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出口真太郎 院長の独自取材記事

みらい歯科

(横浜市中区/桜木町駅)

最終更新日:2021/10/12

出口真太郎院長 みらい歯科  main

桜木町駅から徒歩3分。人情の街として知られる野毛地区の中でひときわ目を引くスタイリッシュなクリニックが「みらい歯科」。開院は1996年。今年、先代から院を引き継いだ出口真太郎院長をはじめ、在籍する8人のドクターは30代中心。院内は「最新・最良の歯科技術を患者さんに提供したい」という若いエネルギーと情熱であふれる。歯科用CTやマイクロスコープも、ドクターたちの熱い情熱のもと導入され、精度の高い治療を可能としている。さらに患者にとって通いやすいクリニックであることにもこだわり、院内はすべてバリアフリー、無料送迎も行うなど、サービスはきめ細かい。そんな患者本位の治療方針からか、今ではほとんどの患者が、患者による紹介で来院しているというから驚きだ。「一人の患者さんと一生つき合っていきたい」と語る院長に、診察へのこだわりや歯科医師としての心がけについて伺った。

(取材日2015年10月7日)

地元・野毛に密着、いつでも駆け込めるクリニックをめざす

歯科医師になったきっかけを教えてください

出口真太郎院長 みらい歯科 1

すでに退官していますが、私の父は、私の母校でもある神奈川歯科大学の教授だったんです。長年、歯周病の研究をしていました。加えて、母は歯科衛生士。日常的に歯科用語が飛び交う家庭で育ったので、歯科医師はとても身近な存在だったんです。本格的に歯科医師をめざし始めたのは高校生のときです。進路を決める時に父に相談したのですが、「仕事をしたことで人から感謝されるのが歯科医師。こんなやりがいのある仕事、ほかにはないよ」と言われて歯科医師になる決意をしました。子どもの時からなじみのある神奈川歯科大学に進んだのも自然な流れでしたね。私が歯科医師をめざすことになっても父の反応はそっけないものだったんですが、多少は親孝行できたかもしれませんね。その後、父の背中を追って研究者の道を選ぶことも考えたのですが、やはり「人と接する仕事がしたい」と思い、臨床の世界に進むことにしました。

今年から院長を引き継がれたそうですね

このクリニックで働き始めたのは5年前です。こちらの系列医院で働いていた友人に、先代の院長・眞野先生を紹介されたのがきっかけです。偶然にも眞野先生は父の研究室に所属していたというご縁も手伝って、こちらでお世話になることにしました。クリニックがこの野毛の地に開院したのが今から19年前。現在、系列のクリニックは全部で7院あるのですが、眞野先生が系列の別のクリニックに移られたので、今年から本院であるこの医院の院長を私が務めることになりました。今、ドクターは私をはじめ30代を中心に8人います。若くて勉強熱心なドクターばかりで、最新の歯科技術を学びにアメリカの学会に出かけたり、月に1回は勉強会を開いて症例を紹介し合ったりしています。また、系列のクリニックのドクターたちで症例研究もしています。当院では見られない症例を勉強することができるのも系列の病院がある強みですね。

地元・野毛とのつながりが深いそうですね。

出口真太郎院長 みらい歯科 2

当院がある野毛地区は、人情味あふれる庶民的な街として知られています。おいしいお店もとてもたくさんありますよ。スタッフたちも地元で食事をしたりお酒を飲んだりすることが多いんですが、お店でもよく患者さんたちにバッタリお会いします。街中で「先生!」と声をかけられることも多いですね。診療着から普段着に着替えると歯科医師だと気づかれないことが多いと思いますが、私たちの場合はなぜか見つかってしまいますね。冗談で「お酒を飲んでもうっかり醜態をさらせないね」と笑っています。ただこれは、私たちのクリニックが地元に溶け込んでいるということなので、本当にうれしい限りです。これからも地域に密着して、困った時にいつでも駆け込める街の歯医者さんでありたいと思っています。私は毎日クリニックにいますので、急に歯が痛くなったような場合などに、すぐにいらしていただきたいですね。

先進の医療機器を導入、バリアフリーも完備して通いやすい環境づくり

クリニック独自のサービスについて教えてください。

出口真太郎院長 みらい歯科 3

当院はお子さんからお年寄りまで実に幅広い年代層の患者さんがいらっしゃいます。そうした患者さんのニーズに応えたいという思いもありまして、院内は段差を無くし、バリアフリーにしています。ですので、赤ちゃんを連れたお母さんもベビーカーごと診察室に入ることができるんですよ。また診察室も、患者さんのプライバシーを守りたい、リラックスしてもらいたいという理由から全室個室にしています。さらに、患者さんの無料送迎も行っています。これにより、ご高齢の方や足の不自由な方も気軽に通院していただけます。もちろんベビーカーごと、車いすごと車に乗ることもできますよ。こういった工夫をするのも、患者さんが通いやすいクリニックにするためです。「患者さんとはじっくり、一生おつきあいしたい」というのが私の強い思い。誰もが通いやすいクリニックにするための努力や工夫はこれからも続けて行きたいです。

