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山田 宗敬 院長の独自取材記事

やまだ歯科

(熊本市南区/南熊本駅)

最終更新日:2023/07/04

山田宗敬院長 やまだ歯科 main

熊本バスの出仲間停留所そばにある「やまだ歯科」。12台分の駐車場があり、院内は車いすやベビーカーが乗り入れ可能なバリアフリー設計で、キッズスペースも備えている。診療内容は一般歯科から、小児歯科、矯正歯科、予防歯科、インプラントなどの補綴全般、歯周病に対する歯周組織再生療法、訪問診療まで幅広くカバー。院長の山田宗敬先生は、トラブル箇所だけを治療するのではなく、長期的な口の健康を考えて治療戦略を立て、患者とのカウンセリングを重視。できる限り希望に沿った治療の提案・実践に努めている。また、「当院に関わるすべての人が、幸せになれるような歯科医院」を理念に掲げ、患者をはじめスタッフや業者も含め、皆にとって心地良い環境づくりにも余念がない。そんな山田院長に同院の特徴や診療への思いを語ってもらった。

(取材日2022年7月20日)

関わるすべての人が幸せになるような歯科医院をめざす

この場所に開業された理由をお聞かせください。

山田宗敬院長 やまだ歯科1

もともと祖父がこの土地で、昭和の終わり頃に歯科医院を経営していました。父は歯科医師ではありませんでしたし、私も10歳頃には父の転勤でこの場所を離れましたので、歯科医師について詳しく知っているわけではありませんでしたが、歯科医師という職業は身近な存在であったと思います。その後、手先が器用だったことや、親の勧めもあって歯科医師となりましたが、実は、最初はこの場所に開業するつもりはありませんでした。というのも、祖父の後には別の経営者の方が歯科医院を開いていましたし、少し目立たない場所というイメージがあったからです。15年ほど前にたまたまその歯科医院が退去されたのと、向かいの土地を駐車場にして土地が開けたこともあって、この場所に開業することとなりました。

建物はそのまま使用されているのですか?

柱や窓の一部は残して、床から天井までガラリと改装しました。それまでは赤れんがを使用した少しレトロな雰囲気だったのですが、明るい雰囲気にしたいなと思って白を基調としたり、窓を大きくとったりとこだわりました。やるからにはとことんのめり込むタイプなので、改装の時は自分でも勉強をして、図面を見て考えましたね。また、カウンセリングルームを2つ設けたこともこだわりです。当院では患者さんとのカウンセリングを重視しており、できる限り患者さんのご希望に沿った治療を提供しようと心がけています。カウンセリング時には個人情報を話したり、患者さんの相談をお受けしたりするので、ユニットではなく個別の部屋が必要と考えて2つ用意しました。初診時の全体的なお話、かぶせ物の選択、治療方針の決定などはカウンセリングルームで行っています。

理念を教えてください。

山田宗敬院長 やまだ歯科2

当院は、「当院に関わるすべての人が、幸せになるような歯科医院をめざします」を理念としています。患者さんはもちろん、スタッフも私も、業者さんも歯科技工士さんも、皆が幸せを感じられる歯科医院がつくりたくて開業したといっても過言ではないくらい、私はその理念を大切にしています。スタッフのために、給料やお休みなどの待遇面に配慮することはもちろん、仕事のやりがいを感じられる、仕事を楽しめる環境づくりに努めています。患者さんに一生懸命尽くすことは大事ですが、そのために疲弊してはいけません。患者さんの治療やケアに一生懸命取り組み、そこにやりがいを感じられることが大事です。これは自慢ですが、スタッフはここ5年ほど1人も辞めていないんですよ。長く勤めてくれると意思疎通が楽ですし、患者さんにとっても顔見知りのスタッフがいると安心だと思います。私ではなく特定のスタッフを求めて来る患者さんも少なくないと思います。

悪くなった原因を究明し、解決することが大切

診療科目を教えてください。

山田宗敬院長 やまだ歯科3

標榜科目は歯科・小児歯科・矯正歯科です。基本的になんでも対応していますが、得意とする診療は歯周病の根本治療です。程度の差はあれど、ほとんど全員が歯周病であると言っても過言ではないくらい多くの方が歯周病を抱えています。当院では歯周組織再生療法といって、重度の歯周病で骨が溶けてしまった方に対し、歯茎を切開して薬を詰めることで骨を支える歯周組織の再生を促すための治療を提供しています。重度でも歯を抜かずに保存できる可能性がありますので、相談いただければと思います。私はすべての治療はまず歯周病を治療してから、と考えています。審美歯科でもなんでも、歯周病を治療してからでないと先に進めません。また、インプラントや義歯などの補綴も得意としています。インプラントの際は歯科用CTを使用し、骨の厚みや神経の位置などを3D画像で確認することで、効率的かつ安全な手術ができるよう努めています。

どういった主訴が多いですか?

