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佐々木 賢 理事長の独自取材記事

こどもおとな歯科

(板橋区/東武練馬駅)

最終更新日:2024/05/31

佐々木賢理事長 こどもおとな歯科 main

東武練馬駅から徒歩3分。ショッピングモールからほど近い場所に構える「こどもおとな歯科」は2019年の開業。地域に根差したかかりつけ歯科医院として定着し、今では曜日を問わず予約が取りにくいほどだ。理事長の佐々木賢先生は、一般歯科や訪問歯科診療を数多く手がけ、地域医療に貢献してきた歯科医師。クリニックには理事長を筆頭に、各分野のエキスパートの歯科医師が集まり、口腔外科やインプラント治療など難症例にも幅広く対応している。丁寧かつわかりやすい説明を心がけ、患者の不安や疑問にも真摯に寄り添う姿勢を大切にする佐々木理事長に、同院の特徴や診療にあたってのこだわり、後進の育成にかける思いなど、今後の展望も交えて話を聞いた。

(取材日2024年3月19日)

各分野の専門家によるチーム医療で幅広い悩みに対応

歯科治療の各分野のエキスパートがそろうクリニックだと伺いました。

佐々木賢理事長 こどもおとな歯科1

そうですね。奥羽大学口腔外科の教授やインプラント治療を専門に手がける歯科医師に協力してもらいながら、治療にあたっています。例えば、歯が歯茎に埋まってしまっている埋伏状態での抜歯や、骨造成を要するインプラント治療など、私や常勤スタッフだけでは対応が難しい部分まで、チーム医療の体制が整っていることで幅広い症例にお応えできます。また、前歯部など目につきやすい部分の治療には高い審美性が要求されますが、当院ではこだわりを持った歯科技工所との連携により、満足度の高い技工物の提供に努めています。治療技術はもちろん、接遇、環境とあらゆる点で選ばれるクリニックをめざし、スタッフ皆で力を合わせて日々の診療にあたっています。

院内設備も充実していますね。

歯科用CTや口腔内3Dスキャナーをはじめ、先進の機器を積極的に導入しています。例えばマイクロスコープは、肉眼の約20倍もの大きさで患部を確認できる医療機器で、主に根管治療に用いられることが多いのですが、当院では虫歯や歯周病の治療、審美面に配慮した治療にも幅広く活用し、精度の高い治療ができるよう役立てています。感染対策にも力を入れ、滅菌器はヨーロッパ規格のクラスBのタイプを導入したほか、移動式の口腔外バキュームも完備しています。通院しやすさという点でいえば、院内にスロープを用意し、ベビーカーや車いすでもスムーズに移動できますし、保険診療・自費診療を問わずキャッシュレス決済にも対応しています。

どのような方が通われているのでしょうか?

佐々木賢理事長 こどもおとな歯科2

患者さんの年齢もお悩みも、実に多種多様ですね。東武練馬駅は東武東上線沿線の中でも乗降客数の多い駅で、古くからお住まいの方だけでなく、若いファミリー層や働き世代にも人気の高いエリア。加えて当院は駅前のショッピングモールからすぐの場所に構えていることもあり、買い物や通勤通学の行き帰りに立ち寄られる方も多くいらっしゃいます。虫歯や歯周病など一般歯科、予防歯科、インプラントや入れ歯の治療、お子さんの歯に関する相談や親子での来院も多いですね。土日も診療していて、お子さんからご高齢の方まで幅広い世代の患者さんが来られているせいか、院内はいつも「歯のよろず相談所」のようなアットホームな雰囲気です。

分院と連携し、スケールメリットを生かした診療も

開業以前、先生はどのような治療に携わってこられたのですか?

佐々木賢理事長 こどもおとな歯科3

奥羽大学を卒業後、宇都宮にある複数のクリニック、また福島にある実家のクリニックで一般歯科治療に携わってきました。いずれも、地域にお住まいの方が年齢を問わず「歯が痛いからあそこで治療してもらおう」と集まってくるような、地域密着型のクリニックです。ご高齢の方の割合が高かったので、診療する中で自然と義歯治療のスキルも身に着けることができました。宇都宮では、訪問歯科診療にも携わりました。実家である福島のクリニックでは副院長として、大学教授の協力のもとでインプラント治療を手がけたり、歯科技工士や矯正専門の歯科医師と連携して幅広い治療のニーズに対応するなど、地域ではめずらしい取り組みも行ってきました。当院で現在進めているチーム医療の原型とも言えるかもしれませんね。

なぜ開業しようと思われたのですか?