高度な治療のできる環境も整っているそうですね。 先進の医療機器としては、歯科用CTとマイクロスコープを導入し

先進の医療機器としては、歯科用CTとマイクロスコープを導入しています。歯科用CTはフィンランド製のもので、通常のレントゲンと違い、コンピューターで撮影データを処理するので、歯やあごの状態を3D画像で立体的に確認することができます。これにより、肉眼やレントゲンよりも精度の高い診断が可能になります。またマイクロスコープは手術用の顕微鏡で、肉眼の3〜20倍に拡大した視野で治療を行えます。肉眼では確認できない歯の表面の凹凸や、歯の根管までしっかり見えるため、より正確な治療や診断が可能です。また、映像をモニターに写して患者さんに見ていただくこともできます。さらに系列の病院にセレックといって、コンピューター制御により歯の詰め物や被せものをスピーディーに作れる機械があります。これを使うことで、従来は一週間程度かかっていた詰め物や被せものの製作が一日でできるようになりました。高精度でスピーディーな治療は患者さんにも喜ばれていると思います。

患者さんとの思い出深いエピソードはありますか。

出口真太郎院長 みらい歯科 4

特に印象に残っているのは、5年前にこちらの院に来て、初めてインプラントの手術を行った患者さんです。奥で毎日治療をしています。また当院では、一人の医師が一人の患者さんの治療を最後まで担当するようにしています。そんな丁寧な歯が無い方だったんですが、入れ歯も合わないということでインプラントをすることになりました。うれしいことに、その患者さんは今もずっと通ってくださっているんですよ。大学の研究室時代に「一切妥協せず、一人の患者さんとじっくり向き合う姿勢」をたたきこまれたので、今も患者さんとは一生、ずっとつき合っていきたいという思い治療方針が功を奏してか、おかげさまで、今ではほとんどの患者さんが「紹介」で来てくださった方です。患者さんが「いいクリニックを知ってるよ」と別の患者さんを連れて来てくださるんですね。これは本当にありがたいですし、同時に患者さんに満足していただけていることの証でもあるので歯科医師冥利に尽きますね。

患者の背景を読み取り、隠れたニーズにきちんと応えていく

歯科医師として特に心がけていらっしゃることは?

出口真太郎院長 みらい歯科 5

一人ひとりの患者さんと一生つき合いたいと思っているので、何より大切にしているのが患者さんのニーズにこたえていくということです。そのためにも患者さんの背景を読み取ることが重要だと思っています。患者さんには思っていることを遠慮せず全部言って欲しいと思いますが、なかなかそれが難しい方もいらっしゃいます。ですので、「小さいお子さんを抱えているお母さんはなかなか自分のことどころではないかもしれない」「仕事に追われるビジネスマンの方は通院の時間を作るのも大変だろう」といった背景を、患者さんの言葉の行間から読み取るようにしています。また、患者さんの治療痕をレントゲン写真を見ると「忙しくて治療に通えなかったんだろうな」ということも分かりますね。こうして背景を読み取りながら、それぞれの患者さんのニーズ応じた治療プランを考えます。たとえば忙しいビジネスマンの場合は「通院日数を減らしてその分一回一回の時間を長くとり、まとめて治療する」、ずっと座っていられないお子さんの場合は「短時間で終わらせ、回数を増やす」といった具合です。

お休みの日はどう過ごされていますか?

学生時代は弓道やテニスといったスポーツや音楽を楽しむことが多かったのですが、最近は休みの日は子どもと遊ぶことが多いですね。うちは長男が5歳、次男が3歳と子どもは男の子が2人なんですが、とにかく元気すぎるぐらい元気です。よく一緒に八景島に行ったりしますね。家族サービスということでなく、私が一番楽しんでいます。今では子どもたちと過ごすのが何よりの喜びです。これは仕事にもとても役立っていまして、親になってからは、来院するお母さんたちの気持ちがよくわかるようになりました。こんなことで大変なんだろうな、こんなことで困っているかもしれない、と細かいところまで思いが巡るようになりましたね。

患者さんへのメッセージをお願いします。

出口真太郎院長 みらい歯科 6

当院には歯周病の患者さんが多く通ってくださっています。歯周病はケアをしながら一生つき合って行く病気。現状維持が大事なんですが、維持できるかどうかは、クリニックに通い続けてくれるかどうか、にかかっています。そこで私たちは患者さんが少しでも通いやすいクリニックにするため、様々な工夫や努力をしています。加えて最新の医療を提供するための勉強も常に行っていますし、患者さんの役に立つ最新の機材も導入しておりますので、安心してお通いいただけると思います。若いスタッフが多いので、これから末永く、皆さんのお口の中をメンテナンスさせていただけるのも当院の強みだと思います。ぜひ当院にいらしてくださいね。

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