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原澤 功 副院長の独自取材記事

原澤歯科

(江東区/門前仲町駅)

最終更新日:2023/11/15

原澤功副院長 原澤歯科 main

門前仲町駅より徒歩4分。昔ながらの下町風情と都会の雰囲気が交差する牡丹町通りに面する「原澤歯科」は、30年以上にわたって町の信頼を集めるアットホームな歯科医院だ。家族経営のため、チームワークは抜群。「院長である父は私や母の新しいやり方にも寛容。だからうまくいくのかも」と笑顔で語る副院長の原澤功先生。同じ虫歯でも、口腔内の状況や虫歯になる背景を考慮し、できるだけ削らない、抜かない最善の治療を考えるというのは親子共通のスタンスだ。高齢者はもちろん、若い女性や小さな子どもからも慕われているという功先生に、子ども時代の思い出から今後の展望までじっくり聞いた。

(取材日2019年7月3日/更新日2023年11月8日)

歯科医療を通じ、自分を育ててくれた地元と親に恩返し

門前仲町で育った先生。子ども時代はどのように過ごされたのでしょうか。

原澤功副院長 原澤歯科1

生まれこそ母の実家のある横須賀ですが、お産の時以外は母のおなかの中にいた時からずっとここで暮らしていました。門前仲町は、富岡八幡宮と深川不動堂の門前町として昔ながらの下町風情が今も色濃く残っている町です。わが家は4人兄弟だったので遊びも兄弟げんかもかなり派手でしたが、近所の方にもお世話になりながらこの町に育ててもらったように感じています。父に歯医者になれと言われた記憶はなく、母もどちらかというと歯医者は大変だからという感じでしたが、どういうわけか私だけが歯科医師になりました。私も自分が親になってみてよくわかるのですが、子ども4人が好きな道に進むことができたのは、地元でコツコツと信頼を積み重ねてきた父の頑張りがあったおかげです。歯科医院の数がコンビニより多いといわれる都会で40年近くも続けてこれたのは、常に患者さん優先のぶれない診療方針があったから。改めて父のすごさを感じています。

副院長に就任されるまでの経緯を教えてください。

大学を卒業後は、勉強のため富山県の歯科医院でお世話になりました。ゆくゆくは実家を継ぐつもりでいましたが、家に戻るのはいつでもできるという思いと、母校や親元から離れたところでとにかく自立したいという思いから、思い切って遠方の地を選びました。1つ目の歯科医院では、詰め物を型から作ることを学ばせていただきました。多くの歯科医師が外注で済ませてしまう作業ですが、実際に自分で一から作ることで、うまくいった時もうまくいかなかった時も、なぜそういう結果になるのかということがよくわかりました。もう1つの歯科医院では、保険診療をベースに開業医としての土台を学ばせていただきました。そうこうするうちに、そろそろ一緒にやらないかと実家から声がかかり、6年前から父と一緒に診察室に立たせていただいています。

地域の信頼を集める歯科医師としての抱負をお聞かせください。

原澤功副院長 原澤歯科2

私が国家試験に合格した時、父から言われたのは「歯科医師免許を剥奪されるようなことはするな」という一言だけ。後で家族から聞いた話では、父もかなり喜んでくれていたそうなのですが、表立っては何も言わない人なんです。その分、信頼されているという安心感と同時に責任を感じます。父は父で、きっと自分が生まれ育ったこの町の患者さんを裏切ることはできないという真摯な思いでずっと頑張ってきたのだと思います。地域に根差した歯科医療で地元に恩返ししたいという思いは私も同じです。当院には昔ながらの顔なじみの患者さんからの紹介だけでなく、最近はインターネットで検索して当院を選んで来てくださる患者さんも増えてきています。患者さんの信頼と期待を裏切らないよう、これからもできるだけ「削らない、抜かない」患者さんに優しい歯科医療をめざし、地域の皆さんのお口の健康を守っていきたいと思っています。

