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岡 勇気 院長の独自取材記事

大和田おか歯科医院

(さいたま市見沼区/大和田駅)

最終更新日:2024/05/09

岡勇気院長 大和田おか歯科医院 main

「歯科治療は時間がかかることが多い。だからできるだけ負担を減らし、納得してくれるまでしっかりと話をすることから始めるようにしている」と「大和田おか歯科医院」の岡勇気院長は語る。治療方針は患者の希望を優先して決められ、歯科医師側が主導権を握らない。何で困っているのか、どうしてほしいかをヒアリングしてその原因を突き止め、納得してもらうまでは先に進まないようにしているのだという。患者第一主義はこれだけでない。一般歯科診療は岡院長が担い、小児歯科、歯内療法、歯周病、矯正、口腔外科、インプラント治療は各分野を専門とした歯科医師を呼び、遠方まで足を運ばなくても同院で効率良く治療が行えるチーム体制を築いている。「コンシェルジュのような役割をしたい」と話す岡院長から、その思いや同院の強みについて聞いた。

(取材日2023年9月5日)

患者第一主義を徹底したチーム医療が強み

まずこちらのクリニックの診療の特徴から伺います。

岡勇気院長 大和田おか歯科医院1

当院ではクリニック内で完結できるチーム医療をめざしています。難しい症例は大学病院へ紹介するケースが主流でしょうが、それだと患者さんは大変です。大学病院は予約を取ってもすぐに治療はスタートしませんし、通院の負担も大きい。それならば当院に各分野を専門とする歯科医師を呼んでしまおうと考えました。現在、私が担当している一般歯科に加えて、歯内療法、小児歯科、歯周病、矯正、口腔外科、インプラント治療を当院で行っています。各分野を担当する歯科医師は日本歯科大学在学時代の友人がほとんどですが、今も大学病院などで診察をしている先生たちです。曜日は決まっていますが、当院で大学病院と同等の治療が受けられるような体制を整えました。歯科治療は1回では終わりませんし、メンテナンスも含めると定期的な通院が必要です。なので、通いやすく患者さんの気持ちに寄り添うかかりつけ医でありたいですね。

貴院で行う歯内療法とはどのような治療なのでしょう。

簡単にいうと歯の中の神経を取ってきれいにすることをめざす治療のことです。神経を取った後の根っこの治療は感染を防ぐため、患者さんの根管を適切に開き、外部からの菌が入らないように治療を行わないといけません。これが非常に難しいのですが、当院では難治性症例を専門に治療している歯科医師が担当しています。神経がなくなってもメンテナンスが必要で、専門性の高い技術が求められます。

こちらの口腔外科治療の強みは何ですか?

岡勇気院長 大和田おか歯科医院2

担当しているのが大学病院の口腔外科に所属する歯科医師ですので、難しい親知らずやトラブルがあって抜けない歯の治療なども行っています。また、口腔外科で口腔がんの診療も専門領域ですから、診療の際に気になるできものなどがあれば、口腔外科担当の先生に画像を送って診断してもらうこともできます。もし何もなかった場合、専門の歯科医師にその場で「大丈夫ですよ」と言ってもらえるのは、患者さんにとっても大きな安心につながると思います。逆に悪性腫瘍や全身麻酔が必要な症例だった場合は、その先生が在籍している近隣のメディカルセンターにその先生が自分宛に紹介状を書いて送ることもあります。場所は変わりますが、同じ歯科医師が診察しますので、患者さんも安心されるのではないかと思います。

専門性を持った歯科医師とさまざまな症例に果敢に挑む

お子さんの治療が得意な先生がいると聞きしました。

岡勇気院長 大和田おか歯科医院3

東京医科歯科大学病院で小児歯科を担当している女性の先生が診察しています。子どもの歯科診療は簡単な処置であっても、年齢や性格によって臨機応変に対応しなければなりません。子どもと対話しながら不安を取り除き、治療は淡々と進めていく技量が求められます。「こういった子は45分ください。こういった子は大学病院で私が診ます」など、一人ひとりに応じた方法で治療を進めることを大切にしてくれているので、非常に助かっています。

矯正についても専門の先生が担当されているのですね?

