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消化器疾患の早期発見に役立つ
苦痛の少ない胃と大腸の内視鏡検査

こうた内科クリニック

(額田郡幸田町/幸田駅)

最終更新日:2021/10/12

こうた内科クリニック 消化器疾患の早期発見に役立つ 苦痛の少ない胃と大腸の内視鏡検査 こうた内科クリニック 消化器疾患の早期発見に役立つ 苦痛の少ない胃と大腸の内視鏡検査
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日本人の男女ともに、罹患率が高いといわれる胃がんや大腸がん。これらの悪性疾患をはじめ、さまざまな消化器系疾患の早期発見に役立つのが内視鏡検査だ。しかし「以前、検査で苦しい思いをした」「痛みや苦しさを感じるのではないかと不安」「恥ずかしい」といった理由から、検査に対して二の足を踏む人は少なくない。「こうた内科クリニック」の稲垣佑祐院長は、長年培ってきた内視鏡検査の専門スキルを生かし、胃と大腸のそれぞれの内視鏡検査に対応。今回は内視鏡検査を受けるメリットや、内視鏡検査でできること、できるだけ検査を受ける際の抵抗感や負担を減らすために工夫を凝らしている点などを解説してもらった。

(取材日2019年11月11日)

患部を直接観察でき、結果に対する納得感も期待できる内視鏡検査。組織採取やポリープ切除にも対応

Q内視鏡検査では、どのようなことがわかるのですか?
A
こうた内科クリニック クリニックの内視鏡検査について話す院長

▲クリニックの内視鏡検査について話す院長

内視鏡検査は、名前のとおり内視鏡、つまりカメラを体内に挿入して臓器を観察する検査です。人間ドックの項目に含まれる胃のバリウム検査も消化器を調べる検査の一つですが、こちらは「病気の可能性を見つける」ことが主な目的で、患部を詳しく調べるためにはカメラでの検査が必要です。消化器全般の病気の診断に役立ち、胃内視鏡検査では胃がんや胃潰瘍、胃炎、最近お悩みの方が増えている逆流性食道炎などが、大腸内視鏡検査では大腸がんやポリープのほかに、炎症性腸疾患などが見つけられます。またどちらの内視鏡検査においても、患部の観察に加えて病変部の組織採取ができ、大腸内視鏡検査の場合は腫瘍性ポリープ切除などの治療も行えます。

Qどのような人が検査を検討すべきでしょうか?
A
こうた内科クリニック 実際に内視鏡検査を受ける検査室

▲実際に内視鏡検査を受ける検査室

胃痛や胸やけなどの不快感があったり、便秘や下痢の症状が続いたりと、何かしらの症状があるようであれば、一度検査を検討ください。ただ、症状の有無だけに着眼するのはあまり良くありません。健康診断などで胃のバリウム検査に引っかかった、便潜血が陽性反応だったという方は、早めに内視鏡検査を受けましょう。というのも、がんなどの悪性疾患は初期段階では主だった症状が少なく、症状が現れる頃には病状が進行しているケースも少なくないからです。特にがんの発症リスクが高まるといわれる60歳以降の方や、親族の中に消化器がんを患った方がいる場合には、気になる症状がなくとも検査をご検討いただきたいです。

Q貴院では胃と大腸の内視鏡検査を受けられるそうですね。
A
こうた内科クリニック 院長がさまざまな方法を提供している

▲院長がさまざまな方法を提供している

基本的にすべての診察日で胃と大腸の検査に対応しています。検査を希望する前に事前診察を受けていただき、その際に検査日時をご予約いただきます。問診では既往歴や気になる症状、これまでに内視鏡検査を受けたことがあるかどうかを確認します。また、ご希望があれば検査時に鎮静剤を用いることも可能です。アレルギー反応や呼吸レベルの低下など、鎮静剤の使用によって起こるリスクも考えられますから使用が必須とはいえませんが、検査時に感じる苦痛を軽減できるメリットは、患者さんにはとても大きなものかと思います。検査に対する抵抗感や不安感が強い方はお気兼ねなくお申しつけください。

Q検査の苦痛を減らすため、院長が工夫されていることは何ですか?
A
こうた内科クリニック 検査室での様子

▲検査室での様子

これまで培った経験を生かして、できる限りの手技を凝らすことですね。検査中は臓器を刺激しないように細かく調整しながら、スムーズかつスピーディーに内視鏡を挿入することに神経をとがらせています。開業に際しては設備にもこだわり、胃の内視鏡は経鼻内視鏡を導入しました。鼻からの挿入は嘔吐感などの不快感が軽いのが特徴で、検査中に会話も可能です。ただ、鼻炎があると出血の恐れがあるため、口から挿入することもあります。この場合も経口内視鏡に比べて細いので嘔吐感の軽減も。大腸内視鏡においては、検査時に腸を膨らませるのに二酸化炭素を使用しています。体内に吸収されやすいので、検査後の膨満感に悩まされる心配も少ないです。

Q検査前に必要な準備や検査時間、検査後の注意点が知りたいです。
A
こうた内科クリニック 検査前後に使用できる回復室

▲検査前後に使用できる回復室

胃と大腸どちらの検査においても、前日21時以降は食事を控えていただきます。加えて大腸内視鏡検査に関しては、検査当日に下剤を飲んで腸内を空にする前処置が必要となります。事前に下剤をお渡しして、ご自宅にて前処置を済ませてから来院いただいても良いですし、ご自宅での前処置が不安な場合には当院で下剤を飲み、検査まで専用室で待機していただくことも可能です。検査は、胃内視鏡検査であれば5分程度、大腸内視鏡検査でポリープ切除などがなければ15分程度です。鎮静後は眠気が覚めるまで少し休んでいただいた後、帰宅していただきます。

ドクターからのメッセージ

稲垣 佑祐院長

胃や大腸の内視鏡検査に抵抗感を覚える人は決して少なくありません。過去に検査で苦しい思いをしたことがあれば、それはより強くなるでしょう。当院ではできる限り患者さんへの負担を減らすため、さまざまな工夫を凝らして検査を進めております。もしもこれまでに検査でつらい経験をされたり、経験はないものの検査に対する恐怖心が強かったりする場合には、その不安をできる限り軽くできるようにご説明しますので、胸の内をお伝えください。内視鏡検査は患者さんにも画像検査をご覧いただけます。実際目で見ることができますので、何か気になる場合は検査の検討をしていただきたいと思います。

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