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藤善 義明 院長の独自取材記事

ふじよし矯正歯科クリニック

(神戸市垂水区/学園都市駅)

最終更新日:2022/10/13

藤善義明院長 ふじよし矯正歯科クリニック main

総合病院で矯正歯科医長として活躍するなど、変化が目まぐるしいとされる矯正歯科分野で多くの臨床経験を積んできた藤善義明院長。そんな院長が矯正歯科のエキスパートとして、神戸市垂水区舞多聞に開業したのが「ふじよし矯正歯科クリニック」だ。同院はショッピングモール内にあり土日も診療を行うなど通院する人たちの利便性も考慮。「自分の家族や子どもを治療するように、患者と向き合いたい」と語る藤善院長に、日々の診察で心がけていることや同院の強みなどを聞いた。

(取材日2022年9月1日)

自身や家族の矯正経験を生かし患者目線で耳を傾ける

矯正専門の歯科医師を志したきっかけを教えてください。

藤善義明院長 ふじよし矯正歯科クリニック1

中学校の卒業文集には「将来、歯科医師になる」と書いており、早くから進路を決めていましたね。中でも、矯正歯科には歯学部の学生の頃から興味がありました。というのも、私自身、歯並びが悪くて矯正治療を受けた経験があったからです。身近に感じていたこともあり、卒業後は矯正歯科を専攻するため大学院へ進学、研究に没頭しました。その後は15年の病院歯科勤務を通じて、矯正治療以外に一般歯科や口腔外科などの臨床経験も積み、貴重な財産になったと思います。

自らの経験が診療に生かされていると感じることはありますか?

私だけでなく子ども2人も当院で矯正治療中なので、小さいお子さんを連れてくるご両親のお気持ちがよくわかります。装置を入れている子どもの状態や、家での過ごし方などをリアルタイムで観察できるだけに、患者さんや親御さんに寄り添ったアドバイスがしやすくなりました。また親目線に立ち、「矯正治療を受ける以上は結果を出したい」と強く感じたことで、歯科医師としてその思いに応えなければとも改めて感じました。当院のモットーである「自分の家族や子どもを治療するように、患者さまと向き合う」というのも、私自身の経験から生まれたもの。皆さんと同じ目線で、悩みや不安、心配事に耳を傾けることができると自負しています。

ファミリーが通いやすい配慮が随所になされていますね。

藤善義明院長 ふじよし矯正歯科クリニック2

この辺りは新興住宅地で、2015年の開院時にはお子さんがほとんどでしたが、少しずつ大人の患者さんも増えて、今は子ども6割、大人4割といったところです。ショッピングモール内のため、無料駐車場を利用できるほか、待ち時間に外出することも可能です。例えば、お子さんの診察中に買い物をしている親御さんには、診察が終わったら連絡を入れるといった対応も可能ですよ。また、ご希望があれば診察中にベビーカーをそばに置けますし、平日は夜8時まで、土日も診察を行っていますので、忙しい方にも来ていただけるような環境を整えています。さらに、通院期間・通院間隔に関係ない定額の「トータルフィー」制を導入しています。通院ごとに調節料を支払っていると、結果的に予想した以上の支払い額になることも多いため、最初にいくらかかるかをお示しすることで、安心して矯正に専念していただきたいからです。

矯正の専門家ならではの最適な方法の提案をめざして

近年関心が高まっている矯正治療ですが、矯正専門の歯科医師として思うことはありますか?

藤善義明院長 ふじよし矯正歯科クリニック3

今はワイヤー矯正の他に、マウスピース型装置を用いた矯正など、使う装置の選択肢が増えています。どの装置にもメリットとデメリットがあり、多くの患者さんが装置に関心を持たれますが、装置よりも重要なのは診断と治療計画です。治療の根幹となるこれら2つについて、事前にきちんと説明して理解していただいた上で、多様な選択肢の中からその人に最も適した方法を提案できるのが専門家の強みです。歯の矯正というと「前歯をきれいに整えるためのもの」とお考えになる方も多いのですが、それだけではありません。噛み合わせの改善、「機能美」をめざすのが本来の矯正治療だと考えています。また、どの装置でも治療中に装置が外れるなどのトラブルがつきものです。矯正を専門とする常勤の歯科医師と専門のトレーニングを受けたスタッフがいる矯正専門歯科医院であれば、トラブルの対応に早く対応することで、治療期間の遅延防止にもなります。

患者さんの要望に応えながら、その人に合った提案をするためにどんな工夫を?

