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大澤 亮太 院長の独自取材記事

元住吉駅前こころみクリニック 内科・小児科・耳鼻咽喉科・婦人科

(川崎市中原区/元住吉駅)

最終更新日:2024/05/01

大澤亮太院長 元住吉駅前こころみクリニック 内科・小児科・耳鼻咽喉科・婦人科 main

元住吉駅西口徒歩3分、商店街の一角に構えるメディカルモール3階に「元住吉駅前こころみクリニック 内科・小児科・耳鼻咽喉科・婦人科」を訪ねた。2017年の開業以来、内科と心療内科の専門の医師が在籍し、心と体を総合的に診る医療を実践している。加えて、糖尿病や循環器、呼吸器、血液内科など高い専門性を有するドクターによる専門の外来を設け、大学病院のような診療を受けられる総合内科クリニックとしての機能を強化。クリニックならではの患者との距離感、臨機応変な対応力を生かし、心身の健康を総合的にサポートしている。「お子さんやご高齢の方だけでなく、働く人を支えることで社会や地域に貢献したい」と語る大澤亮太院長に、クリニックの特徴や診療方針、病診連携の取り組みなどについて、じっくり話を聞いた。

(取材日2023年10月3日)

専門性の高いドクター陣が大学病院のような医療を実施

心と体の専門家が連携するという、新しいコンセプトのクリニックですね。

大澤亮太院長 元住吉駅前こころみクリニック 内科・小児科・耳鼻咽喉科・婦人科1

当院は体の専門家である内科医と、心の専門家である心療内科医が互いの高度な専門性を生かしながら連携し、患者さんの心身の不調にアプローチしています。クリニック名の「こころみ」という言葉には、「心と体」という意味に加えて、「新しいことに試みる」という意味も込めているんですよ。内科と心療内科双方の患者さんが同じ入口から出入りし、同じフロアで診察しますが、心の外来と体の外来とでゆるやかにエリアを分けた設計にしているので、患者さんもストレスなく通院しやすい環境が整っていると思います。

糖尿病や循環器、血液内科など、内科領域の専門的な外来も充実していますね。

内科だけでも総合診療として、糖尿病、循環器、呼吸器、血液内科、甲状腺、リウマチ膠原病、アレルギーなど、幅広い外来を設けています。担当する医師はいずれも関東労災病院や日本医科大学付属武蔵小杉病院の第一線で診療にあたっている経験豊富なドクターです。一般的な疾患はたいていのクリニックで診察できると思いますが、専門性を求められる疾患となると、どうしても大学病院や総合病院など大きな医療機関に足を運ばなくてはいけないといったイメージがありますよね。そうした大学病院レベルの診療を一線級の先生方が地域の中で提供する体制が整っているということが、当院の大きな特徴です。

専門性の高い医師の診察がクリニックで受けられるのですね。

大澤亮太院長 元住吉駅前こころみクリニック 内科・小児科・耳鼻咽喉科・婦人科2

おのおのが自分の専門に限らず、ゼネラルに診療できる能力も兼ね備えていますから、患者さんにとっても安心感が高いと思います。加えて、複数の医師がカルテ上やアプリを活用して互いに情報共有し、必要に応じて臨機応変にコミュニケーションを取り合ってバランスの良い診断・診療ができることもまた、小回りの利くクリニックならではの強みだと思っています。こうした先生方とのご縁で病診連携体制も強固になり、より高度な治療が必要になった段階で速やかに大学病院や総合病院にご紹介することができています。

患者一人ひとりの希望にマッチした安心感の高い医療を

来院者の感染症対策も徹底されていると伺いました。

大澤亮太院長 元住吉駅前こころみクリニック 内科・小児科・耳鼻咽喉科・婦人科3

コロナ禍以降、クリニックでの感染を心配される方も多いですよね。そこで当院では、2022年8月から発熱時の外来の機能を独立させ、ここから徒歩1分の場所に系列院の「こころみスマートクリニック」を新設しました。まずはこちらの系列院で検査を受けていただき、検査で陰性が確認された方は、当院に来ていただいてより専門的な精査を行い、必要な治療を続けることができるような連携もしています。

心療内科の特徴も教えていただけますか?

