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デジタルを活用したCAD/CAM冠
精密で負担の少ない補綴治療

辻歯科クリニック

(久留米市/久留米大学前駅)

最終更新日:2023/11/14

辻歯科クリニック デジタルを活用したCAD/CAM冠 精密で負担の少ない補綴治療 辻歯科クリニック デジタルを活用したCAD/CAM冠 精密で負担の少ない補綴治療
  • 自由診療

先進の設備機器・材料を導入して、より良い診療を追求している「辻歯科クリニック」。院長の辻展弘先生は、デジタル技術を駆使したかぶせ物や詰め物といった修復物治療を得意とし、日本臨床歯科CADCAM学会の九州支部長も務めている。院内には専用の技工室を院内に設け、CAD/CAMシステムの作製や調整を行う歯科技工士も常駐しているそうだ。「保険適用で白いかぶせ物を導入できるケースが広がりました。銀歯と比べると、審美面だけではない多くのメリットがありますので、保険適用の治療を検討される方にはCAD/CAM冠をお勧めしたいですね」と語る辻院長に、CAD/CAMシステムを用いたかぶせ物の治療をはじめ、デジタル歯科のメリットや有用性について、幅広く話を聞いてきた。

(取材日2023年10月10日)

デジタル技術を活用し、より精密で負担の少ない治療を。保険適用の白いかぶせ物、CAD/CAM冠に対応

Qデジタル歯科とはどういうものなのでしょうか?
A
辻歯科クリニック 先進のデジタル機器を活用した治療に力を入れている

▲先進のデジタル機器を活用した治療に力を入れている

例えば、従来のかぶせ物や入れ歯の治療の際は、まず粘土状の印象材で歯型を採り、それをもとに歯科技工士が手作業で模型を作製する流れでした。対してデジタル歯科では、口腔内をデジタルスキャナーで撮影し、立体的にデータ化。そして、そのデータをもとにコンピューターでかぶせ物や入れ歯などを作り上げていきます。従来のピンク色の印象材を使った型採りは、「おえっ」と嘔吐反射が出て苦手に感じている人も多かったのですが、スキャナーを使えば、より負担が少なく、より精密、スピーディーに型採りができるんです。当院では、デジタル技術をCAD/CAM冠やブリッジ、インプラント治療、矯正など幅広い分野で活用しています。

Qデジタル技術を導入されたきっかけは何だったのですか?
A
辻歯科クリニック 「何でも対応できるクリニック」をめざしていると話す院長

▲「何でも対応できるクリニック」をめざしていると話す院長

九州大学歯学部を卒業後、補綴といって、かぶせ物や入れ歯、インプラント治療の分野を専門としていましたので、修復物を作製する歯科技工士の仕事への興味が強くあったんです。そして、デジタルでこれらの修復物を作ることができることを知り、自分の診療にも取り入れることに。CAD/CAM冠はデジタル技術を使って作製する白いかぶせ物で、一部保険も適用可能です。素材の質でいうと、自由診療のセラミックのほうが良いのですが、保険範囲内で白いかぶせ物を希望される方にはぴったりだと考えています。銀歯は虫歯になりやすく、汚れもつきやすいのでその後の管理やメンテナンスが大変ですからね。気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

Qこちらでは歯科技工士さんも在籍していると伺いました。
A
辻歯科クリニック 短時間で質の高い技工物の作製ができることが強みだそう

▲短時間で質の高い技工物の作製ができることが強みだそう

もともと私一人でデジタル技術を活用したかぶせ物の対応などをしていたのですが、どんどん適用できる幅を広げて多くの患者さんのニーズに応えたいと考えるようになったんです。修復物作製の効率を上げるために、専属の歯科技工士を採用しました。私が患者さんの口腔内をデジタルスキャナーで撮影すると、そのデータが技工室に送られます。技工室では、歯科技工士の管理のもと、送られたデータをもとに切削機器がセラミックブロックを削り出して修復物を作製していきます。前歯などの審美面が特に大切な箇所であれば、歯科技工士が患者さんの口腔内を直接見て、色味を調整することも可能です。

QCAD/CAM冠はどのような患者さんが対象ですか?
A
辻歯科クリニック 患者と相談しつつ、希望と悩みに合わせた治療を行う

▲患者と相談しつつ、希望と悩みに合わせた治療を行う

当院では、保険のかぶせ物治療をご希望の方にはCAD/CAM冠をお勧めしています。奥歯については一部条件がありますが、ほぼすべての歯が保険適用となります。ただ、CAD/CAM冠に用いられる素材はレジンとセラミックを合わせたもので、セラミックや銀歯に比べて強度が劣るところがあります。食いしばりや歯ぎしり、噛む力の強い方は割れてしまうケースもあるので、事前に総合的に確認した上でCAD/CAM冠を使用するか判断していきます。保険適用内外問わず幅広くかぶせ物は対応しておりますので、まずはご相談いただけると患者さんのご予算や症状に合わせたご提案をいたします。

QCAD/CAMシステム以外に導入しているデジタル機器は?
A
辻歯科クリニック 先進の機器を取りそろえることで少ない負担で迅速に対応が可能

▲先進の機器を取りそろえることで少ない負担で迅速に対応が可能

肉眼では見えにくい細部を拡大して映し出すマイクロスコープや歯科用CTをはじめ、矯正やインプラント手術などで使用するデジタル機器も導入しています。また、口腔内だけでなく顔をスキャンするカメラも活用しています。歯並びが悪い方や真ん中の歯が顔の中心と少しずれている方は案外多いのですが、その場合、歯型のデータだけで修復物を作製したり矯正を行ったりすると、顔貌と歯がうまく調和しない場合があるんです。そのため当院では、お顔全体をスキャンし、口腔内とお顔の両方のデータをもとにして、バランスの取れた修復物の作製に努めています。

ドクターからのメッセージ

辻 展弘院長

歯科治療も年々進化し、より精度が高く治療時間の短縮にもつながるデジタル技術を活用した治療が数多く生まれています。福岡をはじめ九州では導入している開業歯科医院はまだまだ少ないのですが、当院では少しでも患者さんの負担が減り、より良い治療を提供できるようにとさまざまなデジタル機器を導入し、技術力の向上も図りながら幅広い診療に対応しています。これまでであれば、かぶせ物を一つ作製するのにも長い時間かかっていたものが、デジタルツールを活用すれば検査から装着まで、最短30分で完了することも可能です。従来の歯科治療とはやり方や考え方も変わってきていますので、治療を検討されている方はぜひ一度ご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/41万8000円〜、矯正治療(ワイヤー矯正)/66万円、矯正治療(部分矯正)/33万円、マウスピース型装置を用いた矯正/77万円~、セラミック治療/5万5000円〜

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