矯正治療前のカウンセリングを大切にしており、特に大人の場合、「何を一番気にされているのか」を考えますね。具体的には、どの部位が気になるのか、治療期間や費用の希望、装置の見た目や抜歯の有無などに関する考えを、時間を取って伺います。その上でご希望があれば検査を行い、診断結果について説明した後で複数の治療計画を提示します。例えば、従来は抜歯が必要とされた症例でも、歯科矯正用のアンカースクリューというネジを用いることで、抜歯せずに済むことがあります。抜歯が必要な場合も、よりスムーズに歯を動かすことができれば治療期間の短縮につながるはずです。このネジはマウスピース型装置を用いた矯正をはじめ他の矯正方法とも併用できるので、より患者さんのニーズにお応えしやすくなると考えています。診療では、患者さんの希望を踏まえて何がベストかを検討するとともに、ご自身でもじっくり考えていただく時間を設けています。

さまざまな矯正治療の方法があるのですね。

藤善義明院長 ふじよし矯正歯科クリニック4

どの方法も人の歯を動かすという原理原則は同じですが、それぞれの方法に特性があります。大切なのは、一人ひとりに合った装置を使うこと。どんな方法を採用しても、人によって骨の密度、歯の根っこの大きさや形態が違うので、想定どおりに動かないこともありますが、どうリカバリーするか、そのための選択肢をどれだけ提供できるかが重要なんです。その点、矯正専門の歯科医院なら、持っている技術と器具、治療方法の中からその方にベストなものをチョイスできると考えています。マウスピース型装置を用いた矯正をはじめ、矯正歯科の分野は進化し続けています。だからこそ、私も講習会や矯正専門の開業医同士の勉強会に参加して、互いの経験や知恵をシェアしながら知識や技術をアップデートし続けているんです。

歯は「一生モノ」。笑顔で健康に過ごすための一歩を

矯正専門の先生方同士、切磋琢磨しているのですね。

藤善義明院長 ふじよし矯正歯科クリニック5

神戸、大阪、京都の矯正専門の開業医が集まる勉強会を、月に1度行っています。症例検討をしたり、各自が参加した講習会やセミナーの内容をシェアしたり。知識や経験を持ち寄り、視野を広げることで、より良い歯科医療を提供できるように努力しています。一度、オンライン飲み会を開催したことがあるんですが、結局、矯正歯科の話になってしまいました(笑)。私を含め、どの先生も矯正歯科が大好きなんだなと痛感しましたね。勉強会以外の日も、休日は他院で見学兼治療の手伝いをし、自分とは異なる治療テクニックや歯科医院運営について学んでいます。

矯正装置をクリニックで作っているのですか?

当院のコンセプトの一つに「子どもでも気づかれにくいような治療」というものがあります。そのため、マウスピース型装置を除くほとんどの矯正装置と子ども用の装置を実作しています。顎顔面矯正に使われる子どもの上顎骨拡大用の固定式装置は、20年以上の実績があるオリジナルデザインです。また、下顎を広げる装置には主に取り外しできる可徹式のものを使用。歯の生え替わりの進み具合に応じて固定式にすることもありますが、可徹式はお口の衛生状態を保つことにもつながります。また、当院の可撤式装置は学校や習い事で外に持って行けなくても、家庭内で着けていれば効果が期待できると考えています。これは勉強会での学びをもとに改良したもので、これまで培った経験を生かしてどんな装置もなるべく周囲から見えないようにする、というコンセプトに合わせています。

矯正を検討している方へメッセージをお願いします。

藤善義明院長 ふじよし矯正歯科クリニック6

矯正治療中は、痛みや歯磨きのしにくさなど大変なこともあります。でも治療期間より、その後の人生のほうがずっと長いので、きれいになった自分を想像して一歩を踏み出しましょう、とお伝えしたいですね。費用も、自分の歯と付き合う時間の長さを考えれば「一生モノ」であり、矯正治療に取り組む価値はあるのではないでしょうか。歯の矯正は予防につながるだけでなく、お口を閉じやすくする効果も期待できます。乱れた歯並びにより口呼吸になると、子どもにとっても大人にとっても、病気や歯周病のリスク要因になり得ますから。矯正治療は歯並びや噛み合わせを整えることをめざすとともに、機能面の向上も期待できる医療行為。発展めざましい矯正歯科で、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

※当院は治療開始から終了までの費用をすべて含むトータルフィー方式(治療費定額制)を導入しているため、装置ごとに料金を徴収いたしません。また通院時の調節料など、都度料金もございません。
1期治療(小児矯正)/49万5000円(定額)、2期治療(1期治療からの継続)/46万2000円(定額)、ワイヤー矯正(成人)/92万4000円(定額)、白いワイヤーでの矯正(成人)/103万4000円(定額)、マウスピース型装置を用いた矯正(成人)/108万9000円(定額)、矯正用アンカースクリュー/各治療費に含まれます

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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