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緒方 秀則 院長の独自取材記事

子飼歯科医院

(熊本市中央区/藤崎宮前駅)

最終更新日:2021/12/08

緒方秀則院長 子飼歯科医院 main

「また行きたい」「友人にも紹介したい」と思ってもらえるような歯科医院をめざしているという「子飼歯科医院」の緒方秀則院長。2020年に父親が開業した歯科医院を引き継ぎ、新しい視点で地域に根差した歯科診療に日々取り組んでいる。得意とする親知らずの抜歯治療は他院から紹介されて来院する患者もおり、歯牙移植・再植にも対応している。治療技術の研鑽はさることながら、緒方院長が何より大切にしているのは相手のことに思いを巡らせたコミュニケーション。一つ一つ丁寧に受け答えする様子からも院長の優しさが伝わり、老若男女多くの患者に親しまれる歯科医院となっている。そんな緒方院長に、同院の特徴や治療にかける思いについて話を聞いた。

(取材日2021年11月4日)

子飼商店街で44年にわたり親しまれる歯科医院

子飼歯科医院の歴史や特徴をお教えください。

緒方秀則院長 子飼歯科医院1

当院は私の父が1977年に開業し、40年以上この地でずっと診療を続けています。開業当初は、骨折や外傷・炎症の手術や入院も行う有床歯科医院で、住み込みで働いていた歯科医師もいたのですが、時代の流れもあり現在は一般歯科医院として診療させていただいています。父もまだ診療を続けているので、通常は父と私のニ診体制です。この場所は子飼商店街に代表されるように、昭和の風情を残す地域でもあり、地域密着で日々の診療にあたっています。若い方から年配の方まで幅広い層の方に通っていただいているほか、近くに熊本大学もあるため、学生さんや留学生の方も多く来てくださっています。また当院はスーパーマーケットの駐車場の隣接地に立っているので、お買い物のついでに来院してくださる方も多いです。

先生が歯科医師をめざされたのは、お父さまの影響が大きかったのでしょうか。

父の働く姿を間近で見ていましたし、姉と妹に挟まれた男1人の長男でしたので、小さい頃から何となく歯科医師という職業は意識していました。ただ私自身、若い頃は“夢見る少年”みたいなところがあって、高校3年の夏まで医師だの俳優だのパイロットだのいろいろな職業に憧れていました。もちろん俳優のスカウトは来ませんでしたし(笑)、目が悪かったりでいろいろ現実を見た時に、やっぱり歯科医師がいいよなと思って歯学部に進学することに決めました。あとは家庭環境かもしれませんが、スーツを着て働く会社員になるというイメージが湧かなかったんですよね。今は結果的に歯科医師になって良かったと思っています。患者さんに喜んでいただき、歯を通して健康に寄与できているかと思うと、とてもいい職業だなと感じます。

院長に就任するまでどのような経験を積まれたのでしょうか。

緒方秀則院長 子飼歯科医院2

福岡歯科大学を卒業した後、久留米市にある聖マリア病院歯科口腔外科で研修医として勤め、その後すぐに子飼歯科医院で働くことになったんです。ただ当時は私も若く、父の治療方針と真正面からぶつかってしまい、一度外の世界も見たほうがいいなと考え、大阪や神戸の歯科医院で4年ほど勤務しました。結果、いろいろな経験を積んで自分自身の得意分野をつくることができましたし、数多くの症例を診てきたことで自信がつき、2012年に再び当院に戻り、父と一緒に働くようになりました。こうして今、地域の患者さんに信頼してもらえ、自分が思っていた治療を周りにも理解してもらえるようになったのは、外での経験があったからかなと思います。2020年に院長に就任し、今は気持ちを引き締めてさらに日々の診療に取り組みたいと思っているところです。

親知らず抜歯やそれを用いた移植の認知拡大に努める

診療方針や心がけていることをお聞かせください。

緒方秀則院長 子飼歯科医院3

基本的に虫歯になってしまった歯というのは自然に回復しないため、早期発見を心がけています。ただ、治療は患者さんとの同意のもと行いたいと思っていますので、無理やり削ったり抜いたりすることはありません。治療方針にしても、選択肢が多くても患者さんが迷われると思いますから、それぞれの患者さんの状況を加味して、難しい専門用語は使わず、わかりやすい説明とお勧めの治療を提案しています。あとは、患者さんに嫌な思いをさせないよう、行動を起こす前に一言お声がけをするようにもしています。例えば椅子を倒す時、麻酔の針を刺す時など、いきなりだとびっくりさせてしまうので、必ず一言かけてから行っています。

