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二宮 豪 院長、二宮 記代子 副院長の独自取材記事

にのみやクリニック内科外科

(四日市市/伊勢松本駅)

最終更新日:2021/10/12

二宮豪院長、二宮記代子副院長 にのみやクリニック内科外科 main

近鉄四日市駅から車で10分ほど、日永八郷線沿いにある「にのみやクリニック内科外科」。二宮豪院長は外科が専門の医師、妻の二宮記代子副院長は内科が専門で、子育て中の現役ママとしても奮闘中。2019年10月に開院した同院の外観はモダンかつ木のぬくもりが感じられるデザインで、院内はすべてバリアフリー。院長、副院長ともに穏やかで優しい雰囲気で、「まずは患者さんの話をしっかり伺うことをいつも心がけています」と息もぴったりに話す。そんな同院の特徴は日帰り手術などの外科領域を担当する院長を中心に、内科担当の副院長、小児科は院長の父が担当するなど、広く診療できることだ。「地域の皆さんに頼られるクリニックをめざしたい」と笑顔で語る2人に地域医療にかける思いなどを聞いた。

(取材日2019年11月11日)

幅広い年齢層や疾患に対応したクリニック

開業されたばかりですが、開業までの経緯をお話しいただけますか。

二宮豪院長、二宮記代子副院長 にのみやクリニック内科外科1

【二宮院長】私も妻もいずれは開業を、という思いがありました。私自身は外科が専門ですので手術を主に行う診療科目ですが、その中でも良性疾患においては日帰り手術という分野があります。開業してその分野に関してもやってみたいと興味を持ったのが直接のきっかけですね。私は勤務医時代ずっと名古屋市をはじめ愛知県内にいましたが、もともとは四日市市の出身です。40歳になったのを機に故郷で地域貢献ができればとの思いで一念発起、こちらで開業することになりました。準備には2年ほどかけ、道路に面して交通量も多いこの土地を偶然自分で見つけました。患者さんにとっても通いやすい場所かなと思い、こちらでの開業を決意しました。

この地域の特徴も踏まえて、どのような方々の来院を想定されていましたか。

【二宮院長】ここは市街化調整区域のため、あまり住宅が密集しない場所です。ですが少し離れた地域には住宅地も増えてきて、比較的新しい地域といえますね。飲食店もどんどん増えてきている印象です。開業時に想定した患者さんの層としてはファミリー層です。内科、外科の他に小児科、胃腸内科、呼吸器内科、肛門外科、乳腺外科を標榜していますので、老若男女問わず来ていただけるクリニックです。けがの人も風邪の人も、また各種検査もできますので、何かお困りであれば気軽に、ご家族皆さんで通院できるクリニックと認知していただけるとうれしいですね。実際、現在来られている患者さんたちの主訴や年齢層は幅広いです。

施設や機器についてのこだわりはありますか。

二宮豪院長、二宮記代子副院長 にのみやクリニック内科外科2

【記代子先生】内装については、待合室など木のぬくもりが感じられるような、心休まる雰囲気にこだわりました。また、私自身が子育て真っ最中ですので、小さなお子さんを抱えたお母さんたちも通いやすいようにとの想いで、ベビールームを設けました。ここでおむつ換えや授乳なども気兼ねなくしてもらいたいですね。また車いすで入れるように院内は土足可能なバリアフリーにしています。
【二宮院長】機器の導入についても2人で話し合いました。クリニックではまだ珍しいかもしれませんが当院では低線量のCTを導入しました。これは専門的な診断を早く正確に行うためには必要な機材ですね。また、患者さんの動線にも工夫しました。ここは回廊型になっていて診療から検査にスムーズに移動できるように、また患者さんのプライバシーが守られるような動線になっています。検査で使う2つのブースにはそれぞれトイレも用意しました。

