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小池 剛 院長の独自取材記事

小池歯科医院

(東大和市/東大和市駅)

最終更新日:2024/05/13

小池剛院長 小池歯科医院 main

西武拝島線東大和市駅から徒歩9分ほどのビルの2階に位置する「小池歯科医院」は、1997年の開院以来、地域住民の歯の健康を支えている。待合室、診療室はともに広々とした明るい空間で、患者はリラックスして治療を受けることができそうだ。小池剛院長は、「自分が患者の立場だったらどのような治療が受けたいか」を常に考えながら、患者とのコミュニケーションを重視した診療を展開。口腔内検査の結果説明はカウンセリングルームでじっくり行い、時間をかけて患者との信頼関係を構築している。優しく素朴な語り口で患者の緊張を和らげる小池院長に、開院までの経緯や診療方針、導入している検査機器、診療の特徴などについて話を聞いた。

(取材日2024年3月18日)

リラックスして診療を受けられるよう配慮

開院までの経緯を教えてください。

小池剛院長 小池歯科医院1

明海大学歯学部卒業後、約6年間、複数の歯科医院に勤務していました。開業直前まで勤務していたのは、埼玉県児玉郡神川町の歯科クリニックです。以前から「ゆくゆくは開業したい」という思いを抱いていたのですが、ある時、小学3年生まで住んでいた東大和市内のこちらの物件を紹介していただきました。幼少時代を過ごしたゆかりのある街で土地勘もあったため、この場所に決めて1997年7月1日に開院しました。開院以来、地域にお住まいの患者さんに足を運んでいただいています。

どのような患者さんが多く来院されていますか?

ご高齢の患者さんが多いですね。主訴はさまざまですが、入れ歯に関するお悩みを抱えて来院される患者さんが多いです。入れ歯でしっかり噛むことができないなど機能面の問題を抱えて来院される患者さんもいらっしゃいます。若い世代の患者さんはメンテナンスで定期的にご来院いただくケースが多いです。当院は開院して26年になりますが、開院当初から通われている患者さんも多く、80歳を超えている方も少なくありません。以前は近くに住んでいた患者さんが遠方に引っ越された後も通われているというケースもあります。長く通われている患者さんとは、治療の話だけではなく、趣味の話など日常的な会話をすることもあります。ここに飾ってある絵も画家をされている患者さんの作品なんですよ。

とてもすてきな風景画ですね。院内の内装についてこだわりはありますか?

小池剛院長 小池歯科医院2

できる限り閉塞感を感じさせない空間にしたいと思い、風景画や観葉植物を飾るなどの工夫をしています。患者さんに少しでもリラックスして診療を受けてほしいと思うからです。窓は大きいサイズのものにして、日の光が入りやすい環境にしたんです。院内が暗いと気持ちも落ち込んでしまいますから。患者さんがリラックスしてお話しできるようにするためと、プライバシーを守るために、専用のカウンセリングルームも設置しました。特に、初診のときは初対面なので緊張すると思いますが、丁寧にお話を伺いますので、安心していらしていただきたいなと思います。

患者さんとのコミュニケーションを大切にされているんですね。

そうですね。患者さんと十分なコミュニケーションをとることは、患者さんのご希望に合う治療を提案させていただくためにも大切なことです。治療についての患者さんの考え方は人それぞれ違います。お考えをしっかりお伺いした上で、ご希望に合う治療を提案させていただき、納得した上で治療を受けていただきたいと考えています。当院では初診のときは、最初に歯科衛生士が問診票をもとに丁寧なカウンセリングを行い、次にエックス線撮影、口腔内写真撮影、虫歯のチェック、プラークの付着状況のチェック、生活習慣についての問診などをしっかり行います。その後、日を改めて来院していただき、カウンセリングルームで現在の口腔内の状況を丁寧に説明し、患者さんに合う治療や予防プログラムを提案します。説明には40分くらいの時間をかけて行い、患者さんからの質問や悩みにもじっくりお答えしています。

