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東 修平 院長の独自取材記事

東歯科医院

(霧島市/国分駅)

最終更新日:2022/05/31

東修平院長 東歯科医院 main

国分駅より徒歩3分、霧島市の中心部に位置する「東歯科医院」。市民サービス窓口や子育て支援施設、商工会議所などが入る国分パークプラザの完成と同時にテナントに入り、2007年に開業した。「永続性」をコンセプトに、一般歯科から予防歯科、歯周病治療、インプラント治療、審美歯科、歯科口腔外科、小児歯科まで幅広く対応している。院長の東修平先生は鹿児島市出身。日進月歩の歯科医療を追求し続けるために、開業後も東京や大阪などの勉強会に毎月のように通っているそう。国分を開業の地に選んだのも、空港に近い街だからとか。「開業して15年。患者さんとともに年齢を重ねてきています。これからも一生お付き合いできる存在でありたいですね」と優しく語る東院長に、歯科医師を志した理由や診療方針など、豊富な話題で語ってもらった。

(取材日2022年5月12日)

包括的歯科治療を基本に、質の高い治療をめざす

開業15年、やはり地域の患者が多いのでしょうか?

東修平院長 東歯科医院1

地域の方々はもちろん、鹿児島市や鹿屋市、県外など幅広い地域からお越しいただいています。中には、鹿児島から北海道に引越したのに、年1回は定期的に来院される方も。長くお付き合いしている患者さんがほとんどですから、一緒に年齢を重ねていることを実感しているところです。初診のときに治療方針やメンテナンスの大切さなどをしっかりお伝えしていますし、定期的に通うことの重要性を納得いただけている方が多いように感じています。初めは自分の治療だったのに、今ではお子さんを治療に連れて来られる方もいますし、とてもありがたいです。

開業の地に国分を選んだ理由をお聞かせください。

僕は鹿児島市出身、妻は県外出身ですから、もともと国分は縁もゆかりもない土地でした。長崎大学を卒業し、長崎で経験を積んだ後に鹿児島に戻って来たのですが、空港への利便性を考慮してこの地を選びました。というのも、僕は東京や大阪の勉強会によく参加していますので、鹿児島空港に近い土地がいいなと。歯科治療は日々進歩していますので、積極的に新しいことを学びながら日々の治療に生かしていきたいと考えています。実際に歯科用マイクロスコープやCT、レーザーなどを用いた治療も早い段階から導入していましたし、歯周病の歯周組織再生治療やインプラント治療、審美歯科など、先進的な診療も積極的に取り入れています。

先進の設備を整え、質の高い治療をめざしているのですね。

東修平院長 東歯科医院2

鹿児島に戻ってきてから竹之下歯科医院で2年ほど経験を積んだのですが、院長先生から「開業するなら、高度な治療の提供をめざしたほうがいい」とアドバイスを受けたんです。そして、勤務医をしながらも県外の勉強会などに参加する機会をたくさんいただきました。そこで学ぶことの重要性を再認識し、今に至ります。患者さんの口腔内全体を診て治療を行う「包括的歯科治療」を基本に、質の高い治療を提供していきたいです。患者さん一人ひとりの状況やご希望などに応じて、豊富な選択肢の中からベストな治療を提案していくことが目標です。

チーム医療を徹底し、できるだけ歯を残す治療を大切に

白と木目を基調に、心地良い雰囲気の院内ですね。

東修平院長 東歯科医院3

ありがとうございます。内装もそうですが、スタッフたちと連携して、患者さんが相談しやすい雰囲気づくりを心がけています。僕が聞かなくても、スタッフが患者さんの症状の背景にある生活習慣などを上手に引き出してくれるので助かっています。特に歯周病は「今こういう生活をしているから、急激に悪くなった」など生活状況が関わってきますから、患者さんのバックグラウンドを知ることは治療に役立ちます。ほかにも、かぶせ物を作る歯科技工士さんも当院に足を運んで作業してくれるので、密な連携が取れています。それぞれの力を合わせるチーム医療を発揮できているからこそ、患者さんに総括的な歯科治療が提供できているのかなと。診査・診断から治療、メンテナンスまでトータルにサポートしていきたいです。

患者の主訴に傾向などはありますか?