歯が痛い、かぶせ物が取れたといった主訴が一番多いです。あとは歯石を取りたいという方や、最近ではほかの患者さんからの紹介やホームページを見て来られる方、セカンドオピニオンとして利用される方も増えてきました。ただ、初めはかぶせ物が取れたと言って来られた方でも、実は原因はほかにあることも多く、その原因に対処しないと再発してしまうこともあります。当院では、初回は症状のある箇所の応急処置と同時に、全体的な検査を行います。もしお口に全体的な問題があれば、カウンセリングによってその後の治療方針を決定し、次回から本格的な治療を始めるようなかたちを取っています。

中には全体的な治療はせず、痛い箇所だけ治せばいいという方もいるのではないですか?

山田宗敬院長 やまだ歯科4

口の中を全体的に整えるとなるとそれなりに費用や時間がかかるので、大がかりな治療はしたくないといった方ももちろんいらっしゃいます。そういった場合は治さない場合のリスクをきちんと説明しています。ただ、こちらが「治さなければ次はこの歯が悪くなりますよ」と言ってそのとおりになると、そこから信頼関係が生まれて治療が始まることもあります。当院はできる限り患者さんの希望に沿った治療を心がけていますが、医学的に適切な治療法が明確にわかっている場合は、患者さんを説得することもあります。自分の歯を残すことは大事ですが、例えば半年後に駄目になってしまう歯を残してかぶせ物をし、後でトラブルになるのも患者さんのためになりませんよね。インプラントも、歯がないところに必ず入れるほうが良いということはなくて、大切なのは噛み合わせを含めた全体的なバランスだと考えています。

一生付き合える歯科医院として

休日は何をして過ごされていますか?

山田宗敬院長 やまだ歯科5

勉強会やセミナーに参加することが多いです。私は勉強が好きなほうなので、最近はウェブセミナーも多いですが、映画を見るような感覚で楽しく参加しています。外に出かけるのも好きで、東京や大阪をはじめ県外の勉強会や講習会にも積極的に参加しています。スタッフのスキルアップとしては、勉強会を月に1度開催していて、外部講師を招いて歯科衛生士向けの講習を開くこともあります。実は私は、学生時代にバンドを組んで、ギターボーカルとして活動していました。一時はメジャーデビューをめざしたほど本格的に活動していたのですが、なんでものめり込んでしまう性格なので今は封印しています。今はそのエネルギーを歯科医療に注いでいます。

今後の展望を教えてください。

これからも、歯科医師としての勉強や新しい技術を習得していきます。新しい機材も導入しながら、時代に合った治療を提供したいです。病院をどんどん大きくされている先生もいれば、自分の目の届く範囲で質の高い診療を提供したいという先生もいて、自分はどっちかなと考えたんです。大きな病院ほどメリットはありますが、やはり自分は、関わる人全員の幸せをめざして、バランスの良い歯科医院がいいなという結論に至りました。このままそのこだわりを持って経営していきたいと考えています。そこでこの度、当院では口腔内スキャナーを導入いたしました。従来のかぶせ物の型採りはドロドロしたものをお口の中に入れて数分待つ必要がありましたが、口腔内スキャナーでは撮影だけで完了しますので、不快感がかなり軽減されます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

山田宗敬院長 やまだ歯科6

当院は、本当に歯を治したい、本当にご自分の歯を大切に思われている方にとっては、非常に合う歯科医院だと思います。逆に、「歯なんて消耗品でしょ?」と思われている方には合わないのかもしれません。通院が難しくなった方には訪問診療も実施していますので、一生付き合える歯科医院を探している方はぜひご相談ください。責任を持って医療を提供していきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/38万5000円〜、オールセラミッククラウン/11万5500円〜、小児矯正/27万円〜、成人矯正/60万円〜

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