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大鳥居 淳 院長の独自取材記事

おおとりい歯科クリニック

(新潟市東区/東新潟駅)

最終更新日:2024/06/03

大鳥居淳院長 おおとりい歯科クリニック main

新潟県新潟市東区。自然豊かな新興住宅地に立つメディカルモールに「おおとりい歯科クリニック」がある。大鳥居淳院長は神奈川歯科大学を卒業後、新潟大学医歯学総合病院の顎顔面口腔外科に入局。その後、東京都と埼玉県にある開業医での勤務を経て、2015年に同クリニックを開業。常に新しい技術や知識を取り入れ、患者一人ひとりに寄り添った治療を提供し続けている。通常の入れ歯と比べて歯茎への負担が少ない生体用シリコーンを用いた入れ歯など、新しい治療法の導入にも積極的な大鳥居院長に、クリニックならではの治療や今後の展望について聞いた。

(取材日2021年7月13日)

患者の気持ちに寄り添い、口腔の健康をサポート

まずは、この地で開業した理由を教えてください。

大鳥居淳院長 おおとりい歯科クリニック1

僕は新潟出身で、大学は神奈川歯科大学に通っていたのですが、歯科医師になると決めた頃からいつかは新潟に戻って開業しようと考えていまして。大学を卒業してから12年ほど勤務医として働き、たくさんの学びを経て自分に自信が持てたこと、そのタイミングでこの地で開業しないかと声をかけていただいたことがきっかけです。ちょうどその頃からこの一帯で町の再開発が行われるようになり、次々と住宅が新築され移住される方も増えてきたんです。昔から住んでいる方も含め、この地に住んでいる皆さんが健康なお口で過ごせるよう、地域に根づいた診療を提供したいという思いで、2015年にこのクリニックを開業しました。

開業前は、3ヵ所の病院で勤務されていたと伺いました。

大学を卒業してから新潟大学医歯学総合病院の顎顔面口腔外科に入局し、その後は東京都と埼玉県にあるクリニックに勤務していました。病院でもクリニックでも多くのことを学ぶことができました。例えば、お口の健康に無頓着な患者さんに対するアプローチ方法や治療法、見た目に気を使っていらっしゃる患者さんへの治療法や提案の仕方、そして経営のやり方など。教えていただいた先生方は皆さん診療スタイルが違ったので、すごく勉強になりました。中でも、新潟大学医歯学総合病院の関連病院での経験は、今でもとてもよく覚えています。その時の先生がすごく厳しい方で、僕の治療法や対応法が間違っていると診療中でも裏に呼ばれて厳しく注意されました。正直むかついてしまうこともありましたが、先生に負けたくない一心で勉強に励みました。今振り返ると、歯科医師になりたての僕には必要な時間だったと思いますね。とても濃密な1年でした。

勤務医時代の経験が、現在の医療スタンスにつながっているのですね。

大鳥居淳院長 おおとりい歯科クリニック2

そうですね。これまでの経験や学んだことがベースとなり、現在は「原因にアプローチできる治療を提案する」ことをスタンスに診療にあたっています。患者さんの主訴は最優先で治療するよう心がけていますが、なぜ歯が悪くなってしまったのかその原因をしっかり把握して、症状が出ている箇所だけではなく根本から改善するための治療法を提案するようにしています。「虫歯になっている部分を削って終わり」とか「痛みのある歯を抜いて終わり」という治療はしたくないんです。患者さんの希望はもちろん、ライフスタイルなども伺いながら、患者さんと一緒に治療法を決めていくことにこだわりを持っています。

少しでも多くの治療法を提案できるよう、研鑽に努める

クリニックに訪れる患者さんについて教えてください。

大鳥居淳院長 おおとりい歯科クリニック3

子どもから高齢の方まで、幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいます。お子さんからおじいちゃん、おばあちゃんまで、家族皆で受診されるケースも多いですよ。当クリニックは幹線道路沿いではあるが田んぼが多い場所にあるため、正直開業前は人が集まるか不安でした。ですが今では多くの患者さんが来てくださって本当にありがたいです。あと、開業して気づいたんですが、この地域は健康に対して高い意識を持たれている方が多いように感じますね。

こちらのクリニックならではの治療はありますか?

