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佐久間 久枝 院長の独自取材記事

フェリス広尾デンタルクリニック

(渋谷区/広尾駅)

最終更新日:2021/10/12

佐久間久枝院長 フェリス広尾デンタルクリニック main

明治通り、広尾一丁目の交差点脇を入った場所にある「フェリス広尾デンタルクリニック」。院長を務める佐久間久枝先生は、軽やかで明るいフレンドリーな女性歯科医師。ちょっとした相談もしやすい雰囲気だ。2004年の開業以来、子ども連れのファミリー層から近隣に勤める会社員、近隣住民など幅広い年齢層の患者が同院を訪れ、虫歯や歯周病の治療はもちろんのこと予防歯科や小児歯科、審美歯科など幅広い診療に対応。最近は噛み合わせ治療や、口腔内と全身疾患の関連性についてのアプローチにも力を入れている。「来て良かったと思ってもらえるように、人対人のお付き合いを大切にしていきたい」と話す佐久間院長に患者への思い、プライベートのことなどたっぷりと聞いた。

(取材日2017年10月4日)

街の歯科医師として、患者とともに歩んでいく

来院する患者層について教えてください。

佐久間久枝院長 フェリス広尾デンタルクリニック1

今年で開業して14年目になります。もともと私が多く子どもの診療を経験していたことと、自分自身も子育てに奮闘していた時期だったので、クリニックを開いた当初はお子さま連れのお母さまが来院されることが多かったんです。今でもお子さまは来院しますが、近くにお勤めの会社員や近隣にお住まいのご高齢の方、あとは場所柄、外国人の方など、さまざまな方がいらっしゃいますね。患者さまの半数近くが長年通ってくださっている方。月日とともに患者さまとの歴史が積み重なり、お一人お一人との思い出が増えてきています。一緒に年を重ねているので、「お互い味が出てきましたね(笑)」ってお話ししているんですよ。

どのような治療をしていますか?

患者層が幅広いので、治療のニーズもさまざまです。虫歯や歯周病の治療はもちろん、予防歯科や小児歯科、審美歯科など幅広い診療を提供しています。私はスペシャリストというよりはジェネラリスト。どのような症状・疾患もオールマイティーに対応できる歯科診療をめざしています。もちろん、歯列矯正や根管治療など、より専門性が求められる治療は他院の先生をご紹介することになりますが、何かお口のことでお困りのことがあれば、まずは気軽に相談しに来てもらえる街の歯科医師でありたいなと思っています。各専門の先生やクリニックを熟知しており、「この症状ならこの先生」というように的確なご紹介ができますので、そういった面でも安心していただけるかと思います。

診療で先生が一番大切にされていることを教えてください。

佐久間久枝院長 フェリス広尾デンタルクリニック2

気をつけているのは、当たり前のことを手を抜かずにきちんとやるということです。真新しいことを取り入れるというより、現状で一番いいと実感できるものを患者さまに提供していきたい。そのためには技術や情報をアップデートしながら、別のものがベストだと思ったら切り替えていくという潔さも持つようにしています。また、患者さま一人ひとりとゆっくりコミュニケーションを取りながらお付き合いしていきたいと考えています。痛い歯だけを治して終わりというのではなく、「あなたのお口のことに関してだったら私が一番わかっていますよ」と自信を持ってお話しできるような関係性を築くようにしています。さらに、患者さまによって今すごく仕事が忙しいとか、逆に今この時期に治療を終わらせたいなど事情はさまざまです。そういったご事情も踏まえた診療スケジュールをご提案するようにしています。

食習慣や癖など患者の全体像を捉えたアプローチも

開業して14年目。長年診療に携わる中で、考え方などに変化はありましたか?

佐久間久枝院長 フェリス広尾デンタルクリニック3

長年一人の患者さまと長くお付き合いしていく中で、わかってきたことがあります。それは、お口の健康を保つにはお口の中だけを診ればいいのではなく、患者さまの全体像を捉えアプローチしていく必要があるということです。例えばきちんとブラッシングをされているのに、虫歯になってしまうという方がいます。よくお話を聞いてみると、こまめに軽食をとる食習慣があったり甘い飲み物が好きだったりと、お口の中に食べ物がとどまる時間が長いということがわかりました。この場合、その方の食習慣などまで把握してアプローチしていく必要があります。このように、ただお口の中を診るだけでは根本的な解決にはならず、患者さまの食習慣や噛む癖、姿勢といった個々の全体像を把握していったほうが良いケースもあります。最近は患者さまとのお付き合いが長いということもあり、患者さまの全体像を把握した、より一歩踏み込んだアプローチができるようになりました。

具体的にどのようにアプローチされていますか?

