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関根 裕明 院長の独自取材記事

かごはら駅前歯科クリニック

(熊谷市/籠原駅)

最終更新日:2021/10/12

関根裕明院長 かごはら駅前歯科クリニック main

籠原駅から徒歩1分。駅ロータリーに面している「かごはら駅前歯科クリニック」。ドアを開けると明るく広々としたキッズルームが目に入る。入り口から診療台まで車いすのまま入れるバリアフリー設計だ。院長の関根裕明先生は籠原で生まれ育ち、今は「町の歯医者さん」として近隣住民の歯の健康を守っている。歯のかぶせ物や入れ歯も含めて、治療は保険診療を中心に行われている。世代や生活習慣を踏まえた個々に合った治療計画を立て、いき過ぎた治療はしない方針だ。「通いやすいクリニックをめざしています」と話す関根先生に、クリニックに込めた思いや診療について話を聞いた。

(取材日2019年10月29日/情報更新日2021年5月21日)

通いやすく親しみやすいクリニックをめざして開業

先生は籠原のご出身と伺いました。

関根裕明院長 かごはら駅前歯科クリニック1

私が生まれ育ったのは、クリニックから歩いて数分の場所なんですよ。理系が得意で手先も器用でしたので、中学生の頃から歯科医師をめざしていました。1人で責任を持ってあたれる職業にも興味があり、歯科医師はそれにも当てはまっていたんです。北海道大学に進学して籠原を離れましたが、ゆくゆくは地元に帰って開業できればという思いがありました。大学卒業後は歯科医院での勤務を経て、2019年6月にこのクリニックを開業しました。クリニックが籠原駅の目の前ですし土日も診療していますので、さまざまなライフスタイルの方がいらしています。近隣にお住まいの高齢の患者さんや、仕事帰りに立ち寄られる患者さんも多いですね。

どのようなクリニックをめざして開業されたのでしょうか?

気軽に通院できるようなクリニックをめざしました。物理的には車いすやベビーカーでも入りやすく、トイレもバリアフリーに対応した造りにしています。そして気持ちの面では、通いやすさと親しみやすさですね。どちらの意味でも「ハードルを下げる」ことを大切にしています。子ども連れの患者さんにも安心して来ていただけるよう、キッズコーナーも完備しています。保育士もおりますので、ご希望の際はご予約ください。設備面では診療チェアに32インチのモニターを備えました。治療説明にも使いますが、待っている間はテレビを楽しめるんですよ。エックス線検査室には、2021年4月から矯正治療を開始するにあたり、きちんとした診断を行うために矯正用のエックス線撮影装置を増設しました。

診療の際に心がけていることを教えてください。

関根裕明院長 かごはら駅前歯科クリニック2

ライフステージに合った治療計画を心がけています。世代や生活習慣によって、治療の方法も変わります。生えたばかりの子どもの歯、成人でも例えば歯ぎしりのある方、歯周病が進行している方。いき過ぎた治療をしないよう心がけながら、それぞれに合った治療方法を考えます。本来は18歳を過ぎてくると、口の中の衛生環境を整えていれば虫歯にはなりにくいんです。それでも虫歯の多い方はいらっしゃいます。それがなぜなのか、背景やライフスタイルから原因を見つけて予防策を立てていきます。 治療はその場だけで終わりではありません。その時の悩みを改善するだけでなく、1年後やその先にどうなっているかを予測しながら治療計画を立てています。患者さんのすべての悩みに向き合い、重篤な症状はほかの医療機関を紹介できる。それが「町の歯医者さん」の役目だと思っています。

保険診療を基本とし、患者のニーズに応える

保険診療について、どのようにお考えですか?

関根裕明院長 かごはら駅前歯科クリニック3

当クリニックでは、治療の基本は保険診療だと考えています。保険制度を活用し、費用面でも患者さんの負担を少なくして、効率的に治療を進めていくようにしています。保険診療でできる範囲は広がっており、一例としてCAD/CAM冠がありますが、今では歯のかぶせ物にハイブリッドレジンが使えるようになってきました。金属が入っていないので金属アレルギーの方でも使える素材です。保険診療が適用される歯の場所などが限られ、見た目や強度を求めると自費診療が適しているケースもありますが、患者さんのニーズも高いです。保険制度の改定内容もしっかりと精査して、社会保険を最大限利用した治療を提供していきたいと思っています。