心療内科も内科と同様、心療内科、精神科、睡眠、あがり症、メンタルヘルスと外来を細分化し、患者さんが足を運びやすくなる仕組みを整えています。例えば「人前に立つと緊張してしまうけど、この程度のことで病院に行っていいのか」と迷っている方でも、あがり症のことを相談できる外来があることがわかれば来院しやすくなりますよね。ホームページで積極的に情報発信していることもあってか、心療内科については遠方から来院される患者さんの割合がより高くなっている印象です。まずはお気軽にご相談ください。

先生の診療ポリシーをお聞かせください。

大澤亮太院長 元住吉駅前こころみクリニック 内科・小児科・耳鼻咽喉科・婦人科4

内科、心療内科どちらにも共通することですが、患者さんのニーズをより正確に捉えるため、問診票で患者さんが私たちの診療に対して求めていることを詳しくヒアリングしています。例えば内科であれば「任せる」「簡潔に診てほしい」「詳しく診てほしい」の中から、受診にあたってのご自身のスタンスを選択していただくのです。あらかじめ患者さんの希望を踏まえてお話を伺うことで、より患者さんのニーズにマッチした診療を提供することができると考えています。もちろん患者さんが簡潔さを求めていたとしても、検査結果の内容次第では、より詳細な検査や専門的な治療が必要になることがあります。そうした場面では専門家の立場から患者さんの安心を最優先にしつつ、積極的な検査・治療のご提案をさせていただきます。

社会に貢献できる医療機関をめざし、働く世代を応援

ところで先生が精神科の医師を志したきっかけは?

大澤亮太院長 元住吉駅前こころみクリニック 内科・小児科・耳鼻咽喉科・婦人科5

最初は一橋大学経済学部に入学したのですが、将来を考える中で「人と直接関わって役に立てる仕事がしたい」という思いが強くなりました。自分の求めている職業が何なのか考えていたとき、医学部の学生たちの輝いた表情を見て医師を志し、山梨大学の医学部を再受験しました。初期臨床研修の一環で、ある大学の保健室診療を担当したのですが、心の悩みを抱える学生が想像以上に多いことに驚き、そんな若者たちが社会に出てからも力になりたいという思いから、産業医学を深く学びました。

こちらで夜や土日の診療を行っていることも、そうした思いとつながっているのでしょうか?

そうですね。患者さんの通いやすさ、特に忙しく働いている方々をお支えしたいというコンセプトのもと、診療時間にも配慮しました。平日の昼間は仕事で通院できない方が多いですから、基本的には祝日を除いて朝9時から20時まで、日曜のみ18時まで診療しています。毎日診療するのは当初予想していた以上に大変なことも多いですが、頼もしいスタッフに支えられながら診療体制を組むことができています。日々頑張ってくれているスタッフたちには本当に感謝しています。

最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

大澤亮太院長 元住吉駅前こころみクリニック 内科・小児科・耳鼻咽喉科・婦人科6

当院のスタッフには「2つのバリュー」を大切にしてほしいと伝えています。1つ目は「人安心(ひとあんしん)」。患者さんや地域の方々に「この人になら安心して診てもらえる」と思ってもらえるような人材になること。2つ目のバリューは人と病に向き合うだけでなく、社会課題を解決できるような「上医」になること。これは中国の古代の医学書に由来する一節で、私の好きな言葉「上医は国を医し、中医は人を医し、下医は病を医す」にヒントを得たキーワードです。今後も地域医療の中で社会の生産性に貢献できる医療環境の実現をめざし、働く世代や子育て世代を支えたいと思っています。忙しい時は得てして健康面をないがしろにしがちですが、失って初めてその大切さに気づくこともあると思います。不調を感じたり、健康診断で異常が見つかって不安なときは、早めにご相談くださいね。

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