美容室に通う感覚で、気軽に通える歯科医院

マウスピース型装置を用いた矯正に力を入れていると伺いました。

原澤功副院長 原澤歯科3

はい。定期健診やメンテナンスに通ってくださる患者さんがとても多く、お互い気心の知れた、気軽になんでも話せる間柄の方から、「実は歯並びが気になっている」というご相談を受けることも増えてきました。当院ではマウスピース型装置を使用した矯正を採用しているのですが、この矯正方法の特徴は目立ちにくいことと、取り外しができるので手入れがしやすいこと、そして矯正期間が短いことが挙げられます。2週間ごとにマウスピース型装置を交換しながら理想の歯並びをめざしていくので、患者さんもモチベーションを維持しやすいかと思います。これまで費用のことや、ワイヤーが目立つことを理由に歯科矯正を避けていた方からのご相談も増えてきています。気になる方は気軽にご相談ください。

ホワイトニングを希望する患者も年々増えてきているそうですね。

当院のホワイトニングは、虫歯や歯周病の治療を終えた患者さんに対して行う歯科診療の一分野という位置づけです。ホワイトニングは専用の薬で歯の色素を分解することで白い歯をめざしていくので、歯の表面に汚れがついていると良い結果につながりません。当院では歯科治療はもちろん、歯の表面の汚れをしっかり取った上でホワイトニングに対応しています。自宅でできるホームホワイトニングと、歯科医院で行うオフィスホワイトニングがありますが、オフィスホワイトニングを選ばれる方が多いですね。最近は美容院に通うような感覚で定期的にメンテナンスに通われる方も多く、その時にホワイトニングを経験してみるという方が増えています。

子どもを虫歯にしないためのアドバイスをお願いします。

原澤功副院長 原澤歯科4

実は私は中学生になるくらいまで、結構虫歯があったんです。甘い物が大好きで、お菓子をだらだら食べていたのが原因だと思います。わが家にも小さな子どもが2人いますが、おやつは時間を決めてだらだら食べさせないよう気をつけています。あとは毎日の歯磨き習慣。小さいうちは歯磨きを嫌がるお子さんも多いと思いますが、どんなに嫌がっていても毎日続けていれば、きっと慣れます。正しい歯磨きの方法や、小さいお子さんの仕上げ磨きのやり方など、保護者目線でのアドバイスも行っているので、気になる方はご相談ください。

受診のハードルを下げることで予防につなげたい

お忙しいかと思いますが、休日はどのようにお過ごしですか?

原澤功副院長 原澤歯科5

休日は子どもの好きなキャラクターに会いに行ったり、小さい子どもでも楽しめる自然遊びをしたり、とにかく子どもと過ごす時間を大切にしています。もう一つは、当院のある牡丹2・3丁目青年部の地域活動。江戸三大祭りの深川八幡祭りをはじめ、地元のイベントなどに積極的に参加しています。地元の方に「先生」と呼ばれるのはまだちょっと気恥ずかしいですが、「この前は治療してくれてありがとう」などと言ってもらえた時は本当にうれしいですね。

今後の展望をお聞かせください。

地域に密着した歯科医療で地元に貢献していくことですね。父は開院以来ずっと予防歯科の大切さを訴えてきましたが、当時と比べて虫歯の数がかなり減った今、あらためて予防歯科が注目を集めています。「歯医者は痛くなってから行くところ」ではなく、「口の機能を長く良い状態に保つため定期的に通うところ」に変わりつつあります。当院ではインターネット予約や電子マネーに対応するなど、受診のハードルを下げることで、予防につなげていきたいと考えています。また、お口の機能面だけでなく、審美面のご相談にも対応しています。美容院に通う感覚で定期的に通っていただきながらお口の健康を守り、見た目の美しい口元をサポートしていきますので、興味のある方は気軽にお問い合わせください。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

原澤功副院長 原澤歯科6

日本では成人の多くが歯周病といわれています。歯周病は自覚症状なしに進行するため、口臭が気になったり、何かおかしいと思って受診する頃にはかなり重症化してしまっていることも少なくありません。今、何も自覚症状がない人や数年間定期健診を受けていない方などは、お口の現状を知るためにもぜひ一度検査を受けてみてください。歯科医療は継続して受けることで、生涯にわたる全身の健康にもつながります。ぜひ安心して長く通えるお口のかかりつけ医を見つけてほしいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/55万円、オフィスホワイトニング/1万3200円、ホームホワイトニング/1万9800円、口臭治療時の唾液検査/1650円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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