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高森 義博 理事長の独自取材記事

高森整形外科・内科・歯科

(福岡市西区/橋本駅)

最終更新日:2021/10/12

高森義博理事長 高森整形外科・内科・歯科 main

地下鉄七隈線橋本駅から徒歩15分、国道202号から路地に入ったところに「高森整形外科・内科・歯科」がある。ホテルのようなラグジュアリーな空間には、MRIやエックス線をはじめとした検査機器がそろい、19床の入院病棟も備える。3人の医師、2人の歯科医師など約40人のスタッフが連携し、さまざまな症状に対応できるクリニックとして、子どもから高齢者まで幅広い世代の健康をサポートしている。中でも理事長の高森義博先生は脊椎・脊髄の専門家として脊柱管狭窄症などの治療にあたり、診査診断から手術、リハビリテーションまでワンストップで対応。今回は、柔和な笑顔が印象的な高森先生に、クリニック内での内科や歯科との連携、脊椎疾患で注意すべきポイントや予防方法について詳しく聞いた。

(取材日2020年9月25日)

整形外科、内科、歯科の3つの診療科が一箇所に

こちらのクリニックは40年以上前から地域医療を支えてきたとお聞きしました。

高森義博理事長 高森整形外科・内科・歯科1

当クリニックは先代である私の父が約40年前に開業した外科クリニックがベースになっています。2008年から私がクリニックを手伝うようになり、2014年からは理事長を務めるようになりました。それ以来、内科医師と歯科医師の姉3人とともに、整形外科、内科、歯科の3つの診療科で地域の方のさまざまな症状に対応しています。2016年にはクリニックを一新し、大学病院時代に一緒にチームを組んでいた整形外科医師も加わり、医師を中心に看護師や理学療法士など全部で約40人のスタッフが連携しながら患者さんの治療に力を注いでいます。

整形外科、内科、歯科が一つのクリニックで受診できるのは珍しいですね。

腰痛やけがで通院している患者さんが、おなかが痛い、風邪をひいたなど内科の症状を訴えられた際、クリニック一箇所でさまざまな病気に対応できるのは患者さんにとって大きなメリットだと思っています。複数のクリニックに通院するのは負担になりますからね。また脊椎・脊髄疾患の手術で入院されている患者さんの内科的な管理、例えば尿が出ない、肺に水がたまったといった症状にもすぐに対応することが可能です。歯科も一般歯科と小児歯科の診療を行っているので、親子3世代にわたってクリニックに来院いただいています。

ホテルのような受付が印象的ですが、こだわった部分を教えてください。

高森義博理事長 高森整形外科・内科・歯科2

腰痛や膝の痛みなどでリハビリに通う方、生活習慣病の治療で定期的に通院されている方など、慢性疾患の患者さんも多いので、医療機関らしくないホテルのようなデザインコンセプトでクリニックをつくりました。また脊椎・脊髄疾患に関しては、当初から大学病院と遜色のない治療を提供したいと考えていたので、手術室を備え、また検査機器の充実にもこだわりました。そのためクリニック規模ではありますが、MRI検査は即日対応できますし、エックス線やCT、骨密度検査器なども準備していますよ。だからこそすぐに診査診断ができますし、すぐに治療を開始することができる。そうしたフットワークの軽さも当クリニックの強みの一つだと思っています。

脊椎・脊髄疾患の診断から手術、リハビリまで対応

大学院時代には集中的に脊椎・脊髄の臨床や研究に取り組まれてきたそうですね。

高森義博理事長 高森整形外科・内科・歯科3

はい。大学ではラグビー部に所属していたので、けがも日常茶飯事。お世話になった整形外科の先生たちの姿や、父のアドバイスなどから、福岡大学病院整形外科に入局しました。最初は外傷や骨折など一般的な整形外科の診療にあたっていたのですが、大学院に進み、苦手分野だった脊椎・脊髄領域を徹底的に勉強しました。それからは脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、頚椎症などの臨床や研究に専門的に取り組みました。今ではその経歴から、長崎など遠方から来院される方も増えてきました。あの大学院時代は人生のターニングポイントだったのかもしれません。

整形外科領域ではどういう主訴で来られる患者さんが多いのでしょうか?

