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白内障・緑内障・子どもの弱視など
身近に存在するの目の病気

丹羽眼科

(松戸市/新松戸駅)

最終更新日:2023/08/21

丹羽眼科 白内障・緑内障・子どもの弱視など 身近に存在するの目の病気 丹羽眼科 白内障・緑内障・子どもの弱視など 身近に存在するの目の病気
  • 自由診療

年齢を問わず、意外と身近に存在するのが目の病気だ。目がかすんだりまぶしく見える症状が白内障によるものだったり、緑内障で気づかぬ間にじわじわと視野が狭まっていることもある。内科で糖尿病の診断を受けたと思ったら、実は目の奥で糖尿病網膜症が進行しているなんてこともあるそうだ。最近ではぶどう膜炎の患者が増えているというが、これは放置すると白内障や緑内障など合併症を引き起こしたり、失明の危険性もある怖い病気。「丹羽眼科」の丹羽やす子副院長は「少しでも違和感があればすぐに相談してほしい」と呼びかける。また小さい子どもは症状をうまく伝えられず、子どもの弱視を早期発見するためには3歳児健診での視力検査がとても大切なのだという。今回は丹羽副院長に、さまざまな目の病気について聞いた。

(取材日2023年7月11日)

気になる目の症状の裏に危険な病気が潜んでいることも。糖尿病と診断された場合にもまずは眼科での検査を

Q最近ではどのような目の悩みが多いのでしょうか?
A
丹羽眼科 若年層からシニア層まで各年代の患者が来院

▲若年層からシニア層まで各年代の患者が来院

人間ドックや各自治体の眼科検診の実施により、緑内障と診断される患者さんも増えています。また高齢化社会ですから、主に加齢が原因となる白内障の患者さんも多いですね。その他に糖尿病の方やぶどう膜炎の患者さんも検査に来ます。ぶどう膜炎は放置すると白内障や緑内障など合併症を引き起こしたり、失明の危険性もある怖い病気です。また、加齢性黄斑変性症の方も増加しています。症状は視力の低下、線が歪んで見えるなどです。治療は眼球への注射ですが、早期に治療を始めないと視力の回復が難しくなります。目の違和感があればすぐにいらしてください。

Q子どもの弱視の診断や治療はどのように行われるのですか?
A
丹羽眼科 早期発見のために3歳児健診での視力検査が重要だという

▲早期発見のために3歳児健診での視力検査が重要だという

弱視とは、生後すぐから5歳くらいまでの間に、視力の発達が遅れてしまった状態を指します。斜視が原因できちんと物を見ることができない「斜視弱視」、片眼の強い遠視や乱視が原因となる「不同視弱視」や、強い遠視や近視がある場合の「屈折性弱視」、眼瞼下垂や先天白内障の影響で目に光が入らないことによる「形態覚遮断弱視」と、原因により主に4つに分類されます。親御さんでも気づかないことが多いため、早期発見のためには3歳児健診での視力検査が重要です。弱視になった目の視力は眼鏡で矯正しても0.2くらいまでしか望めないことが多く、眼鏡や眼帯の使用や見る訓練など、原因に合わせた対応で1.0程度の矯正視力をめざします。

Q緑内障の検査や治療についても教えてください。
A
丹羽眼科 先進の検査機器を導入し、早期発見・早期治療に努める

▲先進の検査機器を導入し、早期発見・早期治療に努める

緑内障は目の中の神経が障害を受けて、徐々に視野が狭くなる病気です。一度障害を受けた視神経を元に戻す方法はなく、現在の医療で望めるのは進行の抑制のみとなります。進行すると失明に至りますから早期発見・早期治療がとても重要なんです。当院では数種類の解析装置や視野計を備え、精密な診断を心がけています。また視野測定の結果を時系列で比較検討できる解析システムを取り入れ、視野障害の程度と悪化スピードを判定。治療方針や手術決定の判断に役立てています。治療は主に数種類の目薬を使い分けて進めますが、それでも眼圧のコントロールができない場合には、選択的レーザー線維柱帯形成術などの手術を行います。

Q白内障も日帰り手術が可能だと伺いました。
A
丹羽眼科 精密な検査をもとに、患者一人ひとりに合わせたレンズを選ぶ

▲精密な検査をもとに、患者一人ひとりに合わせたレンズを選ぶ

白内障は目の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまう病気で「かすんで見える」「まぶしさを感じる」など症状はさまざまです。加齢によるものが多いのですが、全身疾患や薬剤の影響で発症することもあります。点眼薬は症状の進行を遅らせることを図るのみで改善することはなく、日常生活に不自由を感じるようであれば手術をお勧めします。当院では手術中の眼内圧の変動を抑制するための白内障手術用の機器を備え、安定性や効率に十分に気を配っています。濁った水晶体と入れ替える眼内レンズには単焦点と多焦点のものがありますが、それぞれの長所と短所を理解した上でお選びいただけるよう、事前の説明もしっかり行うように心がけています。

Qなぜ糖尿病の患者に目の検査が必要なのでしょうか?
A
丹羽眼科 糖尿病と診断されたら眼科検診を受けよう

▲糖尿病と診断されたら眼科検診を受けよう

糖尿病は血液や血管の状態を悪化させ、その影響は主に目・心臓・腎臓に現れます。糖尿病の血液が目の奥の毛細血管を詰まらせたり、血管を壊してしまうのです。その結果として眼底出血や血流の悪化を引き起こし、網膜の酸素や栄養が不足して、進行すると大出血や失明に至ることもあります。これが糖尿病網膜症という病気です。自覚症状を感じにくいため、定期健診が早期発見のカギとなります。当院では網膜や視神経の状態を詳しく調べられる3次元OCTを備え、造影剤を使わずに目の血管を調べられるアンギオグラフィーにも対応しています。内科で糖尿病と診断されたら眼科検診にいきましょう。

ドクターからのメッセージ

丹羽 やす子副院長

当院では、松戸市内の医療機関や順天堂大学医学部附属順天堂医院や順天堂大学医学部附属浦安病院との連携を強化し、白内障の日帰り手術、後発白内障や薬物に反応しない緑内障に対する選択的レーザー線維柱帯形成術にも対応しています。小児の斜視・弱視の治療にも力を入れ、弱視に対しては視力の発達を促す訓練を、斜視に対しては両眼視や立体視、目を寄せる力の訓練を行っています。見え方などで気になる点があったり、お子さんの目の状態に不安を感じたらお気軽にご相談ください。特に自覚症状がなくても、緑内障のリスクの高まる40代以上の方、また糖尿病の既往歴のある方は、定期的に眼科検診を受けるようにすると良いですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術(選定療養)/通常の手術費用に加えて、23万円(乱視矯正なし)~25万円(乱視矯正あり)

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