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ホワイトニングやデジタル化の魅力
健康価値向上と健康寿命延伸を

田中歯科医院

(田川郡福智町/赤池駅)

最終更新日:2024/04/15

田中歯科医院 ホワイトニングやデジタル化の魅力 健康価値向上と健康寿命延伸を 田中歯科医院 ホワイトニングやデジタル化の魅力 健康価値向上と健康寿命延伸を
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あらゆる分野で「DX化」という単語を耳にするようになった昨今、歯科業界においてもデジタル化が急速に進んでいる。インプラントと歯周病が得意分野である「田中歯科医院」の田中憲一院長も、歯科治療のデジタル技術を積極的に導入している歯科医師の一人だ。「以前は詰め物や差し歯を作る工程では、やわらかい印象材を用いるのが必須でしたが、デジタル技術の進歩により印象材の使用が不要になりました」と話す。口腔内スキャナーを用いた歯型の3D化、歯型採取では異物感も少ないため、嘔吐反射がある患者も少ない負担で採取できるようになった。さらに、診療をデジタル化することで、データ整理・保存・共有といった作業を効率的に進めることも可能になったと田中院長はほほ笑む。そんな同院が取り組むデジタル化の根底にある想いを聞いた。

(取材日2024年3月12日)

歯科医師と患者の双方にメリットが多いデジタル機器の活用で、より患者の健康価値の向上と健康寿命延伸を

Qデジタルを使用した治療システムの構築をされているそうですね。
A
田中歯科医院 得意分野は歯周病とインプラント治療にもデジタルを使用

▲得意分野は歯周病とインプラント治療にもデジタルを使用

デジタル機器の使用は、治療に入る前の診査・診断時と、かぶせ物などの治療時に分かれています。その中でも活用しているのが治療での使用。特にインプラントは規格化されている治療なので、数値化できるデジタルとの相性が抜群に良いんです。かぶせ物の作製も同様で、かなり活用しています。歯科用CTは診査・診断での使用が多く、CT検査のデータをコンピュータ処理することで、3次元の立体的画像診断が可能。そのリアルな画像を実際に見ていただきながら説明できるようになったことから、患者さんの理解度が深まっているのを実感しています。説明ツールだけでなく、データ整理、保存、共有といった管理の効率化も大きなメリットですね。

QCAD/CAMシステムについて詳しく教えてください。
A
田中歯科医院 ユニットのモニターでスキャンデータを元に説明してくれる

▲ユニットのモニターでスキャンデータを元に説明してくれる

これは、詰め物やかぶせ物をコンピュータ上で設計・製造する際に用いる支援システムです。口腔内を読み取ることができる口腔内スキャナーの活用は、時間短縮だけでなく、患者さんの負担軽減も図ることができます。これまでは歯型を採取する際、粘土のような印象材を使用していましたが、嘔吐反射のある方は採取できないことも。しかし、口腔内スキャナーの登場で、読み取ったデータを3Dデータ化することが可能になり、歯型採取も少ない負担かつ短時間で行えるように。さらに精密さも格段にアップしますので、歯科医師と患者さんの双方にとってメリットが多いです。インプラント治療での歯型採取の際も同様のメリットがあります。

Q歯科技工士さんの在籍が精度向上にもつながっていますか?
A
田中歯科医院 日差しが差し込む診察室。チーム医療で患者を支えている

▲日差しが差し込む診察室。チーム医療で患者を支えている

当院に在籍している2人の歯科技工士は、ともに10年以上のキャリアがあり、今もなお勉強熱心。その上、人間性に優れているという、すばらしい人材なんです。だから、単に技術面における精度の確保だけではなく、人間性もプラスされた人柄の部分。そこが患者さんにも伝わるのが大きいと感じています。デジタルは新しい領域ですので、もちろんうまくいかない時もありますが、それも今後に生かす必要なデータとして蓄積し、解決策を見出す大事な材料となるんですよね。このようなプロセスも歯科医師だけでなく、歯科技工士も一緒に経験することができる上、後進に伝えていくことができる。それは当院の一番の強みだと自負しています。

Qホワイトニングにも力を注がれていると伺いました。
A
田中歯科医院 2024年4月にホワイトニングルームを新設

▲2024年4月にホワイトニングルームを新設

当院で施術するオフィスホワイトニングと、ご自宅で行っていただくホームホワイトニングがあります。歯の色を1トーン上げる程度が目標でしたら、どちらかをお選びいただくことが多いのですが、黄ばみや着色が強いケースだと、併用されることをお勧めしています。ただ、これまでと大きく異なる点として、コーヒーやワインなどの色が付着しやすい飲食の制限がないこと。そして、導入した一番の理由は、患者さんの健康価値観に良い影響があると思ったからなんです。歯がきれいだと、皆さん維持しようと歯磨きもしっかりされるんですね。口腔衛生管理につながることで、健康価値の向上を図りたいと考えたのが、一番の導入理由です。

Qマウスピース型装置を用いた矯正にも対応されているそうですね。
A
田中歯科医院 スキャナーでは、型取りの際、嘔吐反射の軽減が期待できる

▲スキャナーでは、型取りの際、嘔吐反射の軽減が期待できる

小児矯正は、乳歯と永久歯の混合歯列期に矯正の必要性を判断するケースが多いですが、大人だから遅いということは決してありません。顎や顔の歪み、噛み合わせなど、機能障害を起こしている場合は、これから起こり得ることをお伝えしますし、健康面を重視していただきたいと思います。そして矯正でも口腔内スキャナーが活躍。当院では全体のバランスを重視しておりますので、インプラント治療の際も、まずは全体を見て歯並びを正すことが先決である場合は、矯正を先に実施。その後、インプラントというように、治療を組み合わせることも多く、理想とするゴールに向け、見た目も機能も改善につながる精度の高い診療をめざします。

ドクターからのメッセージ

田中 憲一院長

デジタル化のメリットは本当に数多くあります。データ管理がコンピュータ上で可能になり、模型を作ることが激減しましたので、時間短縮に加え、より精度の高い治療もできるようになったことは何よりのメリットと言えるのではないでしょうか。患者さんの口腔内を可視化することができ、治療や口腔環境に対する意識向上も図れますので、デジタルを使わない手はないと実感しています。当院では自由診療を中心に、でき得るすべての治療を提示させていただいておりますので、説明にはしっかりと時間をかけます。そして、デジタル化で得たさまざまなデータと気づきは、歯科医療の発展にも役立てたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

CAD/CAM治療(詰め物)/2万7500円~、インプラント治療/41万8000円~、マウスピース型装置を用いた全顎矯正/77万5000円~、オフィスホワイトニング/1万5400円~18万6000円、ホームホワイトニング/3万6500円 ※オフィスホワイトニングはコースによって変動

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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