アプローチの仕方って難しいんですよね(笑)。「これはこうしたほうが絶対いいです」と正論を言うのは簡単なんですが、必ずしも効果があるとはかぎりません。実は私自身、以前は甘いものが大好きでしたので、ついつい食べてしまう患者さまの気持ちもよくわかります。タバコなど依存性が高いものだと余計に止めるのって難しいですよね。ダイエットでもそうなのですが、ただ「我慢する」のでは、長続きせず、元に戻ってしまいます。ですので、アドバイスする際には「我慢をしなければいけない」のではなく、できることから少しずつ習慣を変えていただけるよう、伝え方や伝えるタイミングを気をつけてお話しするようにしています。いずれにしても数あるクリニックの中で当院を選んで来院してくださった患者さまですから、少しでも「来て良かった」と思ってもらえるように関わっていきたいと思います。

最近力を入れていることはありますか?

佐久間久枝院長 フェリス広尾デンタルクリニック4

顎と全身のバランスから噛み合わせを診ていくことです。顎は咀嚼しているときだけでなく、運動していたり、立ち止まっているときにも全身のバランスをとるために使っています。そのときに良くない噛み合わせですと、歯が邪魔してしまい、体のもともとのバランスをとることが難しくなってしまいます。噛み合わせの乱れは自分では気づきにくく自分で改善するのも難しいので、歯科医師が介入する必要があります。全体のバランスがとれているかチェックして、問題があれば歯列矯正やかぶせ物で調整する方法などニーズに合わせて治療方法を提案しています。特にインプラントを入れている方は噛み合わせのバランスが重要ですので、よく診るようにしています。

人との付き合いを大切にした温かみのある歯科診療を

患者に向けて、伝えていきたいことはありますか?

佐久間久枝院長 フェリス広尾デンタルクリニック5

食生活の大切さですね。人間の生活は、食生活と運動習慣に左右されるといっても過言ではないと思っています。虫歯予防で砂糖を取りすぎてはいけないと言っているのではなく、健康のためには過度な糖分の摂取を避けるなど、できる限りバランスの良い食生活を、自然な物で取っていただきたいと思います。特に小さい子どもは自分で食べる物を管理できないので、周りの大人たちには例えば飲み物はお茶やお水を選ぶなど、気をつけていただきたいと思っています。

休日の過ごし方を教えてください。

もともとゆっくりするのが好きなのですが、ここ1年くらいは頑張って、スタッフとバレエのレッスンに通うようにしています(笑)。もともと子どもが習っていたのでレッスンをよく見に行ってはいたんですが、見るのと実際に自分がやるのとは全然違って難しいですね。バレエは姿勢がすごく良くなりますし、リフレッシュできるのでお勧めですよ。ピラティスもたまに行きます。また、うれしいことがあった時には、ピアノを弾くのが好きです。ただ日々の生活が忙しくピアノを弾く時間がないので、もっと時間を取って音楽に没頭できる時がくるといいなと思います。

最後に、今後の展望をお願いします。

佐久間久枝院長 フェリス広尾デンタルクリニック6

数あるクリニックの中から当院を選んでくださったからには、「来て良かった」と思ってもらえるようにできる限り満足していただける歯科治療を提供していきたいです。ただ痛いところを治すのではなく、人対人のお付き合いをしていきたいです。「○○さんはお元気かな?最近お会いしていないな」なんて、患者さまのことをいつも気にかけています。そういった温かい関係性でいつまでもお付き合いしていけたらうれしいですね。また、現在、噛み合わせと全身疾患との関連性についての勉強会に参加して情報収集に励んでいるので、今後はそれを治療に生かしていきたいと思います。お口の中だけでなく全身の健康にもアプローチできるクリニックにしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ハイブリッドセラミックスインレー/32,400円~、セラミックインレー/43,200円~

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