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審美面だけでなく全身の健康に着目
患者に合わせて行う矯正治療

うすい歯科・矯正歯科クリニック

(羽村市/小作駅)

最終更新日:2021/10/12

うすい歯科・矯正歯科クリニック 審美面だけでなく全身の健康に着目 患者に合わせて行う矯正治療 うすい歯科・矯正歯科クリニック 審美面だけでなく全身の健康に着目 患者に合わせて行う矯正治療
  • 自由診療

軟食化などの影響もあり上顎が小さく、口腔内が狭い子どもが増えているといわれる昨今。このまま成長すると、口呼吸により健康や見た目にも害を及ぼすことになってしまいかねないと指摘する「うすい歯科・矯正歯科」の臼井龍一理事長。口呼吸により口内が乾燥することで、細菌が体内に侵入しやすくなるなど全身の健康への影響も考えられるという。こうした事態を防いでいくことを目的に、同院では早い時期からの矯正治療を勧めている。臼井理事長は、インプラント治療とともに数々の矯正技術を学び、子どもから成人まで一人ひとりの口腔内環境に合わせた矯正治療を行っている。見た目の美しさだけでなく、全身の健康にもつなげていくための矯正治療について、臼井理事長に詳細を聞いた。

(取材日2020年4月13日/更新日2021年8月23日)

矯正治療は見た目の美しさに寄与するだけでなく、口から全身の健康につなげていく目的も

Q矯正にはどのようなメリットがありますか?
A
うすい歯科・矯正歯科クリニック 矯正は見た目だけではないメリットが多くあると院長

▲矯正は見た目だけではないメリットが多くあると院長

見た目の美しさだけに焦点があたりがちですが矯正のメリットはそれだけではなく、特にお子さんの場合は全身の健康にも関わります。上顎が小さく口内が狭い場合、舌の置き場所に影響が出ることにより前歯の突出や舌の低下につながり、口呼吸が増えてしまいがちです。すると口の中が乾き、さまざまな細菌が体内に侵入しやすくなってしまうんです。矯正治療を行うことで、こうした不具合の改善もめざしていきます。また成人の場合では、矯正治療で歯列と同時に噛み合わせの改善を促すことによって、自歯を長持ちさせることが期待できます。

Q歯を抜かない矯正治療があると聞きました。
A
うすい歯科・矯正歯科クリニック 精密な検査を行い、骨の状態を確認する

▲精密な検査を行い、骨の状態を確認する

上下顎前突の方は禁忌となりますが、それ以外であればお子さんの場合は「顎顔面矯正」という非抜歯治療法で行えるケースは多いです。これは従来の矯正治療とはまったく異なるもので、急速拡大装置で上顎を拡げながらフェイスマスクで前方に骨をけん引し、顔や顎の骨格を根本的に整えていくという方法です。成人の場合でも、無理に永久歯を抜いたり上顎を拡げようとしたりせず、痛みの少ない矯正治療を心がけています。重要なのは、どちらの場合も治療の前後にCT撮影と入念な検査をして、骨の状態をしっかり確認することです。

Q子どもの場合は何歳から始めるのがよいのでしょう。
A
うすい歯科・矯正歯科クリニック 子どもの適切な治療のタイミングを見極めている

▲子どもの適切な治療のタイミングを見極めている

奥歯の6歳臼歯が4本、上の前歯の永久歯が2本、下の前歯の永久歯が4本生えそろった頃がベストだと考えています。年齢でいえば5歳から12歳が矯正のゴールデンエイジといわれています。ただ、下顎前突だけは3歳くらいから始めることを推奨しています。こうした早い時期に矯正を行うことで、抜歯リスクの大幅な軽減が期待できるんです。「大人の歯になるまで待ちましょう」という歯科医師もいらっしゃいますが、そうすると顎の骨を切るなどの手術をしなければならないことも少なくありません。だからこそ時機を逸しない矯正治療が重要であり、まだ小さいうちに口内不具合を発見することが歯科医師の大きな役割の一つだと考えています。

Qその他の矯正方法についても教えてください。
A
うすい歯科・矯正歯科クリニック 豊富な種類の矯正を取りそろえ、患者の主訴に応える

▲豊富な種類の矯正を取りそろえ、患者の主訴に応える

当院には前述した顎顔面矯正以外にも、インプラント治療と組み合わせた矯正、各種ワイヤー矯正、部分矯正、マウスピース型装置を用いた矯正などさまざまな方法があります。個人の口腔内環境をしっかり把握した上で豊富な種類の中から適切な治療法を選んでご提案させていただくことも、大きな特徴です。また当院では、初めはワイヤー矯正からスタートし、ある程度期間が経過してからマウスピース型の装置を用いた矯正に移行するという、その名も「ハイブリッド矯正」と呼んでいる手法を現在おすすめしています。

Q矯正治療中に気をつけるべきことはありますか?
A
うすい歯科・矯正歯科クリニック 副院長の万里先生と協力し診療を行う

▲副院長の万里先生と協力し診療を行う

矯正中はワイヤーが装着されているため歯を磨きにくく、かつ歯間に食べ物が詰まりやすくなるので、通常の2~3倍の時間をかけて徹底した歯磨きを行うことが重要です。食事面に関しては、矯正治療開始後3~7日間は硬い物を噛むと痛みが出やすいので避けたほうがよいでしょう。またガムは矯正装置にくっつきやすいので厳禁です。装置の扱い方は種類によって異なりますが、あまり触らず清潔に保つことが大事です。矯正治療後の通院頻度は、基本的に月に1度程度になります。

ドクターからのメッセージ

臼井 龍一理事長

私は難症例を含めたインプラント治療に尽力する中で矯正治療の必要性を感じ、これまでさまざまな矯正法を学んできました。当院には数多くの矯正法の選択肢があり、その中から一人ひとりの口内環境に最も適した治療法を提供できるよう努めています。ただし、非抜歯矯正のみにこだわると審美性に欠け、期間短縮のみにこだわれば歯列の無理な移動による弊害が起こるといったケースも多いので、単体の治療法はあまりお勧めしていません。適した方法を組み合わせ、見た目と全身の健康の両面を重視して治療していくのが正しい矯正治療だと考えています。不調に悩んでいる方はぜひ一度ご相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

精密検査診断料/3万3000円、顎顔面矯正治療/77万円~、マウスピース型の装置を用いた矯正/66万円~、 メタルブラケットを用いたワイヤー矯正/77万円~、ハイブリッド矯正/99万円~、インプラント治療/38万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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