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歯周病は歯が抜ける原因の一つ
予防とインプラントという対処法

あい歯科

(東海市/高横須賀駅)

最終更新日:2022/12/01

あい歯科 歯周病は歯が抜ける原因の一つ 予防とインプラントという対処法 あい歯科 歯周病は歯が抜ける原因の一つ 予防とインプラントという対処法
  • 自由診療

30代以上の約80%以上の人が罹患しているともいわれているくらいまん延している歯周病。初期には目立った症状がないため自覚しにくく、放置してしまう人が多いのが現状だ。しかし、そのままにしておくと歯が失われていくことにつながるだけでなく、脳梗塞や心筋梗塞といった全身の病気の引き金になることもあるという。取材では、歯周病治療の重要性と、万が一歯周病で歯が抜け落ちてしまった場合、選択肢の一つになるインプラント治療について「あい歯科」の藍浩之院長に話を聞いた。同院がモットーに掲げる「楽しい食事と笑顔のある生活」実現に向け、私たちがすべきことや知っておいたほうがいいことは何か、掘り下げていく。

(取材日2018年7月17日)

進行すると歯が抜け落ちることもある、全身の病気とも関連する歯周病。正しいケアの継続が大切

Qそもそも歯周病とはどのようなものですか?
A
あい歯科 歯周病の怖さについて語る藍院長

▲歯周病の怖さについて語る藍院長

歯周病は、口腔内に常在している数種類の歯周病原生菌による細菌感染症です。生まれた時には口腔内に存在しない菌ですが、家族間で同じ食べ物や食器を共有することにより、唾液を介して感染すると考えられています。一般的に、口腔内の細菌叢が確立される30代半ばくらいから症状が現れるのが特徴です。具体的な症状として、初期には歯肉からの出血や口臭、そして歯肉の退縮により歯が長くなることが挙げられますが、まだ痛みはありません。重症化すると歯肉が腫れ膿が出て痛みが生じるようになり歯が動揺し、しっかりと噛めなくなります。そのまま放置すると自然に歯が脱落し、歯の本数がどんどん減ってしまうことにもなりかねません。

Q歯周病の治療やケアについて教えてください。
A
あい歯科 定期的な口腔ケアと毎日のブラッシングが重要

▲定期的な口腔ケアと毎日のブラッシングが重要

歯周病原生菌は、歯と歯肉の間にある歯周ポケットや歯に付着する歯石にすみついて繁殖します。ですので口腔内を清潔に保ち、歯周病原生菌が繁殖しにくい環境をつくるプラークコントロールが何よりも重要です。歯科医院では、ご自身では清掃しにくい歯周ポケット内の汚れをきれいに取り除き、歯肉の炎症を抑えて引き締めることで歯周ポケットを浅くしていきます。同時に、口腔内の環境を整える上で毎日のブラッシングが重要。当院では歯に残っている歯垢を染色して撮影し、磨き残しを可視化。汚れのたまりやすい部分はどこか患者さんにしっかり理解してもらってから、歯科衛生士の指導のもと、ブラッシングの練習を行います。

Qほかに歯周病について知っておくと良いことはありますか?
A
あい歯科 患者に対する丁寧な説明も同院の魅力

▲患者に対する丁寧な説明も同院の魅力

近年、歯周病が糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞などの全身の病気の引き金になったり、病状に悪影響を与えたりすることがわかってきました。今や歯周病は、口腔内だけではなく、寿命にも関わる重大な問題として注目を集めているのです。早めに対処することが肝心ですが、歯周病の初期は痛みを伴わないため、ご自身で気づくことは困難です。ですので発症しても初期の段階で食い止めるために、3ヵ月に1回を目安に歯科検診を受診されることをお勧めします。また、患者さんと同じ環境で暮らしているご家族は、同じ歯周病菌に感染している可能性が高いと考えられます。ご家族に歯周病の方がいる場合は、より注意をしましょう。

Q歯周病で歯を失ってしまった場合、どんな対処方法がありますか?
A
あい歯科 画像を見せながらわかりやすく説明

▲画像を見せながらわかりやすく説明

義歯治療、インプラント治療、ブリッジという方法がありますが、選択肢の一つとしてお勧めしたいのがインプラント治療です。自然に近い噛み心地で見た目も美しいので、成功すれば患者さんのQOL(生活の質)の向上につながるでしょう。また、周囲の歯を削ったり、余分な力をかけたりせずに済むというメリットもあります。しかし皆さんにお勧めできる治療ではありません。歯周病で歯がなくなってしまっても、歯肉の中には歯周病菌が生き続けており、インプラント埋入後もプラークによるインプラント周囲炎を発症するリスクがあります。ですから治療前にしっかりプラークコントロールを行い、治療後もメンテナンスを続けられる方に適しています。

Qインプラント治療の成功を握る鍵は何ですか?
A
あい歯科 患者とのコミュニケーションを大切にしている藍院長

▲患者とのコミュニケーションを大切にしている藍院長

インプラントはただ埋入すればいいといったものではありません。歯周病などの疾患がある場合は、まずはその治療を済ませ、土台をしっかり整えておくことが前提。その上で治療に入ります。また、例えば家を建てる場合、まず初めに設計図を書きますよね。インプラント治療も同様で、模型などを用いながら患者さんと歯科医師が治療前にゴールを一致させることが重要です。きちんとゴールを設定し、具体的にイメージすることで、歯科医師側と患者さん側、お互いが何をしなければいけないかが明確になります。そして、埋入後のメンテナンスもとても大切。2~3ヵ月に1回を目安に受診していただき、ご自宅でもきちんとブラッシングを続けましょう。

ドクターからのメッセージ

藍 浩之院長

人前で歯を見せて笑える、好きな時に好きなものを食べられるというのはとても幸せなことですよね。当院では皆さんのそんな当たり前で幸せな生活が長く続くようにお手伝いさせていただくことをモットーにしています。これまでご自分の口元にコンプレックスを抱えていらっしゃった方が、治療終了後に自信が持てるようになり、すてきな笑顔を見せてくださる姿を何度も見てきました。自分のことが今以上に好きになり、心の底から楽しいと思って笑えるのはどれだけ素晴らしいことでしょう。当院ではわかりやすい説明とそれぞれの方のライフスタイルに合った治療計画の立案に力を入れています。私たちと一緒にお口の健康を取り戻しましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本46万2000円~

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