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歯列矯正は始めるタイミングが大切
親子二人三脚の治療をサポート

ひがし小児・矯正歯科クリニック

(鈴鹿市/鈴鹿サーキット稲生駅)

最終更新日:2024/03/14

ひがし小児・矯正歯科クリニック 歯列矯正は始めるタイミングが大切 親子二人三脚の治療をサポート ひがし小児・矯正歯科クリニック 歯列矯正は始めるタイミングが大切 親子二人三脚の治療をサポート
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小児の矯正で特に大切なのは「最適な時期に最適な治療をスタートすること」といわれている。小児の時期に体の成長に合わせて矯正を行うことで、将来永久歯を抜かずに自然な歯並びを導くことも期待できるという。また、歯列を整えることは身体的メリットだけでなく精神的メリットも大きい。“生涯にわたるお口の健康づくり”をコンセプトに小児の歯科診療に取り組む「ひがし小児・矯正歯科クリニック」では、顎の成長を利用して歯並びの改善をめざす床矯正をメインに行う。「お子さんがただやらされていると感じる治療では続かない。小児矯正は親御さんがしっかりと理解し、お子さんと協力して進めていくことが大切」と語る東知宏院長に、小児矯正のメリットや具体的な治療方法、歯列矯正と並行して行う口周りの筋肉のトレーニングについて詳しく聞いた。

(取材日2024年2月1日)

上下の前歯が生え替わる頃が矯正を始めるベストタイミング。そのタイミングは個人差があるので一度受診を

Q小児矯正はいつから始めたら良いのでしょうか。
A
ひがし小児・矯正歯科クリニック 子どものうちから歯列矯正をすると虫歯や歯周病予防にもつながる

▲子どものうちから歯列矯正をすると虫歯や歯周病予防にもつながる

歯並びの状態によって、始めるべきタイミングは異なります。まず凸凹とした歯並びや一般的に出っ歯と呼ばれる上顎前突の場合には、目安として歯の生え替わりの途中の時期で、上下の前歯が4本ずつ生え替わり終わったタイミングで始めます。お子さんによって違いますが、7歳から9歳くらいのタイミングでしょうか。反対咬合と呼ばれる受け口の場合はもう少し早い、4歳から5歳の時期に治療したほうが良い場合もあります。反対咬合により上顎の骨の成長が抑制されてしまうからです。早めに改善してあげたほうが顎の成長が正しく導かれるようになり、その結果安定した治療結果も得やすくなることが期待できます。

Q小児矯正にはどんな方法があり、どのくらいの期間が必要ですか?
A
ひがし小児・矯正歯科クリニック それぞれに合わせた矯正方法を提供

▲それぞれに合わせた矯正方法を提供

小児の第1期治療では、主に床矯正を行います。矯正というと歯を動かして歯並びを整えることをめざすイメージがあるかもしれませんが、歯を抜く矯正というのは歯の生え替わりが終わった後の時期の話になりますね。生え替わりの時期には、お子さんの顎の成長に合わせて少しずつ歯列の幅を広げていくことをめざします。歯を抜くのではなく歯が生えてくる隙間をつくっていくようなイメージです。期間は人それぞれ、症例にもよりますが、最短6ヵ月から、経過は10年以上診る必要がある場合もあります。第1期治療終了後、ご希望があれば永久歯への生え替わりが終わった後に第2期治療としてブラケットをつけて行う方法で仕上げていきます。

Q小さい頃に始めるメリットはあるのでしょうか?
A
ひがし小児・矯正歯科クリニック 優しくわかりやすく説明してくれる東院長

▲優しくわかりやすく説明してくれる東院長

顎の成長を利用する床矯正の一番の期待できるメリットは、将来本格矯正が必要となっても永久歯を抜く可能性が低くなることです。歯列矯正はやはりタイミングがとても大切。生え替わってしまっていると第2期治療から始める必要が出てきます。そのため、上下4本ずつの前歯が生え替わる少し前にご相談いただくのがベストですね。また、成長期に行う矯正治療に比べて費用の負担を減らせるという点もメリットと言えると思います。また、矯正治療と並行してMFTというお口周りの筋肉のトレーニングを行うことで、子どものうちからお口周りの習癖の改善を意識し、矯正治療後の後戻りの防止を図れます。

QMFTについて詳しく教えてください。
A
ひがし小児・矯正歯科クリニック MFTによる口腔内の健康を守る

▲MFTによる口腔内の健康を守る

MFTとは口腔筋機能療法のことで、8つのステップに従いお口周りの筋肉を正しい働きに改善していくためのトレーニングです。口唇や舌の癖というのは実は歯並びに大きな影響を与えます。口呼吸や、あるいは呼吸は鼻でしているけれど口が開いていたりなどの場合は歯を外側から抑える力が弱いため、開咬と呼ばれる前歯に隙間ができる不正咬合になってしまいます。さらに深刻なのが異常嚥下癖(えんげへき)という、食べ物を飲み込む際に舌を歯に当てながら飲んでしまう癖です。歯と歯の間に舌を挟んで飲み込むので歯の隙間が開いてしまうのですね。MFTは診療室でステップに応じた内容を練習し、家でも継続的に訓練していただきます。

Q矯正をしていく上で親御さんに心がけてほしいことはありますか?
A
ひがし小児・矯正歯科クリニック 保護者の協力のもと進めていく

▲保護者の協力のもと進めていく

矯正装置は毎日一定時間装着していただく必要があります。お子さんにとっては心地良いものではなかったり、面倒だったりという理由で必要な時間装着できない場合があるかもしれません。そうなると、見込まれる治療効果が得られにくく、より長い時間装着が必要になってしまいます。それだけでなく、長引いた場合には、永久歯が生えそろった段階でさらに治療が必要になる場合もあるんです。また、歯並び自体は改善が見込めても、習癖が直っていないと後戻りしてしまうことも。矯正治療を始める際には継続できるよう、お子さんだけでなく親御さんも治療内容を理解していただき、声かけをし親子二人三脚の治療を進めていただきたいですね。

ドクターからのメッセージ

東 知宏院長

歯列矯正は、大人になってからも可能です。しかし、現代のお子さんは、歯の並ぶスペースが極端に少なかったり、お口がいつも開いていたり、20年前に比べるととても状況が変わってきています。お子さんの歯並びが気になったら、早めに矯正を専門とする歯科医院を受診することをお勧めします。歯並びの悪さは噛み合わせだけでなく、大きな口を開けて笑うのが恥ずかしいなどのコンプレックスにもつながるものです。歯列矯正で歯列を整えることをめざすことで、見た目に自信が持てるようになり性格が明るくなったり、行動が積極的になるお子さんもいらっしゃるようですよ。お子さんの歯並びが気になる方は、ぜひ一度ご相談いただけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

資料採取・診断/2万2000円~5万5000円 第1期治療/19万8000円~44万円 第2期治療/33万円~55万円

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