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マイクロスコープを活用して
根管や歯周病の緻密な治療を

C&Cデンタルオフィス

(川崎市麻生区/新百合ヶ丘駅)

最終更新日:2023/12/20

C&Cデンタルオフィス マイクロスコープを活用して 根管や歯周病の緻密な治療を C&Cデンタルオフィス マイクロスコープを活用して 根管や歯周病の緻密な治療を
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マイクロスコープとは普段は目にすることもない口腔内を、拡大画像を大画面モニターに映し出すことで、じっくりと見せてくれる機器だ。自分の虫歯のあまりの酷さに驚いた経験がある人もいるだろう。マイクロスコープはもともとは耳鼻咽喉科や眼科で使われてきた機器で、歯科への普及は遅かったが、現在では数多くのクリニックが導入し始めている。しかし、使いこなすまでにはある程度年月がかかるのも事実。特に鏡を駆使するミラーテクニックは必須となるが、約10年前から「C&Cデンタルオフィス」の山田貴雄院長はその技術の研鑽を積んできた。そもそもマイクロスコープとはどのような機器なのか、どのような治療に使われているのか。何よりも気になる患者メリットなどについて詳しく話を聞いた。

(取材日2023年9月4日)

マイクロスコープにより虫歯や根管の緻密な治療が望め、歯周病ケアの患者ストレスも軽減すると期待できる

Qマイクロスコープとはどのような機器なのでしょうか。
A
C&Cデンタルオフィス 根管治療をする上で欠かせない歯科用マイクロスコープ

▲根管治療をする上で欠かせない歯科用マイクロスコープ

歯科で使用するマイクロスコープとは歯科用顕微鏡のことですが、一般的な顕微鏡と異なり対象をモニターに映し出して確認するのが特徴です。マイクロスコープには「拡大」「照明」「記録」の3つのメリットがあります。まず、治療視野を20倍にまで拡大できるので、視覚から入手できる情報は倍以上になるといっても過言ではありません。また、口腔内をLED照明で明るく照らせるので、虫歯と汚れを正確に見分けたり小さな亀裂も見逃さなかったりということが期待できますし、暗く細長い根管の先まで見渡せます。治療の様子を静止画や動画で記録できるので、患者さんへの説明やスタッフへの教育に利用することも可能なのです。

Qマイクロスコープによる治療はどんな患者メリットがありますか。
A
C&Cデンタルオフィス 的確な診断、正確な診療のためにはマイクロスコープが役立つ

▲的確な診断、正確な診療のためにはマイクロスコープが役立つ

シンプルに、より正確な治療が受けられるというメリットが見込めます。経験と勘だけが頼りの肉眼による治療とは異なり、虫歯の治療では健康な部分を削ってしまったり、感染部分を削り残したりするのを防げるようになりました。治療前の患部の状態、治療のプロセス、治療後にどのような変化があったのか、すべて視覚的に確認できるので、これまで以上に安心して治療を受けられると思います。また、虫歯が実際にやわらかく脆くなっている様子をリアルに患者さんにお見せできるので、予防歯科へのモチベーションも上げられるのではないでしょうか。

Qマイクロスコープによる治療にデメリットはありますか。
A
C&Cデンタルオフィス 技術の研鑽を欠かさず、質の高い治療を提供するよう心がけている

▲技術の研鑽を欠かさず、質の高い治療を提供するよう心がけている

マイクロスコープは莫大な情報量が入ってくるという特性上、歯科医師のやるべきことが増え、治療時間が従来の2~3倍かかってしまうこともあります。しかし、従来の治療はそれだけ足りないものがあったとも言え、より充実した治療が受けられると期待できるようになったというのは患者さんにとってはむしろメリットだと思います。患者さんにストレスなく治療を受けていただくには、マイクロスコープをいかに使いこなせているかが問われます。マイクロスコープでは鏡を駆使するミラーテクニックも非常に重要なのですが、私は勤務医時代から十分な研鑽を積めていたことがアドバンテージになっています。

Qマイクロスコープは保険治療でも使ってもらえますか。
A
C&Cデンタルオフィス 治療イメージなどの説明には大きなモニターを使用

▲治療イメージなどの説明には大きなモニターを使用

はい、マイクロスコープは自費診療でなければ使えないというルールはありません。確かに自費診療のみとしているクリニックもありますが、当院では保険診療にも普通に使用しています。例えば、歯が痛いといったお悩みで来院された方には、具体的に痛む箇所の問診、レントゲンやマイクロスコープを用いた口腔内の写真撮影を行い、痛みの原因解明と今後の治療の相談を行います。この最初の検査にマイクロスコープを用いることが、より正確な判断と的確な方針立てにつながるのです。その後も保険診療内にてマイクロスコープを用いた治療に対応していますが、再発を防ぐ根本からの改善をめざす場合には、自費診療での治療をおすすめしています。

Q歯周病治療にもマイクロスコープは役立つのでしょうか。
A
C&Cデンタルオフィス 患者の負担の軽減にもつながると話す山田院長

▲患者の負担の軽減にもつながると話す山田院長

歯周病治療では歯周ポケットの奥深くに付着した歯石を除去するために、歯茎を剥離する手術をしなくてはいけないこともあります。しかし、マイクロスコープを使用すれば、患者さんにそのような負担をかけることなく、歯石を取り除けると期待できるんです。当院では歯科衛生士もマイクロスコープを駆使して歯周病治療にあたっています。肉眼では見つけられない歯茎の下に隠れた歯石を発見し、繊細な道具で除去していきます。歯本体だけではなく歯茎に関しても余計なところを取らない、触らない治療がマイクロスコープならば望めるのです。

ドクターからのメッセージ

山田 貴雄院長

マイクロスコープを導入するクリニックが年々増えています。私がトレーニングを始めた約10年前と比較してもかなりの数になっているのではないでしょうか。クリニック選びの際には保険診療にも使っているかどうかが一つのポイントになると思います。なぜならば、ミラーテクニックを含めてストレスなく活用するのに十分なスキルが備わっていてこそ、保険診療にも使用できる機器だからです。私がこれまでスキルアップに努めてこられたのは、始めてマイクロスコープによる治療を目の当たりにした時の衝撃が忘れられないからです。患者さんにとっては驚きだけではなく、さまざまなメリットも期待できるので、ぜひ体験してみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マイクロスコープを使用した根管治療(自費)/2万7500円~

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