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長谷川 信 院長の独自取材記事

はせがわ歯科

(熊谷市/熊谷駅)

最終更新日:2024/01/17

長谷川信院長 はせがわ歯科 main

熊谷市中西の道路沿いで、20年以上にわたって地域密着の歯科診療に取り組んでいるのが、「はせがわ歯科」だ。虫歯や歯周病などの一般歯科から、小児歯科・矯正・インプラント・入れ歯・審美歯科まで幅広く対応。マイクロスコープや歯科用CT、インプラント治療用の3Dナビゲーションシステムなど、先進の機器やシステムも積極的に導入している。「より安全で精密な治療を提供したい」と話す長谷川信院長は、気さくな人柄の歯科医師。治療の良い面だけでなくリスクもしっかりと伝えているのは、患者の希望と実際の治療とのミスマッチを避けるためだ。患者と双方向のコミュニケーションを大切に、20年以上にわたり地域医療に貢献し続ける長谷川院長に話を聞いた。

(取材日2023年10月18日)

20年以上にわたって地域に根差した歯科診療を提供

クリニックを紹介していただけますか?

長谷川信院長 はせがわ歯科1

開業から20年以上がたちますが、ずっと地域に根差した歯科医療を提供してきました。患者さんも近隣に住む方が多いですが、広い駐車場もあるので少し離れた所から車で通っている人もいます。それに、開業当時には子どもだった方が、今では結婚してお子さんを連れて来てくれるようになっているのはうれしいですね。診療としては、予防歯科と小児歯科に力を入れているほか、高齢者も多い地域ですから、インプラント治療や入れ歯にも対応しています。診察室は5部屋で、すべて完全個室です。全部の部屋に窓があり、現在は感染症対策のため定期的に開けて換気しているほか、スタッフも毎朝検温し、手指を消毒。私も治療中はフェイスガードにマスク姿です。また、うがい用の水や医療器具類の洗浄には酸性電解水を使用するなど、衛生管理にも気を配っています。

治療中に子どもを預けることもできるそうですね。

親子で一緒に診察室に入ることもできますが、お子さんが泣き出してしまうことがあったら、親御さんも気になってしまいますよね。安心して治療を受けられるよう、月曜と金曜の午前中には保育士がお子さんの相手をいたします。もし他の曜日をご希望の場合は、予約の際にご相談ください。

予防歯科の取り組みについて教えてください。

長谷川信院長 はせがわ歯科2

予防歯科では、患者さんがしっかりとセルフケアができるようになることが大切。当院では一人ひとりに合わせた予防計画を立て、歯磨き指導に力を入れています。セルフケアがしっかりとできるようになって、そこにプロフェッショナルケアを加えるのが、予防としては一番良いと考えているからです。現代では歯に気を配る親御さんが多く、お子さんの虫歯はとても少ないですね。定期的にプロのケアを受けて、大人になっても歯で困らないような習慣を早いうちから身につけてほしいと思います。もちろん大人の方も、長くご自身の歯を保つために、痛みがなくても3ヵ月に1度は検診にいらしてください。

子どもの歯の健康ではどのような点に気をつけるべきでしょうか?

中学生くらいまではご家族も注意して、歯の健康への意識を子どもに身につけてもらうのがベストです。成長途中にある子どもの口の中は変化しやすく、歯並びも変わりますし、歯磨きの習慣が定着しているかで口の中の環境も変わります。また噛み合わせが悪い場合には、全身の発育にも影響が出てしまうこともあるんですよ。そのような変化にいち早く対処するためにも、定期的なメンテナンスが大切です。

先進の機器を導入し、より精密な治療をめざす

インプラント治療用の3Dナビゲーションシステムを導入しているそうですね。

長谷川信院長 はせがわ歯科3

はい。従来のインプラント治療では、事前に決めた埋入箇所と実際に埋入したものとに若干のズレが生じることがありました。目視で行う以上、これは避けられないことかと思います。当院で導入した3Dナビゲーションシステムでは、歯科用CTによる撮影データを元にインプラントの埋入位置や角度までも事前にプランニング。手術中はドリルの位置をシステムがリアルタイムで追跡し、計画どおりに進められるようナビゲーションします。治療中は水を使うことが多く、肉眼ですと見えづらい部分が生じますが、こちらのシステムならばそのようなことに影響されません。もちろん、医師による目視確認も同時に行いますので、ダブルチェックによる精度の高いインプラント治療がめざせるようになりました。

マイクロスコープも導入されていますが、なぜ機器の充実に力を入れていらっしゃるのですか?

