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船越 泰作 院長、石倉 涼子 副院長、船越 多恵 副院長の独自取材記事

ふなこし眼科ペインクリニック

(米子市/米子駅)

最終更新日:2024/06/04

船越泰作院長、石倉涼子副院長、船越多恵副院長 ふなこし眼科ペインクリニック main

米子市の中心部、米子本通り商店街内にある「ふなこし眼科ペインクリニック」。眼科医師である船越泰作院長、小児眼科を専門とする石倉涼子副院長、麻酔科の医師で、ペインクリニックを担当する船越多恵副院長の3人の医師が在籍する。それぞれの専門性を生かした診療はもちろん、眼科と麻酔科の連携により、全身麻酔を伴う手術に対応する体制も整っているのが特徴だ。大きな窓や吹き抜けがあり、開放的な空間が広がる院内には、診察、検査、手術と、それぞれの場面で患者が快適に過ごせる部屋を整備。白内障手術の機器など、先進の技術を取り入れることにも積極的だ。スタッフも含めた院全体で積極的なセミナー参加や勉強会を行うなど、質の高い診療をめざし続ける。そんな3人の医師に、クリニックの特徴や診療の方針について話を聞いた。

(取材日2024年2月13日)

眼科、麻酔科それぞれの専門性を生かした診療

まずは、クリニックの特徴についてお聞かせください。

船越泰作院長、石倉涼子副院長、船越多恵副院長 ふなこし眼科ペインクリニック1

【船越院長】当院は、私と石倉副院長による小児を含む眼科の診療・手術、麻酔科医師の多恵副院長によるペインクリニックの診療に対応しています。麻酔科と眼科で連携し、手術に不安の強い方、局所麻酔ができないお子さんの手術などへの全身麻酔の対応も可能です。また、小児眼科が専門の石倉副院長による、お子さんの弱視、斜視の診療にも応じています。
【多恵副院長】ペインクリニックは、幅広い痛みが診療対象となる診療分野です。何らかの痛みに悩む患者さんの生活のクオリティーを高めることを目標とし、それぞれの抱える痛みや原因と向き合いながら、一人ひとりに適切なアプローチをめざしていきます。

眼科領域で、特に力を入れている治療についてお聞かせください。

【船越院長】白内障手術に関しては、新鋭の機器を導入しました。安全性と精度の高さの両立をめざした機器ですので、誤差の少ない手術が期待できます。また、加齢黄斑変性の注射治療、お子さんの近視進行予防にも注力しています。
【石倉副院長】私は長年、鳥取大学の小児眼科で斜視、弱視の患者さんの診療を行ってきました。その専門性を生かして、当院ではお子さんの視線のズレ、視力の発達障害の診療に力を入れています。専門的な知識や技術を必要とする検査・治療に関しても、当院に在籍する視能訓練士とともに対応いたします。

こちらで行っているペインクリニックの診療について詳しく教えてください。

船越泰作院長、石倉涼子副院長、船越多恵副院長 ふなこし眼科ペインクリニック2

【多恵副院長】来院される患者さんは、帯状疱疹による痛み、腰、膝、肩凝りの痛みにお悩みの方が多いです。人が痛みを感じる原因はさまざまで、外傷から感じる痛みの他に、神経の痛みにお悩みの方、脳の認知の部分で痛みを感じている方もいらっしゃいます。痛みの種類はもちろん、患者さんの状態や生活によって、漢方薬を含めた内服治療が適しているのか、ブロック治療の適応があるかなど、アプローチの方法は異なります。ですので患者さんとコミュニケーションを取りながら、治療やサポートを行います。治療を行う中で、痛みをとるだけではなく、疾患の治療が必要と判断した場合は、それぞれの疾患に合わせた専門科に紹介しています。

患者の満足度を高める医院づくりをめざす

方針として、大切にされていることはありますか。

船越泰作院長、石倉涼子副院長、船越多恵副院長 ふなこし眼科ペインクリニック3

【船越院長】患者さんが何でも相談しやすいクリニックでありたいと思っています。そのために大切にしているのは、新しい技術や知識に対して積極的であることです。頻繁に研究会に足を運び、先進の機器や治療をできる限り導入するようにしています。研究会はスタッフも一緒に参加することがありますし、院内でも定期的に勉強会を開催しています。
【多恵副院長】患者さんに満足して帰宅してもらえるように、ただ治療するだけではなく治療の説明にも力を入れ、患者さんに理解していただくプロセスも重視しています。しかし、医師だけでは対応しきれない部分もあるので、スタッフも同じ理解に基づいて説明できる体制をとっています。実際に、当院のスタッフはよく勉強していて頼れる方ばかりですね。

