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五藤 博之 院長の独自取材記事

医療法人若星会 あいあい歯科クリニック

(安芸郡海田町/海田市駅)

最終更新日:2022/11/01

五藤博之院長 医療法人若星会 あいあい歯科クリニック main

広島市郊外の大型商業施設駐車場内にある「医療法人若星会 あいあい歯科クリニック」。2015年の開業以来、地域に長く愛される歯科医院をめざしている五藤博之院長は、虫歯や歯周病などの一般歯科はもちろん、子どもから高齢者まで幅広い年代のさまざまな症状に対応。治療への理解を深めてもらうために、丁寧でわかりやすい説明を心がけているという。院内は木目調でオレンジなどの暖色系が使用されていて温かみのある雰囲気。観葉植物や窓から見える景色から緑が目に入ることでリラックスできる空間となっている。来院する患者の多くは近隣住民であり、信頼関係を構築しつつ口腔内の健康をサポートしている五藤院長に、歯科医療への想いや今後の展望などを聞いた。

(取材日2022年9月2日)

口腔の状態を整え、全身の健康も守りたい

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

五藤博之院長 医療法人若星会 あいあい歯科クリニック1

小学1年生の時、野口英世の伝記を読んで医学に興味を持ちました。「すごい人がいたんだ」という衝撃を受けたことを今でもはっきりと覚えています。中学、高校と進学し、大学受験を控え、自分が何をしたいのかを考えた時に浮かんだのが、その本のことです。また中学時代、とても優秀な友人に出会いました。教室で席が前後だった私たちはよく話すようになり、その友人から勉強の面白さを教わりました。友人に追いつきたい、そして追い越したという想いから、勉強に打ち込んだことで地元の進学校に合格。その出会いがなければ学ぶことの楽しさを知らなかったかもしれません。また、高校3年生の時にも同様の出会いがあり、幼い頃に憧れを抱いた医学への道に進むことを決意しました。しかし、志望校には手が届かず、一度は別の道を歩もうとしましたが、それでも医学に携わりたいという想いを諦めきれませんでした。

夢を追いかけたいという気持ちだったのですね。

そうですね。もう一度挑戦したいと思っていました。そんな時に父から「実はずっと歯科医師になってほしかった」と言われたんです。とても驚きました。医療の知識によって人々の健康を守るのは、医師も歯科医師も同じこと。しかも医師は病気に罹患した方を診療することが多いですが、歯科医師は虫歯や歯周病にならないための予防歯科という分野があり、より患者さんと近い距離感で長いお付き合いができます。また、お口は体の入口であり、全身の健康にも影響を及ぼすといわれている大切な器官。そして私は、医学への強い興味と父の勧めがあって歯科医師となりました。今でも、この職業を勧めてくれた父に感謝の気持ちでいっぱいです。

院内でこだわっている部分はありますか?

五藤博之院長 医療法人若星会 あいあい歯科クリニック2

知り合いのデザイン会社に私の希望を伝えて、リラックスできる空間を演出してもらいました。痛みを抱えて、緊張して来院する患者さんも少なくありません。白は清潔感があり、医院などに好まれる色ですが、感じ方によっては冷たい印象になってしまうことも。そこで当院では、白を使いつつも視覚的に穏やかな気持ちになれる暖色系を使っています。また観葉植物を配置することで、緑が視界に入り、癒やしの効果もアップ。開業するなら自然豊かな場所を、と考えていたので、この地を選びました。窓からは季節の移り変わりを楽しむこともできるんですよ。

患者の声に耳を傾け、丁寧でわかりやすい説明を

どのような患者さんが来院されますか?

五藤博之院長 医療法人若星会 あいあい歯科クリニック3

近隣にお住まいの方が多く、小さいお子さんからご年配の方まで、年代も幅広いですね。開業前に勤めていた歯科医院で担当していた患者さんが来院されることもあります。お口のトラブルは「しみる」「痛み」といった症状が現れることで、歯科医院を受診する方が多いのではないでしょうか。痛みがあると睡眠の妨げになりますし、食事をすることも難しくなります。まずは痛みの原因を突き止め、なぜ痛みがあるのか、現状をしっかりと理解していただくことが必要です。その上で、治療に関する説明を丁寧に行い、処置を行います。当院では、患者さんの同意なく治療を進めることはありません。しっかりと内容を理解していただき、納得してもらった上で治療を開始します。毎回の診療ごとに、その日の治療内容をわかりやすく説明しますので、疑問や不安があれば、どんな些細なことでもお聞かせください。