当クリニックでは、インプラント治療のほかに、生体用シリコーンを用いた入れ歯の提供も行っております。インプラントは人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。歯根がしっかり固定されるので噛む力も強くなりますし、違和感が少ないことが特徴ですね。ただし、糖尿病などの有病者や喫煙者はインプラント治療ができない場合もあります。生体用シリコーンを用いた入れ歯は通常の入れ歯と比べて歯茎にあたる部分がやわらかいので、歯茎にかかる負担や噛んだ時の痛みを和らげてくれます。また、固定するバネが歯茎と同じ色で造られているため、装着した際の見た目が自然です。そして当クリニックでは、予防にも力を入れています。高齢者にアンケートを取ると、「若い時にきちんとクリニックに行っておけば良かった」という回答が多く、口内環境を健康に保つためにも予防歯科は本当に大事だなと思います。

患者さんの希望に沿った治療が行えるよう、常に研鑽に努めていらっしゃるのですね。

大鳥居淳院長 おおとりい歯科クリニック4

そうですね。今は新型コロナウイルス流行の影響もあってオンラインではありますが、2週間に1回はセミナーや勉強会に参加して新しい技術や治療法をアップデートしています。治療法の選択肢が多いほうが患者さんにとっても有益だと思うので、そこは手を抜かずに知識や技術を学び続けていきたいですね。かかりつけのクリニックの治療方針が合わない方や、ほかの治療法を試したい方は、ぜひ一度お越しください。できるだけ多くの治療法を提案させていただきます。

妊娠中から子どもの口内環境に気を配ることが大切

お忙しいとは思いますが、お休みの日はどのように過ごされていますか?

大鳥居淳院長 おおとりい歯科クリニック5

時間が合えば、地元のプロサッカーチームの試合を妻と見に行っています。先日、よく行くランチのお店でそのチームの選手を見かけて、「頑張ってください」と声をかけたことがありました。チーム自体も最近調子がいいのでうれしいですね(笑)。あとは、体を動かすことが好きなのでジムで汗を流したり、登山したりしています。登山は妻の趣味なんですよ。この前は妻と一緒に弥彦山に行ってきました。休みの日を利用して、セミナーや勉強会に参加することも多いです。新型コロナウイルスのワクチン接種も済んだので、会場で開催されるセミナーにも積極的に参加していきたいですね。

今後の展望について教えてください。

ここ最近、生まれつき歯の表面のエナメル質がうまく作られず、歯の一部が白色や茶色に変色する「エナメル質形成不全」のお子さんが増えています。これまでは削って埋める治療を提供していたのですが、薬液を使った削らない治療法を新たに取り入れていきたいと考えております。ホワイトニングについても新しい施術を取り入れていきたいですね。薬剤を塗布して白くするという従来の施術ではなく、歯を丈夫にしながら白くする施術を提供できるように勉強に励みます。患者さんの希望に応えるためにも、さまざまな知識や技術を身につけていきたいですね。「うちではできません」ということがないようにするのが目標です。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

大鳥居淳院長 おおとりい歯科クリニック6

実はお子さんの口内環境は、妊娠中から決まるといわれているんですよ。先ほどお話しした「エナメル質形成不全」も、妊娠中の不摂生な生活や、飲んではいけない薬を飲んだことにより起こるとされています。生まれてくるお子さんのためにも、何か不安なことがあれば気軽に相談していただきたいですね。また、生まれてきてからも、お子さんとキスをしたり、口移しで食べ物をあげたりすると、大人の虫歯がうつってしまいます。今はこういった知識もだいぶ広まっているかと思いますが、お子さんも親御さんも健康なお口を保てるよう、これからも全力でサポートさせていただきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円〜、生体用シリコーンを用いた入れ歯/12万9000円〜

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