併せて導入した口腔内スキャナーは、お口の中の様子を3Dデータ化し、誤差の少ない精密な型採りによって、よりフィット感のある技工物を作製するというもの。口の中に直接印象材を入れないので、嘔吐反射の強い患者さんでもスムーズに型採りができるようになります。

こちらのクリニックでは、症例や治療法について常に皆で検討しているそうですね。

松成淳一院長  新宿西口歯科医院4

たくさんのスタッフが在籍している当院では、どんな治療でも私を含め複数の歯科医師が何度も症例と治療方法を検討し確認しながら診療を進めていきます。ダブルチェック、トリプルチェックが当たり前の体制です。インプラント治療の実績が多いと、適用範囲も広いのでは、と思われるかもしれませんが、私たちはインプラント治療は最終手段だと考えています。その前段階として、本当に抜歯する必要があるのかどうか詳細に検討します。その上でインプラント治療がどういうものであるか、メリットやデメリットをきちんとご説明して、患者さんが納得されてから治療を開始するようにしています。

相談だけでも気軽に受診を

そもそも、先生が歯科医師をめざしたきっかけは何ですか?

松成淳一院長  新宿西口歯科医院5

子どもの頃から工作が趣味で物作りに興味があり、車や工業製品のデザイナーになりたかったんです。家族や親戚に歯科医師や医師はおりませんので、当初医療業界にはまったく目が向いていませんでした。しかしある時幼なじみが歯科大学に通っていて、初めて歯科医師という職業に興味を持ちました。いろいろと話を聞くうちに手先が器用であることを生かせる仕事として歯科医師を志すようになりました。

休日はどのように過ごされていますか?

小さい子どもがいますので子どもの相手ですね。あとは合唱団に入っていますのでその練習です。通常は週1回ですが、発表会が近くなるとリハーサルなどで練習日程が増えます。友人の歯科医師に誘われたのがきっかけで、人生を彩る趣味を持ちたいなと思っていたので参加しました。それとクリニックでは私が最年長ですから、もっと人生の先輩方とふれあい、自分を成長させることができれば、との思いもありました。合唱団にはさまざまな分野で社会的に活躍しておられる方も多く楽しいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

松成淳一院長  新宿西口歯科医院6

来院されるときに、相談だけではなく治療もしなければいけない、と考えておられる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。相談に来ていただきお口の中をチェックすれば、悪い点だけでなく良い点を発見できることもあります。以前、普段とてもご多忙な方が、歯が1本抜けたために重要な予定すべてをキャンセルして当院にいらっしゃったことがありました。それだけ歯は大切なものですし、それを守る歯科医師は社会的に重要な役割を担っているのかな、と35歳を過ぎて感じるようになりました。歯科治療はいうなれば毎日の細かい作業の繰り返しです。それでも、一人ひとりに社会的役割があり、その責任を全うしていきたいと考えています。当院では総勢50人以上のスタッフが全力で患者さんの歯の健康を守るために取り組んでいます。何かお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/49万5000円

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