美しい歯並びで健康維持も
矯正歯科治療
なんぽ歯科クリニック新百合ヶ丘
(川崎市麻生区/新百合ヶ丘駅)
最終更新日:2021/10/12
- 自由診療
歯並びを気に病む人にとっては人生が変わるともいわれる矯正治療。しかし、「なんぽ歯科クリニック新百合ヶ丘」の南保友樹院長によれば、「矯正治療の最大のメリットは、歯の噛み合わせを適切な位置に整えられること」だという。それによってどんなことがあるのだろう。治療の流れも含め、話を聞いた。
(取材日2013年6月19日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q矯正治療を始める年齢は、いつがベストですか?
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A
矯正治療に年齢制限はありませんが、理想は6〜7歳。6歳臼歯と上下の前歯がそれぞれ4本永久歯に生え変わった頃が目安です。その凸凹を治すことで、これから生える永久歯が理想的な位置にくるよう促します。ただ、「矯正は子どもがするもの」というイメージを抱かれがちですが、決してそんなことはありません。良い歯並びと噛み合わせをつくることで、健康な歯や体づくりにつながるのは、老若男女問わず皆同じですから。
- Q矯正のために、健康な歯を抜く場合もあると聞きました。
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A
健康な歯を抜くことに不安を感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、矯正=抜歯というわけではありません。歯の並ぶスペースがないときは抜歯をしますが、そこで数本を犠牲にしてでも全体の噛み合わせを整えたほうが将来的にはプラスになると考えられる場合ですね。一部の歯だけにかかる負担をなくし、歯磨きもしやすくなるので、将来的に歯を失うリスクが減ります。
- Q矯正で手に入れた歯並びは永久にきれいなままですか?
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A
矯正治療は装置を外したら完了するわけではなく、その後、噛み方や歯ぎしりなどが影響し、歯が少しずつ元の位置に戻ろうとする「後戻り」が始まります。そこで、リテーナーという保定装置をつけたり、定期的に通院してチェックをしたりして、後戻りを最低限に食い止めます。また、加齢変化によって顎の骨が痩せると動いてしまうこともあるので、歯科医師とは良い関係を築いておくと、その後も相談しやすいと思います。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1初診相談では、歯の状態を確認。疑問や不安は相談を
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患者の歯並びをチェックし、治療の際に抜歯が必要かどうかなど、おおまかな治療の方向性を説明。その人の症状に似た治療例を紹介し、矯正装置の説明も行う。虫歯や歯周病の有無も調べ、ある場合は事前の治療を勧める。
- 2頭部全体の骨格も撮影、さまざまな精密検査を行う
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エックス線検査や、顔・口腔内の写真撮影、模型作製のための歯型採取を行う。頭部の骨格を見るのは、顔全体の中での歯のバランスが重要になるからだ。治療中に虫歯になるリスクを知るため、唾液の殺菌力も測定して歯磨き指導に生かす。
- 3検査の分析結果を提示し、口内の現状や治療計画を説明
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画像や歯型などを使って具体的に説明。骨格的に見た理想的な歯並びとの比較や、歯1本ごとのサイズから計算した歯並びの凸凹の度合いなど、コンピューターでの分析結果を提示。治療計画、料金、抜歯の有無など具体的な治療法を相談して決めていく。
- 4いよいよ装置を装着。理想の歯列をめざして歯を動かす
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1本1本の歯に矯正装置をつけ、それらにワイヤーを通すことにより歯が動き始める。指でつかまれているような痛みが2〜3日続くが、徐々に和らいでいくとのこと。治療法によっても異なるが、1ヵ月に1度程度の通院でワイヤーの調整を行う。
- 5通院時には、虫歯にならないよう歯磨き指導を念入りに
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1ヵ月に1度程度の通院を約2年ほど続ける。矯正中は装置によって歯磨きが不十分になりがち。それを防ぐため、ワイヤーを外したら治療前に歯科衛生士がチェックし、ブラッシングのこつや適した歯ブラシを指導する。小さな鏡を使うのは、患者を歯だけに集中させる工夫だという。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正(混合歯列期の矯正)/35万円(税別)※小児矯正終了後に永久歯列期の矯正に移行した場合は、追加で30万円~(税別)、成人の歯列矯正(メタルブラケット+メタルワイヤー)/65万円(税別)※いずれも精密検査2万円と診断料3万円(税別)が別途かかります。
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。