こちらには日本小児歯科学会小児歯科専門医も在籍していると伺いました。

そうですね。妻であり、副院長の五藤紀子先生が小児歯科専門医ですので、お子さん連れでも安心して来院いただければと思います。子どもたちは一人ひとり性格も歯科医院に対する慣れも違いますので、それぞれに合わせて処置を進めていきます。嫌がるお子さんを無理やり押さえつけるようなことは、決してありません。また親御さんの中には、成長の段階で永久歯に生え変わるため、虫歯があっても大丈夫、と思っている方がいらっしゃるように感じます。乳歯の虫歯は永久歯に影響を及ぼすこともあるため、治療はもちろん、虫歯になりにくい口腔内環境をつくることが非常に重要です。小さい頃からお口のケアを習慣化しておくことで、将来的なリスクの軽減にもつながります。また、おやつの食べ方やブラッシングのアドバイスをすることで、お口の健康を守ることの大切さも伝えています。

診療の際に心がけていることを教えてください。

五藤博之院長 医療法人若星会 あいあい歯科クリニック4

患者さんの声に耳を傾けることです。そして、悪くなったところを治すだけでなく、良い状態を保つために定期的に受診してもらえるような信頼関係を築くことを大切にしています。そのためにも、丁寧でわかりやすい説明を心がけ、しっかりと治療への理解を深めてもらうことも重要です。何よりも、患者さんがリラックスできる空間をめざして、居心地の良い環境づくりにも努めています。「ここに来ると元気になる」「先生に診てもらえて良かった」と思っていただけたら、こんなにうれしいことはありません。患者さん一人ひとりとの出会いを大切に、二人三脚で治療を進めていきます。

「出会い」と「愛」が院名の由来

笑顔が素敵なスタッフさんばかりですね。

五藤博之院長 医療法人若星会 あいあい歯科クリニック5

当院には私と副院長を含めて歯科医師が3人、歯科衛生士3人、受付3人が在籍しています。毎日朝礼では、短い時間ですが勉強会を開催。ここでは、歯科医療以外のことを学ぶ場にしたいと考え、接客マナーや社会性、教養などについて話をしています。スタッフのモチベーションは患者さんへの対応につながることから、モチベーションが高ければより心に響く対応ができると私は考えています。院内でリラックスして過ごしてもらうには、スタッフの笑顔は欠かせない要素です。もちろん私自身も常に笑顔でいることを大切にしています。日々の生活の中で、少しでも気になることがあれば気軽に相談できる歯科医院が目標です。

今後の展望を教えてください。

エイジングケアについて、さらに知識を深めて患者さんに還元していきたいと思っています。お口の健康をサポートしつつ、「きれいでいたい」「美しくなりたい」という要望にも応えられる歯科医院でありたいですね。近年ニーズが高まっているホワイトニングにおいても、白さを追求することだけが美しいのではなく、いかにその人に合った色にできるのかが重要だといわれています。一人ひとり価値観が違うのは当然ですが、美しさを最大限に引き出せるようなアドバイスをするためにも、私自身が研鑽を忘れてはいけません。スタッフ全員が各々のレベルアップに努めることに挑戦し続けていきます。

最後に読者へメッセージをお願いします。

五藤博之院長 医療法人若星会 あいあい歯科クリニック6

私は学生時代に転機となる「出会い」があり、学ぶことの楽しさを知りました。そして今、多くの患者さんとの「出会い」をうれしく思っています。真摯に向き合うことで信頼関係を築き、長く「愛される」歯科医院にしたい、という想いから「出会い」と「愛」で「あいあい歯科クリニック」という名称にしました。歯科医療における知識とこれまで培ってきた技術を生かし、患者さんの健康に寄与できる診療を提供していきたいと思っています。お口のトラブルや悩みを解決するのも歯科医師の仕事ですが、良い状態に保つために定期的な通院を案内し、虫歯や歯周病予防に努めることも歯科医師の大事な使命です。丁寧でわかりやすい説明を心がけていますので、疑問や心配事があれば気軽にご相談ください。

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