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見え方の質の向上にも期待できる
多焦点眼内レンズでの白内障手術

大宮七里眼科

(さいたま市見沼区/七里駅)

最終更新日:2023/01/18

大宮七里眼科 見え方の質の向上にも期待できる 多焦点眼内レンズでの白内障手術 大宮七里眼科 見え方の質の向上にも期待できる 多焦点眼内レンズでの白内障手術
  • 自由診療

白内障は、目の中でレンズの働きをする水晶体が、加齢などの原因で次第に濁ってくる病気。根治的治療である白内障手術では、濁った水晶体を人工の眼内レンズに置き換える。眼内レンズは保険診療で賄える単焦点眼内レンズのほか、自由診療なら多焦点眼内レンズも使用可能。近年は改良された多焦点眼内レンズが登場するなど、患者の選択肢は増えている。白内障手術を多く行っている「大宮七里眼科」の山﨑健一朗院長は、「選択肢が多いだけに、患者さんの病状や見え方の特性に合った治療が提案できる経験豊富な眼科を選んでください」とアドバイス。山﨑院長にそうした眼内レンズの違いや白内障手術のポイントを聞いた。

(取材日2021年6月3日)

手術の精度を高めるためにフェムトセカンドレーザーを用い、結果と安全性を追求した白内障治療を行う

Q白内障の治療で使われる眼内レンズについて教えてください。
A
大宮七里眼科 病気の進み具合、見え方の特性などの状態に合わせて選択を

▲病気の進み具合、見え方の特性などの状態に合わせて選択を

眼内レンズのうち、単焦点タイプは近くか遠くかの一方に焦点を合わせるもの。例えば車の運転をよくされる方は眼内レンズのピントを遠くに合わせ手元は眼鏡をかけて見るなど、患者さんの生活などを考慮してどちらかの焦点を選択します。ただ眼鏡を使っている間は、ピントの合わない距離はぼやけて見えるため、生活の効率には限界があります。一方多焦点眼内レンズは、遠近の2焦点のもの、遠中近の3焦点のものが国内で承認され、白内障手術で使われてきました。2020年には、近くから遠くまでより自然に見えるよう設計された多焦点眼内レンズも承認され、患者さんの選択肢は広がっています。

Q多焦点眼内レンズを選ぶメリットは何でしょうか?
A
大宮七里眼科 中距離にもピントを合わせるため、自然な見え方が期待できる

▲中距離にもピントを合わせるため、自然な見え方が期待できる

白内障手術では濁った水晶体を眼内レンズに置き換えます。それに加えて、当院で主に使用している3焦点のタイプの多焦点眼内レンズは遠方、中間距離、近方の3つの距離にピントを合わせるため、手元の書籍・新聞からパソコンやカーナビなどの少し離れた画面、遠くの景色まで見やすくなることが望めます。さらに2020年に承認された新たな多焦点眼内レンズは、遠中近のピントが比較的スムーズにつながり、より自然な見え方が期待できます。これらはどれが優れているというのではなく、元の目の特徴、年齢、性別、体格、趣味、仕事の種類などに応じ、多焦点眼内レンズの使用経験を多数持つ眼科医と相談し、適切なレンズを選ぶことが大切です。

Q片目だけ白内障手術を受けることも可能ですか?
A
大宮七里眼科 日帰りでの白内障手術に対応

▲日帰りでの白内障手術に対応

患者さんの状況によっては片目だけの手術となる場合もあります。すでにもう片方の目に白内障手術を行っている方、若い患者さんで片目だけ白内障が進んでいるケースなどがその対象です。しかしこうした特殊な例を除いて、一般的に多焦点眼内レンズを使った白内障手術は両目とも行うことをお勧めします。加齢による白内障は両目で進むものですし、50代になれば多少の程度の差があっても必ず老眼になっています。片目だけを多焦点眼内レンズに置き換えても、もう片方の目の焦点が合わないため、せっかく手術をした目の多焦点の機能を十分に生かし切れないからです。

Q多焦点眼内レンズを使った治療はどの眼科でも行っていますか?
A
大宮七里眼科 2008年から多焦点眼内レンズによる手術を行っている

▲2008年から多焦点眼内レンズによる手術を行っている

多焦点眼内レンズによる白内障手術を行っている大学病院や一般病院はほとんどなく、そのほとんどは限られた眼科クリニックでのみ行われています。多焦点眼内レンズでの治療は、屈折矯正などについて専門的知識を持つ医師だけが行うことができることがその要因です。今後もこの治療を行う医療機関はごく限られてくるといえます。しかし多焦点レンズによる手術を数多く行っている経験豊富な眼科クリニックならば、適切な診断と治療を受けることができます。また、適切に調整したレンズを精密な手術によって使用すれば、近視や遠視、乱視にも対応でき、多焦点眼内レンズを使用すれば老眼の軽減につながることも期待できます。

Q治療にレーザーを使う医療機関もあると聞きました。
A
大宮七里眼科 目の組織にかかる負担が非常に小さい、レーザーによる手術も

▲目の組織にかかる負担が非常に小さい、レーザーによる手術も

白内障手術では、眼内レンズを適切な位置や角度で固定しないと機能が十分に発揮できず、手術後の見え方に大きく影響します。そのために、より手術の精度を高める目的で開発されたのがフェムトセカンドレーザー白内障手術です。当院でもフェムトセカンドレーザー手術を行っております。手術する部位の画像データをもとにレーザーの照射位置や角度を決め、1000兆分の1秒という非常に短い間隔でレーザー光を照射します。ほとんど誤差なく適切な位置、角度・深さで水晶体や角膜の切開を行うことができ、眼内レンズを正確な位置や角度を追求して固定できるメリットがあります。また通常の手術に比べ目の組織にかかる負担を減らすことができます。

ドクターからのメッセージ

山﨑 健一朗院長

私は大宮七里眼科を開院した直後の2008年から多焦点眼内レンズによる白内障手術を開始しました。2012年6月にはフェムトセカンドレーザー白内障手術を開始し、それから2021年5月までに3796件を行いました。どちらも日本国内では、かなり早期から導入をしました。数多くの手術実績のもと、新たな多焦点眼内レンズを積極的に採用するなど、常に患者さんに適した医療を提供できるよう手術体制を充実させてきました。白内障の手術を検討される際は気軽にご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズを使ったレーザー白内障手術は、片眼で80万円(消費税込み)から

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