全国のドクター9,336人の想いを取材
クリニック・病院 158,521件の情報を掲載(2024年5月19日現在)

  1. TOP
  2. 千葉県
  3. 市川市
  4. 本八幡駅
  5. 杉山デンタルクリニック
  6. 杉山 茂夫 院長、杉山 健太郎 先生

杉山 茂夫 院長、杉山 健太郎 先生の独自取材記事

杉山デンタルクリニック

(市川市/本八幡駅)

最終更新日:2023/11/06

杉山茂夫院長、杉山健太郎先生 杉山デンタルクリニック main

本八幡駅、京成八幡駅、鬼越駅が最寄り駅で、地域に住む人を中心に70年近く診療を続けてきた「杉山デンタルクリニック」。杉山茂夫院長、杉山健太郎先生、ともに「口の中の良好な状態をなるべく維持し、患者さんの幸せな人生をサポートしたい」と考え、予防や歯周病治療を重視する。また、しっかり噛めるように機能の回復にも期待ができる高品質のインプラント治療、入れ歯治療にも力を入れ、地域のニーズに応じて矯正歯科治療、小児も含めた予防歯科治療、訪問歯科診療まで対応するなど、総合力の高い同院の診療の特色、地域医療への思いなどを、二人に詳しく聞いた。

(取材日2022年5月13日)

地域で長年続く、かかりつけ歯科医院

クリニックの診療方針をお聞かせください。

杉山茂夫院長、杉山健太郎先生 杉山デンタルクリニック1

【杉山茂夫院長】当院は私の父が1954年に開院し、親子3代にわたって地域密着の歯科医療を提供してきたクリニックです。診療方針は患者さん本来の歯をできるだけ生かすことで、「可能な限り歯を抜かず、削る場合も最小限にして治療し、治療時の痛みには十分配慮する」よう心がけています。例えばごく初期の虫歯なら、適切な歯磨きによって虫歯の進行を抑えることにつなげ、定期検診で状態をチェックする方法をご提案することも多いですね。
【杉山健太郎先生】歯周病や虫歯にならないための予防にも力を入れ、一度行った治療の成果を長持ちさせたいと考えていることも当院の診療方針の一つです。そのために治療の際、急を要する症状がなければ最初にセルフケア方法の確認や歯垢・歯石を丁寧に除去し、口の中の状態を良好にしてから治療に入るようにしています。

どのような方が受診されますか?

【茂夫院長】この地で長く診療を続けているので、患者さんの年齢層はお子さんから高齢の方まで幅広く、親子3代、家族ぐるみで受診される場合もあります。市川市内にお住まいの方が大半ですが、江戸川の向こうはすぐ東京都ですから、引っ越して市外に出た方が引き続き来院されるケースや、歯周病治療への関心などから少し遠くからおみえになる方も増えている印象です。
【健太郎先生】最近は皆さん予防への意識が高く、定期検診に積極的なほか、治療でも早い段階で受診されることが多いようです。また、私が口腔外科を専門にしているため、インプラント治療や親知らずの抜歯など外科的な処置のためにほかの歯科医院からご紹介いただくことも多くなっています。

お子さんの歯についての相談も多いのでしょうか?

杉山茂夫院長、杉山健太郎先生 杉山デンタルクリニック2

【健太郎先生】まだ歯が生えないうちから、お子さんを診せにいらっしゃる方も増えています。最初は診療ユニットに座るだけで泣いてしまう子も多いのですが、まずは歯科医院の雰囲気、治療を受ける姿勢に慣れることが大事。気になさらずお連れいただければと思います。それに小さいうちから舌の使い方、口の開け方、口の周りの筋肉などの口腔機能を診ておくことも重要です。舌や口周辺の筋肉の機能的な発達は歯並びや骨格などに影響することもありますから、小学校にあがる前までには一度診察を受けていただくといいと思います。必要ならマウスピース型の装置を使って、歯並び矯正の準備をしていくなどの方法も考えられます。

口腔機能の回復をめざすインプラント、精密入れ歯

こちらの診療面での特色を教えてください。

杉山茂夫院長、杉山健太郎先生 杉山デンタルクリニック3

【健太郎先生】杉山デンタルクリニックでは歯を失う大きな原因の一つである歯周病の予防や治療に力を入れています。一方で、すでに歯を失っている場合には、しっかりと噛む機能を回復させていくことが必要ですので、インプラント治療、精密入れ歯による治療も行っています。私は大学病院で口腔外科を専門としていたこともあり、外科治療も重要なポイントとなるインプラント治療を得意としています。最近はインプラント治療を希望される患者さんも増えましたが、入れ歯やブリッジでは周囲の健康な歯を傷めてしまうようなケース、義歯では満足できる咀嚼機能が獲得できないケースでは特にメリットのある治療法といえます。一方、インプラント治療を好まれない患者さん、お体の状態などから向かない方には、しっかりと噛めるような精密入れ歯治療をご提案しています。いずれも歯科衛生士や歯科技工士とも連携しチームで対応しています。

歯周病にはどんな治療をされますか?