視能訓練士は、こちらではどのような役割を果たされているのでしょうか。

【船越院長】一人の患者さんに一人の視能訓練士がつき、検査・問診までを済ませてから診察室に入る流れです。視能訓練士は眼科の知識が豊富で、自主的にスムーズな診察ができるように進めてくれるんです。診察室に入る際には自ら必要な検査数値を報告してくれたり、あらかじめ必要な検査を追加で実施してくれたり。患者さんにとっても相談しやすい存在だと思います。
【石倉副院長】当院の視能訓練士は、お子さんと接することに慣れていると感じますね。小児眼科ならではの難しい検査も上手に進めてくれます。長期で経過を診ていく場合も多いので、とても頼もしく思っています。

院内設備についてもお聞かせください。

船越泰作院長、石倉涼子副院長、船越多恵副院長 ふなこし眼科ペインクリニック4

【石倉副院長】別館には、小児専用の検査室を用意しています。周りに人が多いと集中できないお子さんもいらっしゃるのですが、別館は静かで落ち着いているので検査や治療に集中できるのではないかと思います。また、少しでも怖い気持ちを和らげられるよう、キャラクターのシールを貼るなどの工夫をしています。
【船越院長】手術室は全身麻酔の機器を活用できること、多くのスタッフが一度に入れることを意識して、広めに確保しています。控室も用意していますので、手術前後にご家族とリラックスしてお過ごしいただくことも可能です。談話室として使用している場所は、ゆくゆくは患者さん同士の交流を深められる場にして、地域発展の一助になればと考えています。

患者にとって親しみやすいクリニックでありたい

医師の道や今の診療科を選ばれたきっかけについてお聞かせください。

船越泰作院長、石倉涼子副院長、船越多恵副院長 ふなこし眼科ペインクリニック5

【船越院長】家庭教師の先生が医学生で「面白いから君も一緒に来い」と言われ、中学生だった私はその気になってしまって(笑)。当初は眼科と整形外科に興味を持っていたのですが、患者さんの目を初めて見せてもらった時、ガラス細工のようにきれいで感動したことが眼科を選ぶ決め手になりましたね。
【石倉副院長】私も眼底の写真を初めて見た時の感動を覚えています。また、白内障の手術などを通して、患者さんの喜ぶ姿がたくさん見られることにも魅力を感じましたね。
【多恵副院長】私は実習に行くまで、麻酔科がどんな診療科なのか具体的にイメージできていなかったんですが、実際に経験してみると目からうろこで。手術麻酔だけではなく、循環や呼吸に関するダイナミックな管理が求められる点に面白さを感じました。ペインクリニックでは、病院勤務時代よりも患者さんとコミュニケーションを取り、深く関係を築けるところにやりがいがありますね。

目の健康や、痛みと向き合う上で、特に気をつけるべきことはありますか。

【船越院長】よくいわれることですが、40代になったら定期的に眼科検診を受けましょう。最近は30代の方でも緑内障の傾向が見つかることもあります。自覚する頃にはすでに末期である可能性も高いので、定期検診を受けることが何よりも大切です。
【石倉副院長】お子さんにとって最初の視力検査となる3歳児健診は必ず受けていただきたいです。それまでの時期でも視線が合わない、目が揺れる、瞳の中が白く光る場合は、疾患が隠れている可能性があります。そうしたサインが見つかれば、早めに相談してほしいです。
【多恵副院長】痛みを取り除くことを図って活動的な生活を送ることができれば、筋力アップも見込め、楽しく健康的な生活につながります。そうして患者さんの生活の質の向上をめざしてサポートをするのがペインクリニックです。痛みにお悩みであればご相談いただきたいです。

読者へメッセージをお願いいたします。

船越泰作院長、石倉涼子副院長、船越多恵副院長 ふなこし眼科ペインクリニック6

【船越院長】誰にとっても相談しやすい、親しみやすいクリニックでありたいです。これは開業当初からの思いです。そのためにも、新しい知識や技術を院全体でどんどん取り入れることを今後も続けていきたいですね。「治療が怖い」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは一度ご相談ください。なお、小児眼科とペインクリニックについては予約が必要ですので、事前にご確認いただければと思います。

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