全国のドクター9,227人の想いを取材
クリニック・病院 158,510件の情報を掲載(2024年5月28日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 厚木市
  4. 本厚木駅
  5. 医療法人社団馨祐会 小林歯科医院
  6. 小林英史 院長

小林英史 院長の独自取材記事

小林歯科医院

(厚木市/本厚木駅)

最終更新日:2021/10/12

小林英史院長 小林歯科医院 main

小田急線本厚木駅北口から徒歩2分。本厚木駅東口交差点角にたたずむ3階建てのビルが、「小林歯科医院」だ。出迎えてくれたのは、日本顎咬合学会認定医の小林英史院長。「本厚木駅とバスロータリーが近いので、海老名や町田、小田原など、遠方からも患者さんが通ってくださっています」と、明るい笑顔で教えてくれた。診療内容は、虫歯や歯周病の治療から義歯、インプラント、外科処置、審美・ホワイトニング、デンタルエステまで幅広い。「1本の歯ではなく1口腔単位でとらえ、口元の健康と美しさをトータルにサポートしていきたいですね」と語られた小林院長。インタビューでは、診療に対する思いはもちろん、尊敬するお父様や、自慢のスタッフ陣についてのお話、さらにはご家族との休日の過ごし方まで、楽しくお話しいただいた。

(取材日2012年10月29日)

トップレベルの技術と接遇で、健康な口腔へ

この医院の開設者であり、院長先生のお父様でもある小林和一理事長は、日本顎咬合学会の元理事長を務められるなど、歯科治療の第一人者ですね。

小林英史院長 小林歯科医院1


僕が歯学部生だった時から、父が著名な歯科医師であることはなんとなく知っていたのですが、本当の意味で父の治療のクオリティーの高さに気づき、尊敬するようになったのは、実際に歯科医師として働き始めてからです。父は歯周病からインプラント・外科処置・審美治療までトータルに行っていますので、僕も大学卒業後から父の元で研修を積み、父のような技術を身につけることを目標にして、これまで勉強を続けてきました。最初の頃は、父が形成した歯の模型を、毎朝飽きもせずに見ていましたね。精密な歯牙の形成は歯科の基本ですし、診療の良し悪しを判定する指針になるものです。父も僕も、形成には非常にこだわってきましたので、当院は歯の形成技術には特に自信を持っています。

お父様のどんなところを尊敬されていますか?


3・4年前、父の患者さんで、50代の女性がいらっしゃいました。初診の時は暗い顔で、目が泳いで下ばかり見ている方でした。けれど、2年かけて口腔内全体の治療を終え、噛み合わせや審美的な悩みが解消されたとき、本当に明るい表情になり、うれしそうに帰っていかれたんです。それを見て、「歯科治療ってメンタルも治せるんだな」と感じました。父を心の底から尊敬しましたし、「僕もこういう歯医者になろう」と思ったのを覚えています。

診療方針について教えてください。


何より大切にしているのは、歯1本ではなく1口腔単位で診ることです。患者さんが痛いと言う歯だけを治療するのではなく、その痛みが出た原因を1口腔単位で探り、噛み合わせや歯周病などの問題を治療して、しっかりと噛むことができる、健康な口腔にしていきます。噛めなければ不快ですし、口元にコンプレックスがあれば笑いにくくなる。口腔はまさに全身やメンタルに直結する器官です。それだけに、自分の持つ技術のすべてを使って、患者さんが快適に過ごせるような治療をしていきたいです。そのために、今も学会やスタディグループなどで勉強を続けています。

診療の際に心がけていることは何ですか?

小林英史院長 小林歯科医院2


技術面で最高の治療を提供することが大前提ですが、それ以外には、患者さんの心の動きに敏感であることを心がけています。例えば、口を開けっ放しで治療をしますから、器具を換えるたびにこまめに「お口を楽にしてください」と声をかけますし、もしも患者さんのお顔に水が1滴飛んでしまって、患者さんの眉がピクッと一瞬でも動いたら、見逃さずにお詫びします。そういった場面で確実に患者さんの気持ちを汲み、かゆいところに手が届く気配りができていれば、信用していただき安心して受診して頂けると考えています。

最高の技術と質の高い補綴物で、上質な審美治療を提供

ご自身が特に力を入れている治療は何ですか?

小林英史院長 小林歯科医院3


審美治療です。当院の補綴物(義歯・被せ物・詰め物)は、世界的にも有名な、ものすごく腕の良い歯科技工士の先生に作っていただいているものです。歯科技工士の技術に絶対の自信を持っているので、通常の治療はもちろん、審美治療も自信を持っておすすめできます。歯科医師になりたての頃は、歯周病やインプラントなど、機能的な治療に主に力を入れていました。ですが、ある患者さんの治療をきっかけに、審美治療の素晴らしさに魅了されたんです。その患者さんは、「口元のコンプレックスが原因で笑えない」という方でした。そこで、骨と歯肉を増やす外科手術を行い、被せ物にこだわり、表情筋を鍛えるために歯科衛生士によるフェイスマッサージも行いました。その患者さんに笑顔になっていただくために、患者さんご自身や歯科医師である僕はもちろん、歯科技工士・歯科衛生士もそれぞれに努力し、協力した結果、患者さんがうれしそうに笑ってくださるようになったんです。ものすごい達成感を感じましたし、機能的なことだけではなく審美的な治療も、これもまた医療だなと改めて感じました。医療の進歩で歯周病や虫歯はだんだん減っていくと思いますが、歯並びなどの審美的な問題で悩む方はいなくなりません。そういったコンプレックスを解消することも、歯科の大切な役割だと考えています。