首や腰の痛みを訴えていらっしゃる患者さんが多いですね。周りに団地があるので、部活でけがをした学生さん、外傷や骨折などで来院される一般整形外科の患者さんもたくさんいますよ。手術では脊柱管狭窄症、脊柱側弯症などに対応。診断から手術、そしてリハビリまで同じスタッフで寄り添っていける、一箇所のクリニックで元気になるまで診療できるというのは、私たちのストロングポイントだと思っています。また悪性腫瘍などが見つかった場合には、大学病院と連携しながら治療を行います。福岡大学病院の脊椎脊髄チームは勤務医時代の後輩なので、関係性が非常に良好なのも特徴です。

整形外科の医師が2人いるのもクリニックの強みですね。

高森義博理事長 高森整形外科・内科・歯科4

手術にも対応しているため、2人の医師がいるという体制は必要不可欠です。慢性的な痛みで通院していらっしゃる方、急なけがでいらっしゃる方など、患者さんが多いのも整形外科の特徴ではあるので、さまざまなケースに対応できるように体制を構築しています。リハビリにも力を入れていて、6人の理学療法士、1人の作業療法士が患者さんたちの運動指導にあたるなど、整形外科領域に関しては、患者さんが笑顔で家に帰れるまで当クリニックで完結できることを目標にしています。今の体制になって4年が過ぎ、ある程度自分の理想としてきた姿は達成できてきた反面、患者さんの待ち時間が長くなり過ぎないように工夫していきたいと思っています。

慢性的な肩こり、腰痛があれば気軽に受診を

慢性的な腰痛に悩んでいる方も多いと思いますが、どういう痛みの場合に受診したほうが良いのでしょうか?

高森義博理事長 高森整形外科・内科・歯科5

数日で痛みが和らいでいくようであればそれほど心配はありませんが、例えば急性の腰痛症であるぎっくり腰でも、痛みが続くケースは要注意です。そこにはヘルニアが隠れていたり、実は圧迫骨折をしていたり、ほかの要因が隠れていることがあります。腰痛などとともに足が動かない、まひがある、歩行ができない、排尿障害があるなど、痛みだけではなくほかの症状が合併している場合には早めに整形外科を受診したほうが良いかもしれません。保存療法で済むことが多いのも整形外科の特徴なので、気軽に受診して、重大な病気がないことをチェックしましょう。

肩こりで通院されている方もいらっしゃるのでしょうか?

もちろん肩こりを主訴に通院されている方もたくさんいらっしゃいますよ。スマートフォンの見過ぎや長時間にわたるパソコンでの作業で姿勢が悪くなり、首の骨の反りがなくなってしまいストレートネックになる方も増えています。そうなると首の後ろの筋肉が常に緊張している状態になり、肩こりを引き起こしやすくなります。肩甲骨を動かすストレッチなどで痛みにアプローチすることもできますので、慢性的な肩こりにお悩みの方はぜひご相談ください。

生活において非常につらい腰痛ですが、予防するためにできることはありますか?

高森義博理事長 高森整形外科・内科・歯科6

長時間座って作業をしている方は腰を痛めやすいので、例えば1時間に一度は立ってストレッチをするなど意識してください。寝ている時、立っている時、座っている時で、特に腰に負担をかけるのが座位ですから。また猫背など姿勢が悪い場合は、肩甲骨を開く、胸を開くイメージで姿勢を改善していけば腰痛の軽減につながることも。当クリニックでは皆さんの生活環境や仕事内容までを踏まえ、主訴だけではなく全身のチェックを行いながら治療を進めていきますので、一緒に痛みを取り除き生活の質を向上させていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/20万円~(税抜き)
マウスピース型装置を用いた目立たない矯正/3万円~(税抜き)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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