審美歯科で歯の健康への意識を高め
虫歯も歯周病もしっかり予防を
新宿野村ビル歯科クリニック
(新宿区/新宿駅)
最終更新日:2024/04/15
- 保険診療
- 自由診療
審美歯科は美容に興味がある人だけのものと誤解されることも多い。しかし、実は、審美歯科は噛み合わせなどの機能面を正常化することも目的としていて、決して歯や口元の見た目をきれいにするためだけのものではない。「審美歯科を通じてメンテナンスへの意識も高まり、結果的に虫歯や歯周病を予防することにもつながります」と「新宿野村ビル歯科クリニック」の廣戸光樹(ひろと・みつき)院長は力を込める。とはいえ、コスト面なども気になるところだ。審美歯科にも保険適用されるのか、具体的にはどのようなことを行うのかなど、詳しく教えてもらった。
(取材日2024年4月1日)
目次
歯や口元の見た目に配慮し、機能を整えるための審美歯科はメンテナンスへの意識を高める入口
- Q審美歯科ではどのような診療を受けられますか。
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A
審美歯科と聞くとセラミックやジルコニアなどを使用した自由診療による詰め物・かぶせ物をイメージする人も多いかもしれません。しかし、実は保険診療でもコンポジットレジンという白い素材を用いた治療が可能です。かつて保険診療は金属が主流だったので、その頃の銀歯が気になっているならば、変えてみるのも一つの方法です。前歯はもちろん奥歯などの目立たない場所でも歯が白くなることで「歯をきれいに保ちたい」と意識が変わる患者さんは少なくないと思います。審美歯科とは単に口元を美しくするためだけのものではなく、患者さんの「意識を高めるためのもの」でもあると思っています。
- Q審美歯科でインプラント治療を取り入れることもありますか。
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A
欠歯がある場合はインプラント治療を行うことも考えられます。インプラント治療は自分の歯とほぼ変わらない見た目・機能を保つことが望め、ものもよく噛めるなどさまざまなメリットが期待できます。ただし、天然の歯ならば、歯の根の周りに歯根膜がありますが、歯を失うと、その歯根膜も失ってしまいます。歯根膜に流れる血液には、細菌から組織を守る役割があるため、インプラント治療後はより一層ブラッシングやクリーニングに力を入れ、虫歯や歯周病を予防する必要があります。インプラント治療で欠損した歯を補えたらおしまいではなく、そこからがスタートで、いかに長持ちさせるためにメンテナンスをしていくかが重要です。
- Q審美歯科について相談だけでもできますか。
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A
例えば、当院では審美歯科に関する相談だけならば無料で承っています。その他、クリーニングをしながらお話しすることもできますので、予約の際に一言おっしゃっていただければと思います。せっかく、歯科医院に足を運んで時間を費やすならば、審美歯科の導入とも言えるクリーニングも体験してみてはいかがでしょうか。やはり、専用の器具を用いて歯と歯茎の隙間の汚れを取り除くことをめざすクリーニングは、日々のブラッシングにはないスッキリ感も味わえるでしょうし、これまで経験がない方も一度試していただければと思います。
- Q貴院が審美歯科で大事にしていることを教えてください。
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A
患者さんが何を気にしているのかを第一にすることを大切にしています。歯科医師の視点とはずれている場合も往々にしてあり得ますが、患者さんの希望を聞くことなく治療を始めることはありません。また、患者さんのライフスタイルを配慮するのも大事にしています。仕事が忙しくてなかなか通えない患者さんには、まずは気になる部分だけを治し、通院時間が取れるようになったら、すべての治療すべき場所をゆっくり治すというようなプランを提案することも可能です。さらに、見た目だけではなく噛み合わせをしっかり整えることも重視していますね。
- Q審美歯科は噛み合わせも大事なのですね。
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A
例えば、かぶせ物を変えると噛み合わせがずれることもあるので、しっかりと調整していく必要があります。ただ、最初は違和感があっても一週間程度でその違和感が消えていく場合もあるので注意しなければいけません。患者さんが「削ってほしい」と訴えたからといってすぐに削っては、後々噛みにくくなってしまうこともあります。また、たとえどんなに素晴らしい噛み合わせが実現できても、すぐに補綴物が取れてしまうのでは意味がありません。素材によって歯との密着度がかなり異なるので、患者さんにもご理解いただけるよう説明していけたらと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/41万円~