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近視や乱視の矯正に負担の少ない治療法
フェイキックIOL手術

こんの眼科

(さいたま市浦和区/北浦和駅)

最終更新日:2021/10/12

こんの眼科 近視や乱視の矯正に負担の少ない治療法 フェイキックIOL手術 こんの眼科 近視や乱視の矯正に負担の少ない治療法 フェイキックIOL手術
  • 自由診療

近視を矯正する治療法として最近行われているのが、フェイキックIOL手術と呼ばれる、眼内コンタクトレンズを挿入する手術だ。薄くてやわらかいレンズを目の中に埋め込んで、視力の回復をめざす。レーシックのように角膜を削る必要がないため、強度近視の人や角膜の薄い人でも手術を受けることが可能だという。今回は、フェイキックIOL手術とはどんな治療法なのか、実際のプロセスや、この治療を受けるメリットなどについて、「こんの眼科」の今野泰宏院長に解説してもらった。

(取材日2019年9月18日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

QフェイキックIOL手術とはどんな治療法なのですか?
A

フェイキックIOL手術は近視矯正法の一つで、視力を改善するために、虹彩と水晶体の間に薄いレンズを挿入する治療法です。このフェイキックIOL手術では、レーシックのように角膜を削る必要がなく、手術というカテゴリーでは珍しい「可逆性のある治療」、つまり、もしも何か不具合が生じた時は、レンズを除去して元に戻すことが可能という特徴があります。レンズ挿入のために角膜の切開はしますが、わずか3mmほどで、手術時間も短時間で済みます。レンズには、生体適合性が高く、目の中に入れても異物反応が起こりにくい、優れた素材が用いられています。

Qこの手術の対象となるのはどんな人ですか?
A

21歳から45歳くらいまでの、近視と乱視の方が対象になります。角膜が薄くてレーシックができない方、ドライアイ、強度近視の方なども手術を受けていただくことが可能です。ただし、緑内障や白内障、網膜疾患などの眼科疾患がないことが前提条件です。手術前の検査で、前房と呼ばれる水晶体と角膜の間の空間の深さや、角膜内皮細胞の密度なども調べた上で、この治療が適応かどうかの判断を行います。

Q治療の安全性について教えてください。
A

手術については、その領域の研鑽を積んだ眼科医師が行います。レンズに施された工夫により、房水と呼ばれる眼内の水の循環が確保されるため、緑内障や白内障といった合併症の心配はほとんどないといわれています。また、安全性を担保するにはレンズの大きさと度数も重要なのですが、精密な検査によって一人ひとりの目に合うレンズが選択されます。また、先ほど述べたように、もし不具合が起きてしまった場合には、埋め込んだレンズを取り除いて、元の状態に戻すことも可能です。

検診・治療START!ステップで紹介します

1手術が適応か詳細な検査で確認される
こんの眼科 手術が適応か詳細な検査で確認される

近視や乱視の度数、角膜の形や大きさ、眼圧、屈折率、角膜内皮細胞密度、角膜から水晶体までの長さなど、さまざまな観点から精密な検査を受け、手術の適応が確認される。裸眼の視力やレンズを通しての矯正視力など、自覚的検査も詳しく行われる。

2手術内容の説明
こんの眼科 手術内容の説明

精密検査の結果について聞く。手術が決まったら、医師が目の模型やレンズの実物を使いながら、目のどの部分にどんなレンズを入れるのかを説明する。手術を受ける3日前から、抗菌剤を点眼する。

3日帰りで手術を受ける
こんの眼科 日帰りで手術を受ける

点眼麻酔をしてから、手術開始。手術時間は片目で15~20分程度。麻酔をしているため痛みはほぼ感じず、手術中の目の感覚は、まぶしい光の中で何かが動いているなと感じる程度だという。

4リカバリー室で休憩
こんの眼科 リカバリー室で休憩

手術後は、抗菌剤などの目薬を点眼し、保護眼鏡を掛けて1時間ほどリカバリー室で安静にして過ごす。その後、レンズや角膜の状態、房水という眼内の水の流れなどを確認され、何も問題がなければ終了。入院は不要で、そのまま帰宅できる。

5術後は定期的に通院し、経過観察を受ける
こんの眼科 術後は定期的に通院し、経過観察を受ける

手術後は、翌日、翌々日に診察を受け、医師が目の状態を確認する。その後、3~4日後、1週間後、1ヵ月後、3ヵ月後の間隔を目安に検査が実施され、視力検査や角膜の状態チェックを受ける。以降、年に1回程度は検査が必要とされる。

ドクターからのメッセージ

今野 泰宏院長

眼鏡やコンタクトレンズは紛失の可能性がありますし、コンタクトレンズの誤った使用法によって結膜炎などを発症する人も増えています。そうしたリスクを回避するという意味でも、フェイキックIOL手術は有用な治療法です。コンタクトレンズ代の10年分程度のコストで、長期にわたって視力回復を図ることが可能ですし、毎朝目覚めた瞬間から何も装着せずともよく見えるのは大きなメリットだと思います。強度の近視や乱視などで悩んでいる人は検討してみると良いでしょう。当院は手術の経験が豊富で、先進の検査機器もそろっています。気になる方は一度ご相談ください。

今野 泰宏院長 こんの眼科

自由診療費用の目安

自由診療とは

フェイキックIOL手術(両目)/68万2000円~(税込)

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