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就寝時のみレンズを装着
近視矯正治療「オルソケラトロジー」

大阪鶴見まつやま眼科

(大阪市鶴見区/今福鶴見駅)

最終更新日:2023/07/14

大阪鶴見まつやま眼科 就寝時のみレンズを装着 近視矯正治療「オルソケラトロジー」 大阪鶴見まつやま眼科 就寝時のみレンズを装着 近視矯正治療「オルソケラトロジー」
  • 自由診療

スマートフォンやタブレットの使用頻度が増えるなどの影響から、近年増加している近視。近視の矯正方法といえば、角膜を削るレーシックや眼内コンタクトレンズを挿入する方法などがある。どちらも手術を必要とするが、手術をすることなく視力の補正を図る治療法が近視矯正治療「オルソケラトロジー」だ。就寝中に専用のコンタクトレンズを装着することで角膜を矯正。日中に眼鏡をかけずに裸眼で過ごせる視力へと近づけていくことをめざす。大学病院並みの先進設備を備え、眼科一般から日帰りの白内障・緑内障手術など幅広い目の病気の診療に取り組む「大阪鶴見まつやま眼科」の松山真弘院長に、オルソケラトロジーでの近視矯正について教えてもらった。

(取材日2023年6月25日)

寝ている間にコンタクトレンズを装着。手術が不要で、身体的・心理的な負担が少ない近視矯正治療とは

Qオルソケラトロジーとはどのような治療法ですか?
A
大阪鶴見まつやま眼科 症状に見合った治療方法を丁寧に説明する

▲症状に見合った治療方法を丁寧に説明する

オルソケラトロジーとは、近視・近視性乱視の方のための手術がいらない近視矯正治療法です。通常のコンタクトレンズとは逆の使い方で、夜寝る時に専用のコンタクトレンズを装着。就寝中に角膜を変形させることで近視を矯正し、日中、眼鏡やコンタクトレンズをつけずに裸眼で過ごせる視力をめざします。近視矯正としては角膜をレーザーで削るレーシックや眼内レンズを挿入する方法がありますが、いずれも手術が必要となります。一方、オルソケラトロジーは手術が不要なので、身体的・心理的な負担が少なく始めることができます。また装着をやめると角膜の形状を元に戻すことができる点も、治療のハードルを低くしているといえるでしょう。

Qオルソケラトロジーの治療の流れを教えてください。
A
大阪鶴見まつやま眼科 検査機器を使用して、オルソケラトロジーが適応か判断

▲検査機器を使用して、オルソケラトロジーが適応か判断

オルソケラトロジーについて説明をした後、視力検査、屈折検査、角膜形状検査を行い、今の目の状態を詳しく検査して、オルソケラトロジーが適応となるかどうかを判断。問題がなければレンズの着け外しの練習を行います。コンタクトレンズを初めて使用される患者さんも多いので、しっかりと装着・取り外しの練習を指導させていただきます。トライアルレンズを1週間つけた後、見え方や装着感などを確認。目に問題がなければ、ご自身用のオルソケラトロジー用コンタクトレンズ装着を開始します。当クリニックでは、日本人に多い突出の少ない角膜に合うように特別にデザインされたレンズを採用しているのもポイントです。

Q治療を受けられないケースや年齢制限はありますか?
A
大阪鶴見まつやま眼科 安全面を第一に考え、処方を行う

▲安全面を第一に考え、処方を行う

オルソケラトロジーは強度の近視、乱視、遠視には適応していませんので、適応検査の結果をもとに医師が判断します。また、目にハードコンタクトレンズを入れるため、未成年に対しては慎重処方が条件とされていますので、当院でも安全面を第一に考えて可否を慎重に判断し、患者さんや小児の場合はその保護者に対し、使用法について丁寧に説明します。ですが、年齢制限などはありませんので、お子さんの近視が気になっている方、ドライアイなどによりコンタクトレンズが快適に使用できない方、日中のコンタクトレンズや眼鏡の煩わしさから解放されたい方、スポーツを裸眼で楽しみたい方、レーシックなどの手術に抵抗がある方などにお勧めです。

Q安全に治療を行う上でのポイントと、費用について伺います。
A
大阪鶴見まつやま眼科 長期間継続して治療を行うことを考慮し、同院では定額制を採用

▲長期間継続して治療を行うことを考慮し、同院では定額制を採用

レンズが目に直接接触するという点では、通常のハードコンタクトレンズと同じなので、レンズケアを怠ると角膜感染症やコンタクトレンズ合併症にかかるリスクが高くなります。ですので、通常のハードコンタクトレンズと同様、常に清潔を保つようにしましょう。費用に関しては、長期間継続して治療を行うことが重要だと考え、当院では定額制を採用。定額制の費用にはレンズの交換費用や、紛失の際の補償費用も含まれています。

Qそのほか注意しなければいけないことはありますか?
A
大阪鶴見まつやま眼科 3ヵ月に1回、定期検査を受けることが大切

▲3ヵ月に1回、定期検査を受けることが大切

オルソケラトロジー用コンタクトレンズの使用を怠ると視力が元に戻ってしまいますから、毎晩眠る時には必ず装着するなど治療を継続する必要があります。日中の過ごし方に特に注意はありません。前述したとおり、レンズを外したらケアを怠らず清潔に保つことが大切です。そして眼科医の指示に従い装着し、3ヵ月に1回は定期検査を必ず受けましょう。装用時に目を強くこすってしまうことで、角膜に炎症や傷がつく危険性があります。トラブルを未然に防ぐため、調子が良くても定期検診は必ず受けてください。定期検査では角膜のチェックや度数のチェックを行い、目に異常がないことを確認します。

ドクターからのメッセージ

松山 真弘院長

最近の子どもたちはスマートフォンやタブレットを長時間見ることが多く、昔と比較すると近視の子どもが増加しています。当院にも「子どもの近視を何とかしたい」という親御さんの悩みも数多く寄せられています。スマートフォンやタブレットは、勉強でも使用することが多いので使用を控えるというのはなかなか難しいと思います。オルソケラトロジーを始めることで、日中は眼鏡やコンタクトレンズなしに快適な裸眼生活を送ることが期待できます。当院では毎月一定額で利用できるご提案もしていますので、興味のある方はぜひ一度ご相談いただけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー(片眼)/月額4400円

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