日帰り手術にも対応した設備が整ったクリニック

医師をめざされたきっかけや専門を選んだ理由などについてお聞かせください。

二宮豪院長、二宮記代子副院長 にのみやクリニック内科外科3

【記代子先生】亡くなった祖母の話ですが、元気がないと長く入院していて、他にもやる気がないなど精神的な問題とされていたのが、実際に病名がわかった時にはもう遅かった、ということがありました。大好きな祖母でしたからすごく悔しくて、祖母のような人をつくらないというのが医師をめざしたきっかけの1つでした。また呼吸器内科に関心を持ったのは叔母が肺がんで亡くなってしまったことからです。そんな経験もあり、患者さんの病気を治療するとともに、その方がよりよく生きるためのサポートをしていけたらと思いこの道を選びました。
【二宮院長】私は家が医師の家系でしたので、ごく自然に自分も医師の道を選びました。外科を選んだのは、何よりも目の前の患者さんを手術で救いたいという気持ちが強かったからですね。細かい仕事も好きで体力にも自信があったので、自分に合うとも感じていました。

普段の診療で心がけていることはどんなことですか。

【記代子先生】患者さんの言葉を聞くこと、悩みや不安をしっかり話していただくことが一番だと思いますので、ゆっくり丁寧にお話しするよう心がけています。言葉の端々に隠れているものをくみ取れるよういつも気をつけています。
【二宮院長】私も、患者さんの話をよく聞いてニーズに応えるということを心がけています。患者さんの言葉に耳を傾け、適切な治療内容をしっかり説明し、納得してもらえる治療を提供していきたいですね。それを積み重ねていくことで地域に密着したかかりつけクリニックになっていきたいと考えています。

日帰り手術もできると伺いました。

二宮豪院長、二宮記代子副院長 にのみやクリニック内科外科4

【二宮院長】鼠径ヘルニアや痔の治療に関しては、多くの方は入院して手術を受けていると思いますが、当院では日帰り手術が可能です。その日のうちにご自宅にお帰りいただけますから入院費用はかからず、早い社会復帰が期待できるなどのメリットがあります。もちろん日帰り手術のための設備や対応ができるように整えていますし、これまでに多くの手術経験を積んでいます。また術後のリカバリールームもありますので、術後はお休みいただいてからお帰りいただけますよ。当院では何でも診るというジェネラルな診療と日帰り手術など専門的な治療も提供しているという2つの要素を持っていると自負しております。

地域のかかりつけ医院をめざして

お一人ではなく、複数で診療されているメリットはどのようなことだとお考えですか。

二宮豪院長、二宮記代子副院長 にのみやクリニック内科外科5

【二宮院長】お子さんからお年寄りまであらゆる世代の方々に受診していただけるということですね。私はこれまで総合病院などで消化器や乳腺など専門的な外科領域を担当してきましたので、当院でも幅広く、深く診ることができます。副院長は日本内科学会総合内科専門医として内科疾患について幅広く診てきた経験があります。また、以前は小牧市民病院の呼吸器内科に所属し、睡眠時無呼吸症候群などにも対応していました。父は日本小児科学会小児科専門医として診療に加わってくれていますので、幅広くかつ専門的な対応ができるクリニックという特徴があると思います。

今後の展望をお聞かせください。

【二宮院長】内視鏡検査機や被ばく量の少ないCT検査機など、検査機器も充実していますので、できる限りは当クリニックで一通りの検査、診断、日帰り手術も含めて治療ができるような体制を敷いています。スタッフには患者さんの立場に立った笑顔での対応をお願いしていて、皆さん本当によくやってくれてありがたいです。今後は困った時にはどんな症状でも気軽に受診してもらえるような、地域の皆さんに長く頼りにしていただけるかかりつけクリニックをめざしていきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

二宮豪院長、二宮記代子副院長 にのみやクリニック内科外科6

【二宮院長】私が専門とする乳腺は女性特有ですし、痔の疾患で悩んでおられる女性も多くいらっしゃいます。最初は受診しづらいかもしれませんが、まずは相談という形で来ていただければできる限りの対応を致します。困っていたらぜひ受診していただきたいですね。
【記代子先生】気になることがあれば一人で悩まずに、まず受診していただけたらと思います。例えば女性の方は、乳腺や痔といった院長の専門領域のご相談でも、初診は女医である私が診させていただくという対応もできますので、気軽な気持ちで来ていただけたらと思っています。ベビールームやキッズスペースもあり、スタッフはお子さんの対応にも慣れていますので、小さなお子さん連れの方も遠慮なくご来院ください。

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