歯科治療は年々進化していますし、私自身もより安全で精密な治療を提供したいと思っているからです。またどのような治療機器も劣化は避けられませんし耐用年数もありますから、定期的に機器の見直しを行って必要なものは積極的に導入しています。インプラント治療は3Dナビゲーションシステムの導入で精度が上がりましたが、深い虫歯や根管治療もマイクロスコープを使うことで再治療のリスクを減らせるようになりました。ただ、逆に見えすぎてしまって判断に迷うことも出てきてしまうかもしれませんね。例えば、歯にヒビがあり、これまでなら抜くべきだと判断する状態なのに、なんとか残せるか……と悩んでしまうかもしれません。でも、患者さんに選択肢を提示できるようになったのは、良いことだと思っています。

矯正についても教えてください。

長谷川信院長 はせがわ歯科4

矯正を希望する人も増えてきていますね。美的感覚が向上したことや、マスクをしていれば装置をつけても気にならないこともあって、矯正を考えるのだと思います。矯正は審美的なメリットに加え、噛み合わせも改善が図れます。また歯磨きもしやすくなるので、口の中を清潔に保ちやすくなりますね。お子さんの場合、永久歯に生え替わり始めた頃に矯正を検討する方が多いです。とはいえ顎が成長途中なので、様子を見ながら時期を決めていきます。また大人の場合はいつでも始めることができますが、結婚式などの予定があれば事前にお聞かせください。スケジュールを考慮して、必要であれば一時的に装置を外すなど対応いたします。

患者と双方向のコミュニケーションを大切に

診療の際に、心がけていることはありますか?

長谷川信院長 はせがわ歯科5

患者さんが受診した理由と、私たちが提供したいと考える医療とのミスマッチを避けることですね。歯科治療はかぶせたり、詰めたりしたら終わりではなく、その先は患者さんがしっかりと歯磨きでケアすることが必要です。歯や歯槽骨などは一度ダメージを受けると自然に治癒しませんので、そこから機能がどれだけ維持できるか。それはひとえに患者さんの通院意識とホームケアにかかっています。もちろん、悪くなっても歯科治療の技術でいろいろとできることはありますが、それだけ経済的負担もかかりますし、ケアを怠って良いことは一つもありません。まずは、そのことを患者さんに理解してもらえるよう心がけています。そのためにはコミュニケーションが不可欠です。

患者さんとの会話を大切にされているのですね。

そうですね。私は患者さんには口の中の状態は率直にお伝えするようにしています。時には冗談も交えつつご説明することもあるんですよ。医療にも限界がありますから、先に起こり得るリスクがわかっていれば、その前提に従って治療を進めます。ですが予測が難しいこともありますし、患者さんの希望に沿えないことも残念ながらあり得ます。時には、私が患者さんの思いを正しく理解できていないこともあるかもしれません。私と患者さんの考えにギャップが生じないよう、一方通行のコミュニケーションではなく、双方が伝え合えるようなコミュニケーションをしていきたいと思っています。

最後に、地域の方々に向けてメッセージをお願いします。

長谷川信院長 はせがわ歯科6

口の中の現状や治療のリスクを、最初にすばり患者さんへ言ってしまうのは私の性格です。それをわかってもらっている長年の患者さんなら良いのですが、初診の方などは時には率直さに驚くこともあるだろうなと反省もしています。私自身はフレンドリーに話しているつもりなのですが、受け取る人によってはぶっきらぼうだと感じるかもしれません。それでも、ご家族で長く通い続けてくださっている患者さんも多くて、それは本当にありがたいことだと思っています。今後も地域の皆さんの健康を、歯科の分野からサポートし続けていきたいですね。歯や口のお悩みがあれば、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤー矯正/88万円~、小児矯正/6万6000円~、インプラント治療/38万5000円~、審美歯科(ホワイトニング)/1万6500円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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