臨床と経営、その両方に興味があったからです。勤務医時代から、他業種の経営者やあらゆる分野の歯科医師の先生方から学ぶ機会がありました。中でも医療法人ハレクラニの大多和昌人理事長、大宮銀座通り歯科の小川信院長とは、今や公私にわたっての仲。同じ歯科医師としても経営者としても学ぶところが多く、お2人との出会いは私にとって一生の財産だと思っています。患者さんに対しての専門性の高い歯科医療の提供、働くスタッフを守るための安定したクリニック運営の双方を実現する上で、人の流れや情報のスピードを考慮し、開業場所は都内を中心にしたエリアにしようと決めており、そうした自分なりの理想の歯科医院のイメージを形にしたのが、この「こどもおとな歯科」です。

開業から5年で、2つの分院も開設されたそうですね。

佐々木賢理事長 こどもおとな歯科4

本院が軌道に乗ったタイミングで、同じ東武東上線沿線のいずれも駅から近い立地で、北池袋院、坂戸院を開設することができました。沿線上の近いエリアに分院展開していくことで、診療面でも必要に応じて互いに連携も取りやすいですし、スタッフの急な欠員が出た際などにも患者さんにご不便をおかけすることなく対応が可能です。今後もグループのスケールメリットを生かして、診療の幅を広げていくとともに、患者さんの利便性向上にもつなげていきたいですね。

若手歯科医師にとっての学びの場でもありたい

診療時に心がけていることを教えてください。

佐々木賢理事長 こどもおとな歯科5

患者さん一人ひとりに真摯に向き合い、そのお悩みにじっくり耳を傾けています。どのような治療でも、ゴールに向かうためのプランは1つとは限りません。ライフスタイルや治療にかけられるご予算も人それぞれ。保険診療であれ、自由診療であれ、患者さんがどのような治療を望まれても対応できるように備えています。また、治療では不安や疑問がつきものですから、説明にあたっては専門用語をなるべく使わず、治療に伴うメリット、デメリットを含め、丁寧にわかりやすくお伝えするようにしています。

今後力を入れていきたいものはありますか?

新たな設備や体制が整ったことを機に2024年春から、マウスピース型装置を用いた矯正にも注力したいと思っています。従来型のワイヤー矯正も手がけていますが、マウスピース型装置を用いた矯正は、装置が目立たないことに加え、必要に応じて装置を取り外せる手軽さで近年ニーズが高まっています。データの蓄積も増えてきておりより幅広い症例に対応できるようになってきました。症例によっては半年程度の短期間で済むものもあり、矯正専門の歯科医師がカウンセリングから対応しますので、まずはお気軽にご相談ください。また、インプラント治療は従来から当院の得意分野の1つですが、より高度な領域の治療にもチャレンジしていきたいですね。

先生が描く今後の展望をお聞かせください。

佐々木賢理事長 こどもおとな歯科6

専門性の高い治療を提供することはもちろんですが、その上で当院は若手歯科医師にとっての学びの場、そして将来の独立までをバックアップする機能を兼ね備えたクリニックでありたいと考えています。スピード感が求められるこの時代、患者さんに満足していただける歯科医療を広く提供していくためには、私たち歯科医師が常に治療技術のアップデートを図りつつ、専門的な治療のノウハウをどんどん若手に伝え、業界の新陳代謝を促していくことが必要だと感じています。当院のグループがそうした拠点機能を担うべく、専門の歯科医師を交えた症例検討会、インプラントの埋入実習など若手の先生方が技術力を高める場を数多く設け、分院の継承、業務提携などといった形での若手歯科医師の独立支援も念頭に、後進の育成にも力を注ぎたいと考えています。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

歯は皆さんの生活を豊かにするためのものです。毎日の食事をおいしく、人との会話を豊かに楽しむために、ぜひご自身の歯に関心を持ち続けてください。クリニックは虫歯を治療するだけでなく、口腔環境を整えて健康な体づくりをサポートする場所でもあります。歯が痛むときだけでなく、何もないときにもぜひ予防のためのチェックにいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

■小児矯正
・20万円~50万円
■成人矯正
・70万円~
■マウスピース型装置を用いた矯正
・80万円~
■インプラント治療
・48万4000円~(ガイド代込み)
■審美歯科
・オフィスホワイトニング:2万2000円

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