スタッフの教育にも力を入れているそうですね。


歯科治療には、歯科医師だけでなく、腕の良い歯科技工士と歯科衛生士の存在が不可欠です。当院では、歯科衛生士によるメンテナンスやケアを受けるためだけに来院される患者さんも毎日20名ほどいらっしゃいます。それだけに、当院はスタッフ教育のための投資は惜しみません。スタッフはそれぞれ、日本口腔インプラント学会認定専門歯科衛生士、日本歯科審美学会認定ホワイトニングコーディネーター、日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士などの資格の他、フェイスエステやリップエステの技術を習得するなど、一人ひとりが向上心をもって積極的に取り組んでいます。

自慢のスタッフですね。

小林英史院長 小林歯科医院4


そうですね。スタッフ全員が圧倒的なプロ意識をもってくれています。全員が自分の仕事にプライドを持ち、患者さんのためになることを徹底的に考えています。当院のスタッフは、基本的に、僕ではなく患者さんの味方なんです(笑)。患者さんの立場に立ち、僕に対してもしっかり意見を言ってくれますから、僕もその意見は受け入れます。より良い医院になっていくためにも、これからも、スタッフには患者さんの一番の味方であってほしいですね。スタッフはメンテナンスなどで患者さんと2人でお話しする機会も多いので、患者さんとも仲良くさせていただいているようです。患者さんが出品された絵画の展覧会などを、スタッフが訪ねることもあるんですよ。

患者の笑顔のために、スタッフ全員が最善を尽くす

先生は、厚生労働省臨床研修指導医でもあるそうですね。

小林英史院長 小林歯科医院5


はい。昔から教えることが好きでしたし、父から学んだことを若い世代に還元していきたいと思い、研修指導医になりました。今は、2012年9月から半年の予定で研修医1名を指導しています。僕の歯科医師としての一番の目的は、患者さんが快適に過ごすための治療を行うことです。そして、自分の治療にプライドを持った歯科医師でありたいと考えています。研修医にも、どんな時でも絶対に手を抜かず、患者さんのことを一番に考える歯科医師になってほしいですね。今、研修医には、僕が絶対的に責任を持つというモットーのもと、治療を任せています。もちろん、そのために徹底的に勉強させますし、一つひとつのステップで僕が細かくチェックして、必ず患者さんに最適な治療ができるよう管理しています。

休日の過ごし方を教えてください。


学会やその準備が休日にあることも多いので、貴重なオフはひたすら家族サービスです(笑)。6歳の娘と1歳の息子がいるので、動物園や水族館に遊びに行ったりします。最近は忙しくてなかなか行けませんが、家族で石垣島に行くのも好きですね。僕は、小学生の頃から毎年家族で石垣島へ行くのが恒例だったので、海が大好きなんです。偶然、妻の祖母が石垣島に住んでいたこともあり、結婚後も子どもを連れてよく遊びに行っています。また、僕は3兄弟の長男で、弟2人も歯医者なんですが、結婚後なかなか3人で会う機会もないということで、最近、初めて兄弟会を開催しました。これからは、2ヵ月に1度幹事を決めて、幹事の住む街のおすすめの店に3人で飲みに行こうと話しています。初回は、僕の住む街に弟2人が来て、かなり古いですが美味しい焼鳥屋で飲みましたよ(笑)。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

小林英史院長 小林歯科医院6


「美人への第一歩は口元から」と言いますが、これは本当だと思います。女性を一番きれいに見せるのは、間違いなく笑顔です。気持ちよく笑うためには、口元のコンプレックスをなくすこと、つまり、健康な歯と歯肉が必要です。口元にコンプレックスがある人は笑顔が少なくなり、表情筋がどんどん衰えて、自然としかめっ面になってしまいます。そうならないためにも、ぜひ、早めに歯科医院へご相談ください。コンプレックスがない方は、お口の健康維持のために、定期的にメンテナンスに通われると良いですね。また、美しい歯を見せるためには、表情筋を鍛えることも大切です。10代までは笑うと上の前歯しか見えませんが、30代・40代と年を重ねるうちに表情筋が衰え、笑ったり話したりするときに、下の前歯しか見えなくなります。これを気にされて、表情筋を改善するためのフェイスマッサージを希望される中高年の方が、当院でも増えているんですよ。当院で覚えたフェイスマッサージをご自宅で継続していただくだけでも、左右の口角の位置がそろったりと、良い効果が出ています。当院は、今後も診療のクオリティを保ち、地域で1番患者さんのことを最優先に考える歯科医院をめざして努力していきます。口元の健康と美容のことでしたら、何でもご相談いただけたらうれしいですね。

Access