ホワイトニングについて教えてください。

ホワイトニングには2種類あります。1つはクリニックで行う「オフィスホワイトニング」。できるだけ早くホワイトニングを終えたいという方にはこちらをお勧めしていますね。もう1つはご自宅でケアする「ホームホワイトニング」。オーダーメイドのマウスピースを使い、数週間かけてケアしていきます。歯の性質には個人差がありますので、どこまで白くなると考えられるかなど、ホワイトニングのトレーニングを積んだ歯科衛生士がご説明します。歯科治療の基本は、歯の噛む機能をしっかり整えることです。口の中を日頃から気にかける方は多くはないと思いますので、皆さんにとってホワイトニングが、口の中に興味を持つ「きっかけ」となってくれれば良いと思っています。

子どもの歯の健康を守るには、どうすれば良いのでしょうか?

関根裕明院長 かごはら駅前歯科クリニック4

子どもの虫歯は以前に比べると減ってきていると感じますが、親御さんには子どもの歯の状態を日々チェックして、子どもの歯について興味を持ってほしいと思っています。ご自宅のケアでは、歯ブラシと同じくらい食生活も重要です。甘いものを控え目にしていても、取り方によっては虫歯になりやすくなるんですよ。診察の際には必ず食生活についても聞くようにしています。子どもの頃は頻繁に歯の治療や虫歯のチェックに通っていても、成長すると学業や就職で忙しくなり、歯科医院から離れてしまう方も多いでしょう。そのようなことがないよう、いつでも身近な存在として歯科医院を頼りにしてほしいです。子どもの頃から定期的に通う習慣をつけて、大人になっても健康な歯を保ってよく噛めることが理想ですね。

何年たっても頼られる「町の歯医者さん」でありたい

今後、先生が力を入れていきたい分野はありますか?

関根裕明院長 かごはら駅前歯科クリニック5

往診ですね。高齢の方や障害のある方など、これから先、介護の現場が「自宅」になるケースは増えるでしょう。口の中のケアは後回しになりがちですが、それにより体全体の調子が悪くなってしまうこともあります。口の中を整えることは、日常の活動能力を上げることにもつながります。往診では口の中の状態を見て、場合によっては治療をします。クリニックに通ってくださっている患者さんが、もし事情により通えなくなった際にも、往診のご要望があれば対応していきたいです。歯が抜けてしまったら入れ歯も必要ですね。私は勤務医時代に年間通して数多くの入れ歯を作ってきましたので、入れ歯に関しては自信があります。実は入れ歯も、保険診療でカバーできる部分が多いんですよ。

クリニックとしての今後の展望をお聞かせください。

今は常勤の歯科医師が私1人ですので、できる範囲には限界があります。それぞれ各専門分野の歯科医師の力を借りながら、私が往診に出ても問題のない環境をつくり、地域の方に適正な歯科治療を幅広く提供していきたいです。その第一歩として、2021年4月より、月に1回矯正専門の歯科医師に来てもらうことになりました。今後は、口腔外科で処置するような難しい抜歯も、口腔外科を専門にしている歯科医師の協力のもと、クリニック内で対応できるようになればいいですね。まずは地元の皆さんにとって頼れる「町の歯医者さん」になること、そして私が不在でも適正な歯科治療を提供できる体制をつくること。何年後にも「このクリニックならば口の中の悩みが解消される」と思われる存在であり続けたいです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

関根裕明院長 かごはら駅前歯科クリニック6

気になることがあれば気軽にいらしていただけるとうれしいです。そして、虫歯がなくても定期的なクリーニングで口の中を清潔に保ちましょう。大きなトラブルを未然に防ぐためにも、継続的なメンテナンスは大切です。ご自分で口の中の変化に気づくのは難しいかもしれませんが、歯科医師はあらゆる角度から歯をチェックします。虫歯や歯周病で「悪い状態の口の中を見せるのが恥ずかしい」という方もいますが、そういう時こそいらしてください。症状に合った治療方法を一緒に見つけましょう。セカンドオピニオンとしてもご利用ください。もしほかのクリニックでの治療に疑問を感じることがあれば気軽に相談に来てほしいですし、逆も然りです。そういう意味でも敷居の高くない、通いやすく親しみやすい歯科医院でありたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホームホワイトニング/2万9000円
オフィスホワイトニング/1万3000円
成人矯正/77万円~

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