スタッフ相互のチームワークで
丁寧で快適な医療を届ける
白金三光クリニック
(港区/白金高輪駅)
最終更新日:2024/03/08
体の不調でクリニックを訪れるとき、「何か深刻な病気かもしれない」「痛みを伴う検査だったらどうしよう?」といった不安で足取りが重くなってしまうもの。そんなとき、スタッフの何げない声がけで気分が変わり、前向きに受診できたという経験を持つ人もいるのではないだろうか。内科、外科、皮膚科など診療科の枠を超えたプライマリケアを手がける「白金三光クリニック」は、佐藤恵理院長と夫の佐藤工先生を中心に看護師、受付らスタッフのチームワークで患者を支える、アットホームな雰囲気が持ち味のクリニックだ。今回は、恵理院長と工先生、受付をはじめ、診療周辺の多くの役割を担う事務長の中村美智子さん、看護師の坂本有美さんに、接遇にあたって意識していることや同院の魅力など、詳しく話を聞いた。
(取材日2024年2月2日)
目次
患者への目配りを欠かさず、臨機応変な対応力で地域の健康を支える
- Q中村さんはどのような業務を担われているのですか?
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A
【中村さん】私は事務長という肩書きにはなっていますが、受付業務から物品の発注、会計、連携する病院との連絡など、診療以外の事務全般に携わっています。中でも一番大きなウエイトを占めるのはやはり、来院された患者さんへの対応ですね。地域の中のかかりつけクリニックですから、定期的に来てくださるかかりつけ患者さんをはじめ、体調面で心配事があるときに当院を頼って来てくださるすべての患者さんをできる限りお支えすることができるように、患者さんの様子に目配りしながら受診前後の時間に必要なサポートをさせていただいています。
- Q患者さんと接する上で意識していることは何ですか?
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A
【中村さん】患者さんにとってみれば、クリニックの中に一歩入ったら、そこで対応してくれる人は、医師かそうでないかにかかわらず、全員「医療に携わる人」として認識されます。だからこそ、受付の時点で体調に関する詳細な質問をされることも多くあります。もちろん医師でなくては答えられないことは仕方ありませんが、それ以外で私に答えられる範囲の問いに対しては、クリニックの最初の窓口を担う立場として誠心誠意対応したいと考えています。また、来院する患者さんの情報をあらかじめ頭に入れておき、「今日は結果を聞きにいらしたんですよね」といったちょっとした声がけで、安心感を持って診察に臨んでいただけるよう努めています。
- Q坂本さんは接遇面でどんなことを心がけていますか?
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A
【坂本さん】丁寧さはもちろんですが、患者さんが診療時間中に少しでも不快な気持ちを持たれることがないように気をつけています。当院の場合、先生方の明るいキャラクターもあり、患者さんが先生に何でも言いやすい雰囲気があることが特徴的だと思うのですが、それでも患者さん側が聞きそびれてしまったり、理解が追いついていない場面もあると思います。患者さんの様子から、「聞きたいことがまだありそうだな」と感じた時などは、先生の診察の流れに沿う形で、合間にさりげなく「何か不安な点はありませんか?」といった形でフォローに入って、必要に応じて補足説明したりするようにしています。
- Qスタッフから見たこちらのクリニックの魅力は?
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A
【坂本さん】多様化している患者さんからの幅広いニーズに対応できるよう、当院の先生方は情報収集に努めていらっしゃいます。例えば海外からの患者さんにも対応できるよう、世界の医療情報にも常にアンテナを張っています。イレギュラーなご要望に対してもとても親身なため、その姿勢を頼りにする患者さんが多いのだと思います。 【中村さん】ここで診療して終わりでなく、高齢のかかりつけ患者さんが来院できなくて困っていれば、必要に応じて往診に出向きますし、介護認定など加齢とともに直面する問題に関する相談にも対応し、その方のパーソナリティーや生き方にまで寄り添った診療スタイルが、当院の魅力の1つだと思っています。
- Q先生方からみてスタッフはどんな存在ですか?
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A
【恵理院長】スタッフは一言で言うと、「家族」です。もちろん仕事のパートナーですから互いに踏み込み過ぎてはいけないと思っていますが、家族と同じくらい、何かあれば心配しますし、何かやってもらいたいことがあれば遠慮なく頼らせてもらえる信頼できる存在ですね。 【工先生】医療機関では「患者さんに優しく接する」ということが大切ですが、僕はそれだけでは足りないと思っているんです。スタッフにとっても居心地の良い職場でなければ、いい仕事はできませんよね。スタッフ一人ひとりが楽しく、気持ち良く仕事をできていてこそ、それが自然と患者さんに喜んでいただけるようなパフォーマンスにつながっていくと思っています。