先生の得意とする治療分野は何でしょうか。

親知らずの抜歯や移植・再植、インプラントといった外科治療を得意としています。また、かぶせ物などを用いる補綴治療も目に見えて変化がわかり、患者さんの反応がダイレクトに返ってくるところが好きですね。親知らずの難抜歯になると言われた方が「親知らずの抜歯なら子飼歯科医院で、と聞いて」と電話をしてくださったことがあって、それを聞いた時はCMのキャッチコピーみたいだし、そういう認知をされているということがとてもうれしかったです。当院では抜歯だけでなく自家歯牙移植と呼ばれる歯の移植も行っています。虫歯や歯が折れてしまったなどで抜歯が必要になった箇所に親知らずを抜いて移植する方法で、保険適用の治療になるのですが、こういった治療法があるということをご存じない方も多いようです。自分の歯を残したい患者さんにとってはメリットが大きい治療法ですし、選択肢の一つに加えていただけるといいかなと思います。

ほかにクリニックの特徴を挙げるとしたらどんなことがありますか?

緒方秀則院長 子飼歯科医院4

今から6年ほど前にリフォームし、バリアフリーで靴のまま入っていただけるので、年配の方もベビーカーをご利用の方も安心して来ていただけます。設備としては歯科用CTや口腔外バキューム、オートクレーブ滅菌装置も備えています。また、常勤の歯科技工士もおり、院内にかぶせ物や詰め物、入れ歯を作製・調整するスペースを設けているので、トラブルにもすぐに対応できます。あとは、英語と少々のインドネシア語での会話、スペイン語、フランス語、ロシア語、タイ語、ミャンマー語でしたらあいさつ程度のことはできます。いろんな国の言葉を覚えておもてなしするのが好きなので、外国の方にも安心して来ていただける歯科医院にしたいと思っています。

患者の気持ちを考えたコミュニケーションを心がける

クリニック全体で心がけていることはありますか?

緒方秀則院長 子飼歯科医院5

やはり患者さんと密なコミュニケーションをとることが大事だと思っているので、スタッフにも朝礼などで、一人ひとりの患者さんを大切に家族や友人のように思い、フレンドリーで信頼されるような関係を築いてほしいと話しています。私自身もスタッフに何か取ってもらったりした時には「ありがとう」という感謝を表すようにしています。心地良い環境で働くことが、ひいては患者さんのためにもなるのではないかと考えているからです。相手の顔色を見ながら、というと変ですが、常に人の気持ちを推し量りたいとは思っています。無理やりこちらの気持ちばかりを押しつけても駄目ですし、お互いに納得した上で治療も仕事もしたいなと思っています。めざしているのは患者さんにクチコミで「あそこ、良かったよ」と言ってもらえる歯科医院です。

先生はお休みの日はどのように過ごされているのでしょうか。

小学生の娘が2人いるので、休日は家族と過ごす時間が多いです。アウトドアや自然が好きなので、キャンプをしたり、釣りをしたり、春にはフキノトウなどの山菜摘みやタケノコ堀りなども楽しみます。あとは映画を見るのも好きです。中学3年の時にアメリカにホームステイしたのをきっかけに、英語と映画にどっぷりとハマりました。大学時代にアメリカンフットボールやサーフィンをしていたのも映画の影響です。結婚してからはなかなかサーフィンに行くことができませんが、体を動かすのは大好きで、天気のいい日曜などは家族でリバーサイドをサイクリングしたりもします。

最後に、先生の歯科医療への思いやめざすクリニック像をお教えください。

緒方秀則院長 子飼歯科医院6

お口は健康の入り口です。口腔内を良い状態に保つことで体の健康を維持してほしいと思います。人間には睡眠欲、名誉欲、金銭欲などいろんな欲があると思うのですが、年齢を重ねても最後に残るのは食欲なのではないかと思います。患者さんの生きる欲求を満たすために全力を注ぐのが歯科医師としての私の役割だと思っているので、これからもその道を歩んでいきたいです。一人ひとりの患者さんを家族や友人のように大切に思い、フレンドリーで信頼関係のある歯科医院にしていけたらいいなと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/学割:253,000円~、一般:297,000円〜 ※インプラント220,000円、かぶせ物77,000円〜99,000円

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