西郷進太郎院長の独自取材記事

さいごう歯科クリニック戸塚駅前院

(横浜市戸塚区／戸塚駅)

最終更新日：2023/05/01

2019年開院の「さいごう歯科クリニック戸塚駅前院」は、戸塚駅より徒歩1分というアクセス抜群の立地にある。西郷進太郎院長は、幅広い診療分野で豊富な経験を持つオールラウンダー。「患者さんにとって総合的な歯科医療を提供していきたい」と、精度にこだわったインプラント治療や矯正、根管治療など、専門性を要するさまざまな治療に対応しており、そこが大きな強みとなっている。一人ひとりの患者と丁寧に向き合い、治療後のメンテナンスまで責任を持てるよう、患者が納得する診療を心がける西郷院長。同院の特徴やモットー、今後の展望など、診療にかける熱い想いを存分に語ってもらった。

（取材日2022年12月14日／情報更新日2023年4月26日）

治療前後に画像を使用した丁寧な説明で納得いく診療を
複数の歯科医師とスタッフが一丸となり患者をサポート
患者の喜びがやりがい。地域一番の歯科医院をめざす

治療前後に画像を使用した丁寧な説明で納得いく診療を

まずはクリニックの特徴について教えてください。

開院にあたって真っ先に考えたのは、自分が受けたい治療を提供し、家族に通わせたい歯科医院にすることでした。そこで世界基準の滅菌器や洗浄器を集めた消毒室を設け、診療に使う器具はタービンに至るまで患者さんごとにすべて消毒し、院内感染防止対策を徹底しています。診療項目は虫歯や歯周病から小児歯科、口腔外科、根管治療、インプラント治療、審美歯科、予防歯科、矯正歯科など多岐にわたり、患者さんにとって「ここへ来れば何とかなる」という、総合的な歯科医療を提供していきたいと思っています。

診療方針について教えてください。

できるだけ抜歯せず、1本でも多く歯を残す治療を心がけています。そのために大切なのは、「なぜ悪くなってしまったのか」という根本的な原因を突き止め、それを患者さん自身に理解してもらった上で再発防止に努めること。一人ひとりの患者さんと丁寧に向き合うことで、悪くなった部分を治療しておしまいという関係ではなく、治療後のメンテナンスまで責任を持てるよう、患者さんに納得していただける診療を心がけています。メンテナンスを担っている当院の歯科衛生士は、スキルはもちろん、栄養学やスポーツの分野にも精通して、食事や生活習慣など一歩踏み込んだアドバイスを行っていることも特徴です。メンテナンス時は拡大鏡を使用し、入念なチェックを行っています。

患者さんとの関わり合いの中で大切にされていることは何ですか？

治療前や後に、患者さんと話をする時間を設けています。大きい画面をお見せしながら丁寧に説明をすることを重要視しています。患者さんに説明が足りないと思われないよう、価格や治療のタイミングなども、あらかじめお伝えしています。患者さん自身も理解した上で取り組めるのでお互いにいいですよね。すべての治療において特に大々的に宣伝をしているわけではありませんが、最近はインプラント治療や矯正などの自費治療を希望される患者さんが増えている印象があります。セラミックによる修復治療が当たり前になっていて、かぶせ物は自費治療を希望される人が多いですね。当院は金属の補綴物を使用しないようにしているので、メタルフリーな治療を行っています。保険診療を希望の方が説明を聞いているうちに「やはり自費のほうがいい」とおっしゃってセラミックを選択することもあります。

複数の歯科医師とスタッフが一丸となり患者をサポート

マイクロスコープによる根管治療に注目が集まっていますね。

当院ではできるだけ抜歯をせずに自分の歯を残すため、マイクロスコープを使って精密に行う根管治療に力を入れています。根管治療のポイントは、悪くなった部分を徹底的に除去することと、再感染を防ぐために根管内を隙間なく充填剤で埋めること。10ミクロン単位の治療のため、非常に高度な技術を必要としますが、徹底した院内感染防止対策のもと、患者さんの歯を再発・再治療から守るよう努めています。

複数の歯科医師がいることのメリットは何でしょうか？

私以外に、矯正専門の歯科医師、女性の歯科医師がいます。予約が取れないというお声も多かったのですが、私1人の時に比べたら少しは緩和したのではないでしょうか。患者さんの中には「女性の先生がいい」という方もいらっしゃいますし、小さなお子さんはできるだけ女性の歯科医師が担当するようにしています。矯正専門の齋藤新先生は、以前は月1回の診療でしたが、今は月3回来てもらっています。小児から成人に対してワイヤーもマウスピース型装置を用いた矯正にも対応していて、齋藤先生の専門性の高さを生かし、さまざまな患者さんの矯正に対応しています。

訪問診療に対しても力を入れていらっしゃいますね。

根管治療やインプラント治療、訪問診療など、すべての診療において高いレベルで診たいと考えています。専門の先生に任せたらいいという考え方もあるでしょうが、何かができないというのは嫌なんです。院内診療をしっかり行いながら、その知識と技術で訪問診療にも臨むというかたちがこれからは求められるはず。決して片手間ではなく、患者さんに満足していただける訪問診療をめざし地域貢献していきたいと思っています。現在は決まった介護施設を私と女性の歯科医師が月に数回訪問しているほか、専門の歯科衛生士が単独で対応していますが、今通ってくださっている患者さんが通院困難になってきた場合は、訪問診療に切り替え、最後まで責任を持って診療していけたらと考えています。

患者の喜びがやりがい。地域一番の歯科医院をめざす

ところで、そもそも先生はなぜ歯科医師になろうと思ったのでしょうか？

実は私、最初は理系の大学を卒業して、会社勤めをしていたんです。でも、何か物足りなく感じるようになり、では自分が本当にやりたいことはなんだろうと考えた時に、歯科医師という選択肢が浮かびました。もともと私は手先が器用で、小さい頃から細かい作業が大好きだったのと、親戚に歯科医師がいたので具体的なイメージがつかみやすかったこともあります。それから歯科大学に入り直して猛勉強の日々でしたが、何をやっても楽しくて、今も朝から夜までずっと診療していますが、1日があっという間に終わってしまいます。こんなに夢中になれることを仕事にできて、あの時思い切って決断して本当に良かったと思っています。

今後の展望を教えてください。

患者さんの負担を少しでも取り除けるような体制を整えていきたいですね。最近はだんだん予約が取りづらい状況になっていて、たいへん心苦しく感じています。そのため、2023年からは水曜も診療日にして、休みは日曜と祝日のみになりました。今後は、さらなる体制の充実や医院拡大も視野に入れ、歯科医師やスタッフの増員も思案中です。「地域一番の歯科クリニック」をめざしています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

回り道をしてしまいましたが、私はこの道を選んで本当に良かったと思っています。仕事を通して患者さんに喜んでいただけた時ほどうれしいことはありません。あと、最初はおじいちゃんが来られて、次にお嫁さん、その次にお孫さんというように、次々にご家族を紹介していただいて、今は3世代で通ってくださるようなケースが多いことも本当にありがたいことです。勉強を重ね、どの治療においても手を抜かず積み重ねてきた結果、自分の技術を向上することができたと思っています。いつもそういった気持ちを心がけてきたことが患者さんのためになり、それがクチコミなどで地域の皆さんに広がっていって、喜ばしい限りです。これからも「ここへ来て良かった」と思っていただけるよう努力を重ねていきますので、お口のことで何かあったらお気軽にご相談ください。