【健太郎先生】歯周病治療の基本に従って、多くの場合は歯垢・歯石の除去、そして患者さんご自身の適切な歯磨きで改善を図っています。ただ、歯周病は進行しても自覚症状に乏しく、患者さんは「悪い状態なのが、よくわからない」と感じ、モチベーションが上がらず、通院が途絶えがちになることもあります。こいういったことを減らすために、当院では歯周病を放置した場合のリスクなどをわかりやすくご説明することや、治療に伴う変化を再評価した結果をお伝えすることで、継続して通院していただいているメリットやご本人の努力が改善へとつながっていることを実感していただくことでモチベーションの維持につながるといいなと考えています。

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

杉山茂夫院長、杉山健太郎先生 杉山デンタルクリニック4

【茂夫院長】患者さんがご自分の口の中の状態、ご提案する治療内容について理解され、納得の上で治療を受けていただきたいと思っています。そのために、エックス線画像や口腔内カメラの映像などを使って口の中を患者さんにご覧いただいたり、治療を説明する図を用いてわかりやすくお伝えしたりと工夫しています。また、処置前、処置後の写真を比較し、どのように変化したかを確認していただく場合もあります。ただ、こうしたこちらからの働きかけだけでは限界もありますから、患者さんがわからないことを気軽に質問していただけるような雰囲気づくりも大切にしています。さらに、口の中だけでなく全身の健康まで考えて、血圧や熱などを測る機器も備え、全身の状態をチェックして歯科治療が可能かどうかの見極めを行っています。

口の中の健康を維持するため定期検診を大切に

診療体制について教えてください。

杉山茂夫院長、杉山健太郎先生 杉山デンタルクリニック5

【茂夫院長】私は、以前から担当していた患者さんを中心に診て、新しい患者さんは息子や他の先生が診ています。また、矯正歯科は専門の先生に月に2回来ていただいています。
【健太郎先生】私は口腔外科が専門でしたが、現在では分野を問わず幅広く患者さんを拝見しています。そして、地域に貢献できる歯科医院をめざしており、ご要望に応じて訪問歯科診療も行っています。今まで当院におかかりの患者さんはもちろんですが、近くにお住まいでしたら、体調などの理由から通院が難しい方にも対応が可能です。また、当院の診療で重要な役割を担っているのが歯科衛生士です。現在活躍してくれている歯科衛生士は口の中のチェックなども、患者さんと良好なコミュニケーションをとってくれていますし、皆さんに理解していただきやすいように工夫してセルフケアの方法などを指導してくれます。

こちらで診療されるまでの経緯をご紹介ください。

【茂夫院長】私は日本大学歯学部を卒業後、市川総合病院で口腔外科などの治療経験を積みました。その後、父が営む歯科医院に隣接するビルで診療室をオープンし、独立して診療を続けました。2007年に父の歯科医院だった敷地へ新築移転させたのが、現在の「杉山デンタルクリニック」です。
【健太郎先生】私は東京歯科大学歯学部を卒業後、慶應義塾大学病院の歯科・口腔外科に入りました。大学から口腔外科診療に特化した病院に出向しまして、そこで口腔がんをはじめとしたさまざまな口腔外科手術や患者管理を多く経験しました。また、杉山デンタルクリニックには以前から親知らずの抜歯などのために非常勤で勤務しておりましたが、現在は当院で常勤歯科医師として診療しています。

今後の目標をお聞かせください。

杉山茂夫院長、杉山健太郎先生 杉山デンタルクリニック6

【茂夫院長】歯科医師、そしてスタッフが力を合わせて、地域の皆さんが何もなくても定期検診に通い、口の中の環境を整えていただけるようなクリニックをめざしたいと思っています。
【健太郎先生】私たちのマネジメントがうまくいって何事もないと、患者さんにとってはその効果がわかりにくいかもしれませんが、当院に通っていただくことで、歯周病や噛み合わせの問題、口腔機能の低下といったトラブルが起きにくい口腔環境が維持できるようにしたいです。そのために当院ではしっかりと診査診断を適宜行い、トラブルの前兆に早く気づくなど、「よく診て適切に対応する」診療をご提供できるよう心がけてまいります。ぜひ、鬼越駅や本八幡駅など近隣にお住まいの方は気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円、歯列矯正/77万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/110万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access