矯正歯科はきちんとした専門性を持った先生が診るかどうかで、経過や結果が変わってくると思います。歯並びばかりを重視するのではなく、噛み合わせなども考慮しないと意味がないと思うからです。当院では矯正を専門に豊富な経験を積んだ歯科医師が診察を担当し、見た目だけでなく機能性にも配慮した矯正を行っています。

インプラント治療と歯周病治療は、連携して行っているとか。

岡勇気院長 大和田おか歯科医院4

当院にはインプラント治療担当の歯科医師が2人いて、うち1人は歯周病治療の担当も兼ねています。インプラント治療と歯周病治療には密接な関係があって、双方の連携が欠かせません。歯周病が原因でインプラント治療が必要になる患者さんも多いですし、インプラント治療をして終わりではなく、その後のメンテナンスも大事です。人工物であるインプラントも、メンテナンスを怠ればインプラント周囲炎といって歯周病のような疾患にかかる恐れがあります。ですので、歯科衛生士とインプラント治療担当、歯周病治療担当の歯科医師がチームを組んで治療にあたっています。

一番力を入れるのはチームで行う歯周病治療

「歯周病治療専門チーム」があるそうですね。発足のきっかけは?

岡勇気院長 大和田おか歯科医院5

従来の歯周病というのは、クリーニングやブラッシング指導は盛んに行われますが、専門的に治療できる場が少なく、難しい症例は歯を抜いて入れ歯にせざるを得ませんでした。しかし、中にはまだ若く将来がある患者さんが重度の歯周病で悩まれている場合もあります。そんな患者さんが当院を訪れたときに救えるよう、当時アメリカ留学中だった歯周病専門の友人に相談、歯科衛生士と私とその友人でウェブ会議を行いながら治療法を探った、というのがそもそものきっかけです。友人は帰国後、日本歯科大学で教壇に立ちつつ研究も行い、2021年より当院の難治性歯周病の治療に携わってくれています。

歯周病治療はどのように進めていくのですか?

初診は歯科用CTによる画像撮影、歯周ポケット検査などを行います。その後に歯ブラシ練習を経て、必要なら虫歯や根っこの治療、抜歯、補綴物の見直しをし、ポケットが深い場所を掃除して歯茎を健康な状態に導いていくことから始めていきます。その後再び歯周病検査を行い、検査結果によって手術を行うか、ポケットが深い場所の掃除を再度行うか、定期的なメンテナンスで進めるか、いずれかを提案します。手術は当院で行います。抜歯すべきか、残すのかの判断も、私と歯周病専門の歯科医師、歯周病ケアの専門知識を持つ歯科衛生士のチームでギリギリまでディスカッションして決めていきます。歯周病の治療は時間がかかり、患者さんの負担も大きいので、決して無理をさせないよう、対話を大事にしながら進めるように心がけています。患者さんの負担が大きい場合は、優先すべき治療だけ行い、歯を維持していくための方向に切り替えるようにしています。

院内に歯科技工士が在籍しているメリットは何ですか?

岡勇気院長 大和田おか歯科医院6

歯科技工士がいない場合は外部の歯科技工所に出して詰め物やかぶせ物などを作ってもらいます。しかし当院では院内に歯科技工士が常駐しているため、義歯の修理はもちろん、他院で作ったものが合わなくて困っているなどでも、可能な限りその場で対応することができます。短時間で装着できるのは患者さんにとって大きなメリットでしょう。たとえ当院で行うのが難しいものでも、歯科技工士が直接外注先に細かな指示を出し、歯科技工士同士で連携を図っているので、精密な義歯の作製につながります。

最後に、診療時に大切にしていること、読者へのメッセージをお願いします。

基本的には患者さんが何で困っているのか、どうしてほしいのか、希望を聞くことから始め、その後で口腔内の画像を撮り、悩みの原因を突き止めてから説明を行います。ここが肝心でしっかりと話をし、理解されてからでないと先には進まないようにしています。一般的に歯科治療は歯科医師先導で進められます。患者さんから歯科医師に意見は言いづらいですし、いつの間にか「抜かれてしまった、削られてしまった」という声もよく耳にします。本当なら「抜いてもらった、削ってもらった」となるはず。それは患者さんの気持ちが置き去りになっているのが原因だと感じています。最初に抜くこと、削ることがどうして必要なのか、納得してもらえるように丁寧に話すことが大切です。抜きたくない場合はすぐには抜きません。治療より気持ちを何より優先していますので、安心してご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

入れ歯作製/13万2000円~、インプラント治療/55万円~、小児矯正/38万5000円~、成人矯正/41万8000円、ホワイトニング/2万2000円~、補綴インレー/4万4000円~

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