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ストレスと闘う働き世代に知ってほしい
うつ病の早期治療の重要性

品川メンタルクリニック 梅田院

(大阪市北区/福島駅)

最終更新日:2023/08/04

品川メンタルクリニック 梅田院 ストレスと闘う働き世代に知ってほしい うつ病の早期治療の重要性 品川メンタルクリニック 梅田院 ストレスと闘う働き世代に知ってほしい うつ病の早期治療の重要性
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さまざまなストレスが原因で引き起こされる「うつ病」。特に、働く人々を取り巻く環境の中には、過労や職場の人間関係などストレスの原因となる要素が数々潜んでいる。その一方で、「うつ病かもしれない」と思っても、仕事への影響を考えてなかなか受診できずにいる人も多い。過去に自身もうつ病を経験し、患者に寄り添った治療を行う「品川メンタルクリニック 梅田院」の初村英逸院長は、「仕事を続けていくためにも、1人で悩まず早めに受診することが大切」と呼びかける。最近では心理療法や薬物療法に加えて新たな治療法も生まれ、それぞれに合った治療法を選択することで、働きながら治療を行うことも可能になっているそうだ。早期治療の重要性や、クリニックで行っている治療について詳しく教えてもらった。

(取材日2023年6月8日)

うつ病について正しく理解し、自分に合った治療方法を見つけることが大切

Q働く人々の心の健康における悩みは増えてきていますか?
A
品川メンタルクリニック 梅田院 「脳疲労」がうつ病の原因に

▲「脳疲労」がうつ病の原因に

そう感じます。通院されている患者さんの3分の1くらいが働いている方で、皆さん早く良くなりたいという思いを抱えています。20代の新社会人の方から重要なポジションを担っている50代・60代の方まで、年齢や立場はさまざまです。働き世代がうつ病になりやすい原因は、一言で言うと働きすぎです。時間外労働や休日勤務、本人の能力や性格に合わない仕事などですね。また、職場内の人間関係というのも大きく影響してきます。人はキャパシティーを越えてしまうと脳が働きにくくなり、いわゆる「脳疲労」の状態に陥ります。そうなると、脳のコンディションが悪くなり、パフォーマンスが低下してうつ病になってしまいやすくなるのです。

Q専門のクリニックを早期に受診する重要性を教えてください。
A
品川メンタルクリニック 梅田院 身近な人への相談も治療の糸口になることも

▲身近な人への相談も治療の糸口になることも

うつ病になってしまった場合、1人で抱え込まないことがとても大切です。クリニックに来ていただければ、患者さんにとっては話をする、こちらとしては話を聞く機会が得られますから、少なくとも孤独に思い悩む状態から解放してあげられると思います。症状が進行すると治療に時間がかかるということもあります。また、うつ病を放置すると、心理的にも徐々に自信を喪失し、「死にたい」「いなくなりたい」と考えるようになるなど危機的な状態に陥る恐れもあります。そうした状態を避けるためにも、スムーズに治療ができる早めの段階で受診してもらいたいと思います。

Qうつ病の検査や治療方法について詳しく教えてください。
A
品川メンタルクリニック 梅田院 うつ病へのアプローチはさまざま

▲うつ病へのアプローチはさまざま

基本的には、まずは簡単な心理検査と、近赤外線を用いて脳の血流量の変化などを調べる検査、自律神経の検査の3つを行い、うつ病かどうかスクリーニングをかけます。当院でのこうした検査は初診で行うことができ、その日のうちに結果がわかります。治療の見通しについても、初回の診察で立てることがほとんどです。具体的な治療方法ですが、当院では心理療法と薬物療法など、それぞれの症状や希望に沿った治療計画を提案していますね。また、最近では、うつ病の治療方法として反復的経頭蓋磁気刺激治療(TMS治療)という選択肢が新たに出てきました。これは専用の装置を使い、磁気によって脳に電気を流す治療方法です。

Q仕事を休むことなく治療を受けることができるのでしょうか?
A
品川メンタルクリニック 梅田院 その人のライフスタイルに合わせた治療が可能

▲その人のライフスタイルに合わせた治療が可能

可能です。患者さんの希望を最優先に、どの治療方法を選ぶべきか、通院頻度はどのようにしていくかなどをしっかり話し合いますので、無理なく治療を受けてもらえると思いますよ。ただし、中には今すぐに仕事から離れたほうがいい場合もあります。休職すべきかどうかは、専門の医師でなければ判断することは難しいでしょう。「自分は大丈夫」と思い込んだり、周囲の人々が「まだ大丈夫でしょ」と勝手に判断したりするのは非常に危険です。もちろんすぐには仕事を休めないという方もいるでしょうから、その方が置かれている状況や生活スタイルに配慮しながら、どうすべきか一緒に考えたいと思っています。

Q早期の受診を促すために、どのような働きかけが必要でしょうか?
A
品川メンタルクリニック 梅田院 病気への理解が早期治療にもつながる

▲病気への理解が早期治療にもつながる

うつ病と聞くと「心が弱い」といったネガティブな印象を持たれる方が多いですよね。でもそれは、うつ病を正しく理解できていないからだと思います。人を車に例えるとわかりやすくなります。どんな車でもガソリンがなくなれば走ることはできません。うつ病というのは一時的にこのガソリンがなくなった状態で、決して車自体に問題があるわけではないのです。ですから、またガソリンを入れれば今までどおりに走ることができるはず。治療はガソリンを入れる行為で、その後の人生を走り続けるためにも必要なものなのです。社会全体がこの認識を持つことができれば、医療機関への受診に対するハードルが下がり、早期受診につなげられると考えています。

ドクターからのメッセージ

初村 英逸院長

元気がない、不安が強い、だるさが続く、食事や睡眠ができないなど、「いつもと違うな」と思ったら、まずは相談に来て話を聞かせてください。脳の状態を検査することで、ご自身がどういう状態にあるのかがわかり、治療を始めるきっかけになるはずです。たとえうつ病でなかったとしても、今の状態を脱するために何ができるのかを考えれば、うつ病の予防にもつながります。症状を自覚していても「忙しくて通院できない」「仕事を休みたくない」と我慢してしまう方もいるでしょう。しかし、放置するといずれ仕事を続けられない状態になってしまう恐れもあります。自分の健康を守り、仕事への影響を最小限に抑えるためにも、早めの治療が重要です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

光トポグラフィー検査/2980円、ストレス測定/2500円

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