準備と計画性を重視した矯正治療
終了後はアフターフォローに接続

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました！

Qこちらで受けられる矯正治療について教えてください。

A

当院では、子どもから大人まで年齢に関係なく、口の中の環境を改善するための手段の一つとして矯正治療を提供しています。歯に取りつけるブラケットが透明で目立たないワイヤー矯正や、歯の裏側で行う矯正など、患者さんのご希望やその方に合った方法の選択が可能です。一通りの矯正が終わった後も定期的に通院していただき、矯正後の歯並びを保定するため、専用のリテーナーの使用や、食いしばりや歯ぎしりの悪影響を緩和するためのマウスピースの提供、虫歯や歯周病といったその他のトラブルの予防など、総合的なアフターフォローを行っていきます。

Qアフターフォローとはどのようなものでしょうか。

A

アフターフォローとは矯正の後戻り防止と矯正後の歯を健やかに保つ目的で行います。矯正後の歯並びは、ずっと維持されるという誤解が少なくないですが、実際は矯正前の乱れた歯並びへ後戻りしたり、新たな不正咬合が発生するリスクも出てきます。晴れて矯正治療のゴールに到達した後には、次の段階としてアフターフォローが待っているという認識を持っていただき、あらゆる歯への悪影響を防ぐための予防を行っていきます。

Q具体的にはどのように相談したらいいですか？

A

例えば、当院以外で矯正治療を受けたが矯正前に後戻りしてしまった人、引っ越しで通っていたクリニックに通うことができなくなった人など、どんな人もまずはご相談いただけたらと思います。どんな事情であっても患者さんにとって良い方法を一緒に考えますので、いつでも遠慮なくご相談ください。

検診・治療START！ステップで紹介します

1精密検査や矯正計画の策定

矯正治療がしたいという問い合わせがあっても、いきなり矯正に入ることはない。まず口の中を調べ、エックス線撮影や歯型の採取などの精密検査を行うほか、矯正装置は汚れがたまりやすいため、虫歯や歯周病を防ぐための予防プログラムも実施する。そして検査で得た資料と患者の希望をもとにした矯正計画がまとまると、ようやく治療開始の準備が整う。最初の問い合わせからここまで、およそ3ヵ月間の道のりである。

2計画に沿って矯正治療を進める

矯正計画や費用に患者が納得したら、いよいよ矯正治療を開始する。計画策定のためのコンサルテーションの後、矯正装置の用意ができたら患者の口の中に装着する。矯正中には装置が当たって痛い、装置が壊れたなど、さまざまなトラブルが想定される。それまでの努力が振り出しに戻ってしまわないように、すばやい対応が重要だ。

3アフターフォローについての説明

矯正治療終了後は、まず歯科医師から今後の流れについての説明を行っている。この説明でアフターフォローの重要性を患者がしっかりと理解し、積極的にフォローに取り組む姿勢を形成することが重要となってくる。

4治療後のアフターフォロー

装置を取り外した後は、後戻りを防ぐためにリテーナーを装着して保定期間に入る。同院の費用には矯正終了から1年までのアフターフォローが組み込まれており、リテーナーの装着期間も1年から1年半をめどにしているが、なるべく長期の継続使用を勧めているという。