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エアーフローなど先進機器を活用
北欧式システムを用いた予防歯科

ヤマシタデンタルクリニック

(大阪市中央区/堺筋本町駅)

最終更新日:2023/06/13

ヤマシタデンタルクリニック エアーフローなど先進機器を活用 北欧式システムを用いた予防歯科 ヤマシタデンタルクリニック エアーフローなど先進機器を活用 北欧式システムを用いた予防歯科
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2020年の新型コロナウイルス感染症流行を機に、感染対策が気になり歯科医院の受診をためらう人は増えたようだ。しかし、歯と全身疾患の関係が話題に上がることがあるように、全身の健康を考える上でも口腔内の健康には気を配らなければならないだろう。開業以来、感染症対策に力を入れてきた「ヤマシタデンタルクリニック」では、ヨーロッパ基準クラスBの滅菌器を導入。誰もが安心して通えるような環境づくりに力を注いでいる。また、予防歯科にも取り組み、歯の汚れや着色、歯石を取り除くエアーフローを活用したメンテナンス方法を構築しながら、施術時間の短縮にも努めているそうだ。同クリニックの予防歯科の特徴と施術の流れ、感染症対策などについて、山下幸樹院長に詳しく教えてもらった。

(取材日2020年8月12日/情報更新日2023年5月29日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q口腔内の健康を保つには、ホームケアだけでは不十分なのだとか。
A

現代は電動歯ブラシや歯間ブラシ、歯磨き粉などさまざまなケアグッズがあり、ご自身に合ったアイテムを使って上手にケアされている方は多いです。しかし、歯ブラシが届きにくい箇所があったり磨き方に癖などがあったりすると、なかなか完璧とはならず、磨き残しのある方も少なくありません。その部分をしっかり診てお掃除し、より正しく充実したホームケアができるようお手伝いするのが私たち歯科医師、歯科衛生士の仕事です。もしホームケアが十分にできている方であっても、「きちんと磨けている」「虫歯になっていない」など定期的に確認し、歯科受診を安心する機会にしていただきたいです。なお、最近では親子で通われる方も増えていますよ。

Q感染症にはどのような対策をされていますか?
A

当クリニックは「安心・安全」をコンセプトに、開業以来、感染症対策に重点を置いてきました。器具の洗浄には、高温殺菌の後、汚れを徹底的に落としていくウォッシャーを使用しています。また、ヨーロッパ基準クラスBの滅菌器を導入しているほか、筒状の器具の内部に蒸気を行きわたらせて真空状態で滅菌する、歯を削る機械専用の滅菌器も使用しています。このほか診療チェア周りは常に清潔な水で治療ができるよう水が循環するシステムを導入しており、ホース内の洗浄・殺菌も全自動。時世にかかわらず考えられる感染症対策はすべて実施するつもりで取り組み、安心してご来院いただけるよう環境を整えています。

Q貴院の予防歯科の特徴を教えてください。
A

スイス生まれの予防歯科をベースに、歯や歯茎への負担に配慮したメンテナンスに注力しています。そのために導入したのが、エアーフローという機器です。これは、ブラッシングでは落ちにくい着色や歯垢、歯垢の膜であるバイオフィルム、3ヵ月未満程度の早期の歯石を落とすのに役立ちます。着色汚れとそのほかの汚れに1つの工程で対処できるので、処置時間の短縮も期待できるでしょう。また、エアーフローは微粒子のパウダーと水を噴射する構造のため、痛みを感じたり、歯や歯肉を傷つけたりすることはほぼありません。当クリニックでは患者さんの費用面の負担、時間的負担などを考慮して、この機器を保険診療内のメンテナンスに採用しています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1検査・診断
ヤマシタデンタルクリニック 検査・診断

初診の場合、口腔内の検査からスタート。診療チェアに着席し洗口液で口をゆすいだ後は、虫歯がないかどうか、補綴物がどこに装着されているかなどの確認が行われる。続けて歯の色や汚れのつき具合などの記録を残すために口腔内写真を撮るほか、パノラマエックス線を撮影し、歯の状態や補綴物の中の状態も診てもらう。その後、プローブという器具を用いて歯周ポケットの深さを測り、歯肉炎や歯周病などがないかの評価も行われる。

2自宅でのケアの指導を受ける
ヤマシタデンタルクリニック 自宅でのケアの指導を受ける

口の中を染色し、どこに汚れがついているかを患者自身の目で確認する。口腔内の状態、予防の重要性などの説明を聞いたら、歯ブラシのほか歯間ブラシなど患者個人に合った清掃器具を用いて、ブラッシング・クリーニング指導を受ける。磨き残しがある場所や歯ブラシが届かない部分を認識し、どのようにホームケアを行うべきかをしっかり覚えよう。

3エアーフローを中心としたクリーニング
ヤマシタデンタルクリニック エアーフローを中心としたクリーニング

パウダーと水を同時に噴射するエアーフローで、クリーニングしていく。天然歯だけでなく、かぶせ物やインプラントにも使用可能で、歯ブラシでは取れないバイオフィルムや着色も一緒に取り除いていく。その後、しつこく残った歯石があれば、従来どおりの方法である超音波スケーリングで除去していく。

4歯科医師による確認
ヤマシタデンタルクリニック 歯科医師による確認

口腔内クリーニングを終えたら、虫歯や歯周病の有無の確認など歯科医師によるチェックが行われる。治療を要す状態であった場合は、現在の口腔内の状態や今後の治療の流れなどの説明を聞き、次回から治療へと進む。この時にホワイトニングの相談をすることもできる。治療方針に対し、希望や不安があればしっかり質問を。最後は虫歯予防のため歯の全面にフッ素を塗布して完了。

5治療または定期メンテナンスへ
ヤマシタデンタルクリニック 治療または定期メンテナンスへ

口腔内の状況により、治療または定期メンテナンスへ進む。同クリニックでは、患者に少しでもリラックスしてクリーニングを受けてほしいとの思いから、歯科衛生士の担当制を採用。毎回同じスタッフに対応してもらえるよう配慮されている。定期メンテナンスの通院頻度は「3ヵ月に1度」が基本。これを軸に、歯周病が気になる人は2ヵ月に1度、ホームケアの行き届いている人であれば半年に1度の来院が推奨される。

ドクターからのメッセージ

山下 幸樹院長

年齢を重ねたとき、ご自身の歯か、入れ歯か、あるいはまったく歯がない状態かで、食事の楽しみも大きく変わってきます。食べる機能が低下すると、唾液の量が減っていき、感染症のリスクが上がりますが、もし口腔ケアを行えば重篤化の防止につながるともいわれています。バイオフィルムはまさに菌の塊。たとえ、歯が痛いなどの症状がなくても、そうしたものを口の中にとどめておくのは良いことではありません。またお口の状態に問題がないうちから対応していくのと、何か起こってから治療するのとではゴールがまったく異なってきます。感染症の影響に敏感になるこの時期だからこそ、「口から始まる予防」として、日々のケアを大切にしましょう。

山下 幸樹院長 ヤマシタデンタルクリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

オフィスホワイトニング/3万5000円、ホームホワイトニング/3万円、デュアルホワイトニング/6万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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