治療期間の大幅な短縮を図る
顎変形症の新しい治療法

滑舌や噛み合わせなど機能的な問題がある場合は手術を検討したほうがよい顎変形症

Q顎変形症とはどのような病気でしょうか？

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▲噛み合わせの分野で研鑽を重ねてきた富田院長

上下の顎の大きさや位置などに問題があり、外見のバランスが悪いだけでなく、噛み合わせに問題が生じてものをうまく噛めない、滑舌が悪いなど機能面に悪影響を及ぼしている状態を、顎変形症と言います。発生原因は遺伝的な要素が多いといわれ、中には成長発育の段階における習癖が後天的原因となって現れることも考えられます。外見など審美的な理由から治療を希望される方も少なくありませんが、ものがうまく噛めないといった機能的な支障が出ている人は治療を受けたほうがよいでしょう。

Q顎変形症の治療法について教えてください。

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▲精密な治療計画を立てている

治療は、歯列矯正と外科手術を組み合わせて行われますが、基本的には骨の曲がりやずれによって噛み合わせに支障を来している場合であれば保険適用になります。保険適用の場合は、手術後の骨の位置で正しく噛める歯列にするための術前矯正治療が必要で、期間は1年から2年半ほどです。その後に外科手術を行い、術後も1～2年の矯正治療が必要となるので、治療期間はトータルで3年から4年ほどかかります。

Qこちらでは治療期間を大幅に短縮することを重視されていますね。

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▲ゆったりとした完全個室空間で治療を受けることができる

最初に外科手術を行った後に、噛み合わせを含めた矯正治療を行うことでおよそ1年半の治療期間に短縮を図る「サージェリーファースト法」や、術前矯正期間を4ヵ月から半年間に短縮を図る「アーリーサージェリー法」を導入しています。いずれも自由診療ですが、保険診療に比べて治療期間が短いことに加えて、噛み合わせや審美面が気になる状態も従来より短いため、患者さんの身体的負担と精神的負担を大幅に軽減することが期待できます。

Q新しい治療法におけるデメリットについて教えてください。

A

▲機能面も充実した手術室

自由診療のため、費用が高額になってしまうのが最大のデメリットです。また術後は、保険診療でも自由診療でも同様に、約3ヵ月間ほど顔に腫れが生じますが、術式によって度合いが異なります。当院では超音波メスによる手術を行い、術後の腫れを最小限に留めるようにしています。顎変形症では、問題のある顎の位置を手術で移動させるなど、通常の矯正に比べて大がかりな治療を必要とする場合が少なくありません。そのため顎変形症に対する知識を持った経験値のある歯科医師やスタッフが在籍しているクリニックの選択とともに、治療方法、費用面についてもしっかりと理解した上で取り組むことが大切です。

Qクリニックの特徴を教えてください。

A

▲ライフスタイルに合わせた治療法を提案している

当院は機能の向上をめざした治療を行っているため、矯正歯科だけでなく一般歯科、予防歯科、口腔外科にも対応してしっかりとした連携体制を確立しています。また、これまで大学病院に送っていたような症例も、分院である「ミライズクリニック南青山」と連携することで治療を手がけることができるようになりました。さらに術後のフォロー、メンテナンスもケースによっては「ミライズオーラルヘルス南青山」との連携で管理していきます。治療、手術、アフターケアまで、分院との積極的な連携で総合的に診ていくことができるのが、当院最大の特徴だと思います。