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急がずゆっくり信頼関係を築く
子どもがやる気になる歯科治療

はらだ歯科市役所前診療室

(伊勢原市/伊勢原駅)

最終更新日:2021/10/12

はらだ歯科市役所前診療室 急がずゆっくり信頼関係を築く 子どもがやる気になる歯科治療 はらだ歯科市役所前診療室 急がずゆっくり信頼関係を築く 子どもがやる気になる歯科治療
  • 自由診療

気になる子どもの虫歯や歯並び。でも、どのタイミングで歯科医院を受診すればいいか、小児専門の歯科医院でなくても大丈夫なのだろうかと迷う人も多いのではないだろうか。子どもには、良い口の状態のまま大人になってほしいと思う親心から、つい親のほうが前のめりになりがちだが、治療を受ける子どもの主体性こそが治療を左右することも。そこで、大人の患者をメインとしながらも子どもの患者の治療を得意とする「はらだ歯科市役所前診療室」の原田総一郎院長に、小児歯科および小児の矯正治療の進め方や信頼関係の築き方など大切にしていることを聞いた。

(取材日2020年6月29日)

まずはあいさつでリラックスを。嘘をつかない診療で信頼関係を築く

Q小児への治療で大切なのはどういったことですか?
A
はらだ歯科市役所前診療室 子どもとの信頼関係を築いていく

▲子どもとの信頼関係を築いていく

まずはあいさつをすることから始めています。3歳くらいになれば、ほとんどの子が「こんにちは」と言えるので、「こんにちはと言わないと治療は始めないよ」というくらい、まずは徹底しています。あいさつができるということはリラックスできているということで、ちゃんと話も聞けるということ。そこから始めていかなければお互いにコミュニケーションが取りにくくなってしまうからです。もう一つ大切なのが、嘘をつかないことです。「痛くないよ」とは絶対に言いません。「痛いかもしれないから頑張って」というのが正確な表現なので子どもだましなことはしません。このようにお子さんとの距離を縮め信頼関係を築きながら治療を進めています。

Q子どももきちんと一人の患者として扱うのですね。
A
はらだ歯科市役所前診療室 子どもに主体性を持たせることが大切

▲子どもに主体性を持たせることが大切

お子さんの治療の場合、お母さんのほうが一生懸命なことも多いんです。子どもの矯正でよくあるのですが、本人が納得していないのにお母さんがやる気になって治療を始めると、後になって本人がきちんと歯ブラシができないということが起こり治療が中途半端になってしまうので、そうならないように、お子さん本人をやる気にさせることが大切なのです。時にはお母さんには席を外していただき、本人としっかりお話をして、鏡で口の中を見せながら、ここはこうだからこのままにしておくと困るよ、最初のうちは痛いこともあるけれどすぐに慣れるよといったように、丁寧に細かにお話しすることで、主体性を持って治療に取り組めるようにしています。

Q小児矯正にも力を入れて取り組んでいると聞きました。
A
はらだ歯科市役所前診療室 小児矯正にも対応

▲小児矯正にも対応

当院は矯正専門の歯科医院と違って一般歯科にも対応しているので、虫歯があればまずそれを全部治して、歯磨き指導を行い、歯磨きが100点満点になってから矯正をスタートしています。ブラケットを貼ってしまうと歯磨きがやりづらくなり虫歯になってしまうこともあるので、そうならないようにしっかりと歯磨きの仕方を教えています。矯正方法はオールブラケットがメインで、ブラケットにスライド式のバーのようなものが付いていて、締めつけてもスムーズに歯が動きやすい装置を使用しています。目立たない白色のブラケットも用意しています。また、顎を広げて歯並びを整える床矯正については、その子に合わせて毎回設計を考えて進めています。

Q子どもが歯科医院を受診する、また矯正を開始するタイミングは?
A
はらだ歯科市役所前診療室 安心感を持って家族で受診している患者も多い

▲安心感を持って家族で受診している患者も多い

乳幼児健診で初めて口の中を診てもらうと思いますが、そこで何か注意があれば歯科医院を受診したほうがいいです。矯正については、6歳〜7歳で6歳臼歯も生え前歯も生え変わるので、受け口が気になる場合はそこで治療をするとよいですし、9〜10歳までに顎を広げたほうがいい場合もあります。あとは乳歯が永久歯に生え変わるタイミングや中学生や高校生になって本人が歯並びを気にし出したときですね。早ければいいというわけではありませんが、早くから歯科医院に通っていると、将来の状況を予測して、矯正の必要性を検討することができます。ですから5〜6歳での診療では虫歯だけではなく全体を診ることが大切ですね。

Q治療へのモチベーションを上げるために心がけていることは?
A
はらだ歯科市役所前診療室 親しみやすい雰囲気の原田院長

▲親しみやすい雰囲気の原田院長

歯が動き始めると、子どもたちのモチベーションは自然に上がってきます。どちらかというとスタートが大切で、良いスタートができれば途中で嫌になってしまうことはあまりありません。本人の意思を確認し尊重しながら、模型で悪い部分を見せ、初めは痛くてもすぐに慣れるよと重ねて説明をしていきます。お母さんと話しているよりも本人と話しているほうが長くなってきて、だんだん友達同士のようになってくることも。それも信頼関係の証だと思っています。治療中の見た目への心配もあると思いますが、今はそれを気にしたり不利になるような時代でもないので、説明もしやすく、皆、前向きに治療を頑張ってくれていますね。

ドクターからのメッセージ

原田 総一郎院長

3歳になり乳歯がほとんど生えそろってきた頃に一度歯科医院を受診することをお勧めします。繰り返しになりますが、僕が必ず守っているのは嘘をつかないこと。治療を始める際もいきなり削らずまずは練習でバキュームだけを口に入れることからやっていきます。10秒頑張ろうねと言って、できたら一休みして、音だけ鳴らしたり、1歩ずつ時間をかけて。治療中も、痛いと、やめてと言われたら必ずやめる。削っているときは黙らず、頑張ってと声をかけ続けています。お母さんがお子さんを連れてきたり、お孫さんが通っているからとおばあちゃんが来たり、安心感を持って受診している方が多いのも当院の特徴です。ぜひ、ご家族でお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ブラケット矯正/上下60万円~、床矯正/20万円~(税別)

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