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早期発見で大腸がんから命を守ることをめざす
大腸内視鏡検査

福田内科医院

(瑞穂市/穂積駅)

最終更新日:2024/06/04

福田内科医院 早期発見で大腸がんから命を守ることをめざす 大腸内視鏡検査 福田内科医院 早期発見で大腸がんから命を守ることをめざす 大腸内視鏡検査
  • 保険診療

早期には自覚症状がほとんどない大腸がんや胃がん、腹痛や下痢などの慢性的な症状が続く潰瘍性大腸炎やクローン病。こうした病気を早期発見し治療につなげるためには、大腸内視鏡検査が必須となる。しかし、痛みや違和感、恥ずかしさなど、大腸内視鏡検査にはネガティブなイメージもつきまとっており、検査を受けることを尻込みしてしまう人も少なくないだろう。「福田内科医院」では、内視鏡検査のスペシャリストである福田信宏院長が、先進の内視鏡設備を使って検査を行う。トイレつき個室の控え室や鎮静処置にも対応しており、内視鏡検査に対する痛みや不快感を和らげるための工夫がされている。「身近なクリニックで気軽に、病院並みの高精度の検査を提供したい」と語る福田院長に、検査の流れと心配りについて聞いた。

(取材日2021年2月12日/情報更新日2024年5月30日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q大腸内視鏡検査は、どのような病気の発見に役立つのでしょうか?
A

大腸内視鏡検査は、先端にイメージセンサーを搭載した細い管を肛門から挿入して炎症やポリープを写し出し、大腸の内側を観察する検査です。大腸にできる「イボ」である大腸がん、大腸ポリープは内視鏡検査によって発見できる代表的な疾患です。いずれも自覚症状がほとんどなく、内視鏡検査が早期発見に役立ちます。健康診断などでの便潜血検査が陽性であれば必ず内視鏡検査を受けてください。また腫瘍以外の病気としては、指定難病である潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患も見つかります。下痢や腹痛、下血などの症状がある場合、こうした大腸の疾患が隠れている場合もあるので、積極的に大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。

Qどのようなタイミングで検査を受けたら良いでしょうか?
A

健康診断以外、自覚症状で判断するとすれば、腹痛や便秘、下痢が続く、便に血液が付着するなど今までと違う症状があれば病気が隠れているかもしれません。便秘や下痢は「よくある」と軽く考えがちですが、健康のバロメーターなのです。出血も「痔かも」と安易に判断せず検査を受けることが望ましいです。がんは中高年世代だけでなく30代で見つかることも。若いから大丈夫ということはありません。当院では事前にしっかりと検査の手順や目安時間についてご説明しますし、痛みや不安がある方には鎮静処置を行い、ウトウトとしている間にリラックスした状態で検査を受けることができるので、気になる症状があれば検査を受けてほしいです。

Qこちらのクリニックの大腸内視鏡検査の特徴を教えてください。
A

検査精度を重視して、先進の内視鏡設備をそろえています。内視鏡機器にはAIシステムを搭載しました。AIがリアルタイムに病変の可能性がある箇所を検出することで医師が2人いてダブルチェックをしているかのような形となり、微細な病変であっても、より見落としの少ない検査が望めます。検査室には4K画質のモニターやブルーライト照明を導入し、内視鏡画面の視認性を高めています。さらに患者さんの体への負担を考え、検査後は検査ベッドに横になったままリカバリー室で休めます。ご希望があれば、大腸内視鏡と同時に胃の内視鏡検査も受けることができます。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診表に記入し、診察を受ける
福田内科医院 問診表に記入し、診察を受ける

腹痛、便秘、下痢、下血など気になる症状を問診票に記入する。診察では、排便状況や手術歴、既往歴なども確認される。抗血栓薬など血液をさらさらにする薬を飲んでいる場合は、ポリープ切除時に血が止まらなくなる恐れがあるため医師の指示に従う。

2検査を受ける日程調整を行い、詳しい事前説明を受ける
福田内科医院 検査を受ける日程調整を行い、詳しい事前説明を受ける

医師による診察後、看護師から詳しい検査の流れについて説明を受ける。検査前日は20時までに消化の良いもので夕食を済ませ、その後就寝前に下剤を服用する。当日の朝食はなしで、水や茶、許可された服用薬は飲んでも問題ない。

3検査当日、午前中に来院し午後の検査に備える
福田内科医院 検査当日、午前中に来院し午後の検査に備える

前処置室では、1〜1.5リットルの腸管洗浄液を数回に分けて飲む。何分おきか、量はどれぐらいかは指示があり、排せつ物が透明な液体となる経過も看護師によって説明が行われる。何度かトイレに行く必要があるが、前処置室はトイレつきの個室になっているため、他人の目やトイレの空きをを気にせず、気兼ねなく過ごせる。検査は午後からなので、テレビつきのゆったりした空間で、中庭を眺めながらくつろぐことができる。

4検査を受け病変が見つかればポリープ切除や組織採取も
福田内科医院 検査を受け病変が見つかればポリープ切除や組織採取も

検査着に着替え検査室へ。希望する人には事前に注射で鎮静剤が投与され、ウトウトとしたり眠ったりした状態で検査を受けることができる。検査は横向きに寝た状態で、肛門から内視鏡が挿入される。挿入に5分ほど、最も重要な観察はAIシステムを用いて10分ほど。必要に応じてポリープ切除、組織採取が行われる。

5リカバリー室で休んだ後、診察室で結果説明を受ける
福田内科医院 リカバリー室で休んだ後、診察室で結果説明を受ける

検査後、眠って検査を受けた場合は検査ベッドに寝たままでリカバリー室へ移動する。休憩後、着替えて診察室で実際の画像を見ながら結果を聞く。医師より、疾患や症状に合わせて、開腹手術・内視鏡手術・服薬など、今後の治療について説明される。

ドクターからのメッセージ

福田 信宏院長

自覚症状がほぼないまま進行する大腸がんは、進行すれば命に関わる重大な病気です。健診などで検便による便潜血検査が行われていますが、これだけでは十分でなく、初期のがんでも見落としなく発見するには内視鏡検査が有用です。早期発見・治療がその後の生存率に大きく影響するので、ぜひ積極的に受診してほしいです。私は現在も朝日大学で大腸がんの内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行い、早期がんの治療に取り組んでいます。近年は30代の若い世代でも発症するケースが増えているので、気になる症状や健診で異常があれば早めに大腸内視鏡検査を受けましょう。大病院に足が向かない方の助けとなるよう、充実の検査体制でお待ちしています。

福田 信宏院長 福田内科医院
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