口腔内全体の健康維持を重視

診療の際に意識していることについて教えてください。

小池剛院長 小池歯科医院3

私が診療の際に気をつけていることは「生活の質を落とさない治療」です。この地域の特性として、高齢者が増えてきていると思います。年を重ねるにつれてご自身で歯のメンテナンスを行うことが難しくなる患者さんもいらっしゃいます。通院自体が困難になってしまうこともあるかもしれません。そうなった場合、ご家族の方含め、介護者の方のご負担が大きくなってしまいます。そういったことを踏まえて、私は患者さんの治療の際はメンテナンスをしやすいような方法をご提案しますし、ご高齢になっても「生活の質を落とさない治療」を意識しています。

検査のために導入されている機器はありますか?

口腔内の水分量を測定するために、口腔水分計を導入しています。口の中が乾燥していると、唾液による洗浄作用が低下して、虫歯や歯周病などのリスクが高くなります。最近、口の中が乾いている患者さんが増えていることが気になっています。花粉症の薬は、口腔内の乾燥という副作用を伴うものが多いので、花粉症の季節であることも一つの要因かもしれません。ご自身では気づきにくいですが、口内炎が頻繁にできたり、パンが飲み込みづらかったりすることはお口の中が乾燥しているサインかもしれません。口腔水分計では口腔内の水分量が数値で示されるので、数値を見ながら口の中の乾燥状態について説明し、適切な対策をご提案ができます。口の中が乾燥しやすい患者さんは日常的にあめをなめている方も多いのですが、あめに含まれている砂糖は虫歯の原因になります。当院では、ノンシュガーのあめもご用意しています。

口腔内全体の健康管理に役立つ機器を導入されているんですね。

小池剛院長 小池歯科医院4

口腔内全体の健康管理は、全身の健康を維持するためにも大切だと考えています。当院にはご高齢の患者さんが多く通われているので、舌圧測定器も導入しています。診療中によくむせる方は食事中にむせることもあり、ものを飲み込む力が弱まっている可能性があります。舌圧測定器を使用すると、舌の筋肉の力を測定できます。舌の筋肉が弱ってくると、食べ物を飲み込む機能が低下して、誤嚥のリスクが高まります。そのようなリスクを未然に防いで、口腔内全体の健康を維持することも、ご高齢の患者さんにとって大切なことです。

自由診療を希望する患者以外は保険適用内の治療を提案

こちらでは自由診療も受けられますか?

小池剛院長 小池歯科医院5

はい。受けられます。ただ、自由診療については、患者さんが希望される場合のみ行うようにしています。自由診療を希望されない患者さんには保険適用内でできる治療を提案しています。当院では、自由診療を希望されない患者さんも多いので、費用面を含めてお考えを丁寧にお伺いして、一人ひとりの患者さんの希望に応じた治療をご提案しています。

お忙しい日々を送られていると思いますが、休日のリフレッシュ法を教えてください。

テニスですね。テニススクールで知り合った方と近所のテニスコートを予約して一緒に練習したりなどして楽しんでいます。以前は柔道をやっていたのですが、今はテニスのほうが楽しいです。柔道は、年齢を重ねると選手として向き合うには厳しいスポーツですが、テニスは年齢に関わらずずっと続けられるスポーツだと思います。これからもできる限り続けていきたいですね。

今後の展望について教えてください。

小池剛院長 小池歯科医院6

「階段を登るのがつらくなってきて、これ以上通い続けることができない」という患者さんの言葉が心に残っています。開院当初から20年以上通い続けてくださっている患者さんの中にはご高齢になり、つえをつきながら通われている方もいらっしゃいます。今後は、足腰が弱くなり通院が難しくなってきた患者さんを対象に、訪問診療を行いたいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

当院では、自由診療を希望される方以外には保険適用内でできる治療を提案していますので、費用面などが不安な方も安心して来院してください。患者さんのご希望や抱えている悩みなどを丁寧にお伺いするために、完全予約制でしっかりと時間を確保して診療を行っています。予約なしでお越しいただいた場合はお待たせする可能性がありますので、電話で予約をしてから来院していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

唾液検査/1100円
オールセラミックインレー/3万5000円

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