当院は保険診療、自由診療ともに対応していますので、患者さんによってご要望は異なります。保険診療で治療を完結させたい方もいますし、初診時から自由診療をお求めの方もいます。いずれにしても、しっかり対応しますので、安心してお任せいただけるとうれしいです。また、当院は歯周組織再生治療にも力を入れていますが、歯周病は歯茎の病気ではなく、歯を支えている骨の病気です。ほとんど痛みがない状態で、骨が溶けていってしまいます。そのまま放置しておくと歯を失ってしまうので、治療が欠かせません。定期的なメンテナンスで進行を遅らせることも図れますし、歯周病の治療やメンテナンスの重要性も知っていただきたいと思っています。

診療で大切にしていることを教えてください。

東修平院長 東歯科医院4

入れ歯は入れたらすぐに食べることができると思う方も少なくありませんが、実際は筋力がなければ食べられません。入れ歯にならないように、まずは歯を残すことがやっぱり大事なんです。当院では、歯を抜くのは臓器を一つ取るのと同じだと考えています。できるだけ歯を残す治療を念頭に、そのための説明も欠かさず行っています。「ちょっと面倒かもしれないけれど、一緒に治療を頑張っていきましょう」と。また、お子さんの治療においても、歯は後戻りできませんから、できるだけ小さく削るなど歯を残す治療を心がけています。

患者と一生付き合える関係になるために

ところで、先生が歯科医師をめざした理由を教えてください。

東修平院長 東歯科医院5

実は、もともとは歯科医師に興味がなかったんです。高校1年生の時の恩師の影響で、歯科医師を志すことになりました。というのも、恩師は勉強にとても厳しく、クラス全体を引き上げてくれるような方だったんですね。僕は手先が器用でプラモデルなどが好きでしたから、工学部に進もうかなと考えていました。そんなときに、恩師から歯学部を勧められて。確かに歯科医師も手先の器用さが求められますし、機能面や美しさも含めて、ずっと機能して長く使えるように考えていかないといけません。そして、アートのような奥深い世界だなと魅力を感じました。 また、父は、歯学部に入学して、実際に歯科医師になったときには喜んでくれました。たくさんの方の応援があってこそ、今があるのだと考えています。

今後、力を入れていきたい治療などはありますか?

これからも患者さん一人ひとりの口腔内の状態やご希望などを考慮した上で、適した治療を組み合わせながら進めていきたいと思っています。例えば、必要に応じて歯周組織再生治療や審美歯科なども取り入れながら、健康な口腔をめざしていきたいです。また、現在も月数回の訪問診療に対応し、高齢者施設に入居されている方々の口腔チェックなども行っていますが、今後ますます訪問診療のニーズが高まってくることが予想されます。長崎での勤務医時代に訪問診療の経験は積みましたし、僕自身の準備はできています。今の患者さんがご高齢になって通院が難しくなってきたら、訪問診療にもしっかり対応していきたいです。

最後に、患者へのメッセージをお願いします。

東修平院長 東歯科医院6

当院では「永続性」を重視しています。自分の歯を長持ちさせるためには、治療はもちろん、定期的なメンテナンスが欠かせません。虫歯になって歯科医院に行き、治療を繰り返すよりも、予防で通い続けるほうがずっといいんです。たとえ歯周病になっても、定期的なメンテナンスで進行を遅らせることも望めます。実際に、当院の患者さんは定期的に通っていただいている方がほとんどです。これからも一生お付き合いできる関係をめざしていきたいです。歯科治療の世界は日進月歩ですから、これからも積極的に先進の治療や技術を勉強しながら、日々の治療に役立てていきたいと考えています。お口のことでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1歯33万円~、審美歯科(オールセラミッククラウン)/1歯8万8000円~、歯周組織再生治療/1歯5万円~

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