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有症者でも通える歯科医院
口腔外科の視点から真摯な診療を行う

梶歯科医院

(神戸市垂水区/垂水駅)

最終更新日:2022/02/04

梶歯科医院 有症者でも通える歯科医院 口腔外科の視点から真摯な診療を行う 梶歯科医院 有症者でも通える歯科医院 口腔外科の視点から真摯な診療を行う
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大学病院や総合病院の診療科としては、なじみのある歯科口腔外科。街中ではあまり見かけないため、何をしてくれるところか、どんな症状の時に門を叩けばいいのかと思う人も多いのではないだろうか。実は歯の疾患から口腔がんまで幅広く対応していて、口内炎などの身近な疾患も、口腔外科の診療の領域なのだという。「外科が歯の処置をするのですか? と驚かれることもあります」と笑うのは「梶歯科医院」の梶真人先生。神戸大学医学部の口腔外科へ入局し、12年にわたってさまざまな口腔外科疾患と向き合い、手術を行ってきた専門家。口腔外科を専門とする歯科医師として日々診療に取り組む中で思うことから、一般歯科との関係性まで、じっくりと聞いた。

(取材日2021年2月4日)

口腔外科を専門に培った手技と診察力。間口と選択肢を広げ、幅広い症状・疾患に積極的に取り組む

Q口腔外科では、どういった診療を行うのでしょうか?
A
梶歯科医院 口腔外科が専門の梶副院長

▲口腔外科が専門の梶副院長

歯を抜くなどの外科的な処置をするところ、というイメージがあると思いますが、それは大前提として、顎関節症の治療や、粘膜疾患といって口の中のただれや舌の痛みなどの処置も行います。耳鼻科の領域と重複する部分もありますが、アプローチの仕方は違うと思います。口腔外科疾患というのは多岐にわたっていて、私が「よくここへたどり着いたなあ」と思った方は、「顎の下あたりが痛い」と来院された唾液腺疾患の患者さんでした。これも口腔外科の範疇です。あとは、お子さんが幼稚園で転んで、舌や口の中を切ったなどの外傷や、歯を折ってしまった場合の治療もします。お口の中全体の健康状態を、総合的に診ていきたいというのが私の思いです。

Q口腔外科を専門とする貴院の特徴を教えてください。
A
梶歯科医院 歯科用CTも導入されている

▲歯科用CTも導入されている

私がこれまで総合病院の口腔外科で経験した、外来の手術的なことは基本的にすべてここでも行っていて、全身麻酔が必要な場合以外は、できる限り当院で完結できるように心がけています。粘膜疾患の場合は、取る、切る、縫うは全部行います。腫瘍の切除も同じです。お子さんの過剰歯などのちのち歯列に影響を及ぼしそうな歯の抜歯も可能です。歯科用CTについても性能重視で導入しており、3D画像で細かな読影も行っています。勤務医の頃から手術前には必ず画像を見ながら患者さんに説明してきましたので、わかりやすい説明は得意だと思います。長くなり過ぎないように根本だけ押さえて、あとは患者さんの質問に答えていくというスタイルです。

Q親知らずの抜歯やインプラント治療は、まさに得意分野ですね。
A
梶歯科医院 清潔な院内

▲清潔な院内

口腔外科は抜歯に始まり抜歯に終わる、と教えを受けてきました。ただ、親知らずを抜くのは、1つ目のステップで、診断をつけどういうふうに抜くかを考え、患者さんに説明をし、起こり得る合併症やリスクの想定、どう対応するかも考えられるよう、経験を積む必要があります。感染症や傷口の治りなどの予後にまで配慮して、最短ルートで患者さんになるべく負担をかけずに抜歯できるように。私も時には苦い思いもしましたが、それらを糧に成長してきたつもりです。インプラント治療についても、大学病院に勤務していた頃から難しい症例に対応してきましたし、現在も研鑽を重ねています。インプラントについては当院でも対応できるよう用意中です。

Q患者さんの全身疾患にも、気をつけておられるそうですね。
A
梶歯科医院 滅菌器も新しく導入

▲滅菌器も新しく導入

当院は有病者歯科医療をメインに考えています。糖尿病や心臓・脳の病気で血液をさらさらにするための薬を飲まれている方や、骨粗しょう症などの薬を服用されている方は、外科的処置を引き金にトラブルになるケースが多々あります。感染リスクも高く、骨粗しょう症の薬を使っている方ですと、骨が腐ってしまうこともあるため注意が必要です。通院中の方が薬を始められたことで「治療できません」とならないようにすることも重要。服用薬の内容を把握した上で、やれることとやれないことの線引きをしつつ、ほかの病院を紹介するなどのバックアップ体制も整え、病気ありきでどんな治療ができるのかという選択肢を、間口を広げてご提案しています。

Q口腔外科と一般歯科は、まったく違うのでしょうか?
A
梶歯科医院 口腔外科が専門だからこそ可能な治療もたくさんある

▲口腔外科が専門だからこそ可能な治療もたくさんある

まったく違うものではなく、むしろつながっていると思います。一般歯科の延長線上に口腔外科がある、もしくはその逆かもしれません。口腔外科は外科とついていますが内科的な一面もあり、口の中の不定愁訴をおっしゃる方には漢方薬を処方することもあります。私はオールマイティーに治療ができるようになりたくて、口腔外科へ進みました。口腔外科的な処置ができれば、一般歯科での治療の選択肢も増えますし、部分的にしか見えていなかったものを、違う角度から診ることもできます。オールラウンドな視点で一般歯科の守備範囲外のところまで担いながら、治療できない疾患が一つでもなくなるように、これからも努力していきたいと思っています。

ドクターからのメッセージ

梶 真人副院長

当院のある神戸市垂水区内には口腔外科を診ている病院、歯科医院はほとんどなく、患者さんは違う区まで出かけて行っているという現状を、なんとかしたいと思い、日々奮闘しております。全身麻酔が必要となる治療や診療は、近隣の大学病院や総合病院へご紹介することにはなりますが、抜歯はもちろん、「これ、何の病気だろう?」と不安を抱えている方も気軽にお越しください。実際に診させていただき悪性の病気ではない、と診断がつくだけでも安心していただけると思います。駅前の便利な立地に開院しておりますので、通勤や通学途中でもお立ち寄りいただけます。患者さんのお悩みを傾聴し、どんな治療が適切かをご提案させていただきます。

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