全国のドクター9,294人の想いを取材
クリニック・病院 158,511件の情報を掲載(2024年6月10日現在)

  1. TOP
  2. 福岡県
  3. 北九州市小倉北区
  4. 香春口三萩野駅
  5. ムラセ歯科医院
  6. 将来のことを見据えてできる限り自分の歯を残す治療を

将来のことを見据えて
できる限り自分の歯を残す治療を

ムラセ歯科医院

(北九州市小倉北区/香春口三萩野駅)

最終更新日:2024/04/02

ムラセ歯科医院 将来のことを見据えて できる限り自分の歯を残す治療を ムラセ歯科医院 将来のことを見据えて できる限り自分の歯を残す治療を
  • 保険診療
  • 自由診療

歯茎が腫れたり痛みがひどかったりすると、歯を抜かなければならないと思う人は多いのではないだろうか。しかし必ずしも歯を抜く必要はなく、むしろ残すための方法を推奨するクリニックがあることはあまり知られていないかもしれない。「ムラセ歯科医院」は、歯や神経を残すための治療を積極的に行っているクリニック。院長の村瀬みゆき先生は、30年以上の歯科医師経験を生かして患者の状況に応じた治療方法を提示し、いつまでも自分の歯でおいしく食事ができるようサポートしている。「患者さんの将来のことを考えつつ、いろいろなお話をしながら納得のいく治療が提供できるよう努めています」と語る村瀬院長に、歯を残すことの大切さやメンテナンスの重要性、抜歯の際の治療法などについて詳しく聞いた。

(取材日2024年2月13日)

可能な限り歯を残しつつ、抜歯になる場合でも患者にとってベストな治療方法を追求する

Qどんな時に歯を抜くことになるのでしょうか?
A
ムラセ歯科医院 花柄のかわいらしい壁紙で親しみやすい空間

▲花柄のかわいらしい壁紙で親しみやすい空間

歯を抜く必要が出てくるのは、例えば歯が根っこのほうまで割れてしまったり、重度の虫歯や歯周病になったりしたときです。歯周病が進むと、歯槽膿漏というもっとひどい状態になります。これはじわじわ進行していくため、普段からずっと痛かったり腫れたりするわけではないんですね。なので自覚症状が出てきたときには手遅れになっていて、抜かなければいけなくなる可能性が高まります。患者さんの中には、痛みに耐えられなくなって来院する方もいます。その時に歯を抜く以外の選択肢がないのは悲しいですよね。どうしようもなくなる一歩手前で来てもらえれば歯を残せるかもしれないので、ぜひ早めに歯科医院を受診されることをお勧めします。

Qなるべく歯を抜かない治療を重視していると聞きました。
A
ムラセ歯科医院 患者に納得してもらった上で治療を開始する

▲患者に納得してもらった上で治療を開始する

そうなんです。できるだけ長い期間、自分の歯を持ち続けることの大切さを患者さんにも日々お伝えしています。歯には「歯根膜繊維」という大事な組織があり、物を噛む時クッションの役割をしたり、痛みを感知したりするんですね。ですが、この歯根膜繊維は歯を抜いてしまったらなくなるんです。そのため、患者さんには安易に歯を抜くことをお勧めしていません。万が一歯槽膿漏などになってしまった場合でも、歯根膜繊維が残っていれば治療の選択肢は残っています。私は歯周組織の再生を図る治療の経験が長く、患者さんに「自分の歯が残っていることの喜び」を感じていただくためにも、自信を持って治療をお勧めしています。

Q自分の歯が一番だからこそ、メンテナンスが大事なのですね。
A
ムラセ歯科医院 親身に寄り添った診療に努めている村瀬院長

▲親身に寄り添った診療に努めている村瀬院長

そのとおりです。自分の歯に勝るものはありません。ところが毎月メンテナンスに来られている方でも、ある日突然歯周病が進行することがあるんですね。何か病気をすると歯周病になることもありますが、中には原因がよくわからない人もいます。毎日しっかり歯磨きしたり食べるものに気を使ったりしていても、なる人はなるんです。そして、自覚症状が出た時にはもうかなり進行しているケースがほとんど。だからこそ、自分でケアすることと同じように、歯科医院に定期的に通うことも非常に重要なんです。歯周病を早い段階で食い止め、自分の歯を残すには、早期発見・早期治療が大切です。

Q万が一抜歯となった場合の治療法についても聞かせてください。
A
ムラセ歯科医院 なるべく歯を抜かず、痛みに配慮した治療がモットー

▲なるべく歯を抜かず、痛みに配慮した治療がモットー

抜歯をした歯を補うための治療法には、インプラント、ブリッジ、入れ歯があります。ブリッジと入れ歯は基本的に保険適用で治療ができますが、インプラントは保険適用外です。ただし、費用が高額なだけあって、耐久性や噛み心地など、他の治療法にはない特徴があります。どの治療法を取り入れるかは歯茎や骨の状態、歯を失った部位などによって変わってくるため、患者さんにしっかり説明しますが、何より大事なのは患者さんがどのような治療を望んでいるかということ。それを最優先に考え、当院ででき得る治療を行います。20年、30年先もおいしく食事ができるよう、将来を見据えてさまざまな治療法を提案していますので安心してください。

Q先生はインプラント治療でも研鑽を積まれてきたと聞きました。
A
ムラセ歯科医院 地域のかかりつけとして多様な主訴に応えている

▲地域のかかりつけとして多様な主訴に応えている

インプラント治療は30年の経験があります。やむを得ず歯を抜くことになった場合、当院ではインプラント治療を推奨しています。これまで数多くの症例を手がけてきましたから、この治療の期待できる有用性については十分熟知しています。インプラントは骨に定着するまでの初期段階がとても大事なんですね。そういった技術も磨いてきていますので、安心して治療を受けていただければと思います。ちなみに、当院で行うインプラント治療には10年の保証期間を設けています。保証があることで患者さんの安心材料にもなるでしょうし、万が一の時の負担軽減につながればいいなと思っています。

ドクターからのメッセージ

村瀬 みゆき院長

当院では、少しでも可能性があるなら歯を残すための方法を提案します。なぜなら自分の歯を残すほうが、将来的な口腔内の状態悪化のリスク軽減につながるからです。例えば、インプラントを入れた場所が歯槽膿漏になった場合、天然歯のように歯根膜繊維がないため、進行度合いが早く、異変にも気づきにくく重症化する傾向があります。多くの人が天然歯の大切さを高齢になってから気づくのですが、でも気づいてからでは遅いんですね。そのため若いうちから歯のメンテナンスを行い、できるだけ長い期間自分の歯で生活ができるようにケアしていきましょう。歯について何か困ったことがあれば気軽に相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円~、歯周組織再生療法/5万5000円~ ※症例により価格は変動します。

Access