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10年後・20年後を考えた取り組みを
保険診療と自費診療の違い

増野歯科医院

(杉並区/浜田山駅)

最終更新日:2023/11/16

増野歯科医院 10年後・20年後を考えた取り組みを 保険診療と自費診療の違い 増野歯科医院 10年後・20年後を考えた取り組みを 保険診療と自費診療の違い
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保険診療か自費診療か。歯科治療を受ける際、この選択に迷うケースは少なくないだろう。「増野歯科医院」の増野司院長は、保険診療・自費診療ともに、患者のライフスタイルに合わせながら治療プランを提案しているのだそう。その際に増野院長が重視しているのは、10年後・20年後のことだ。材料の劣化や破損の問題だけではなく、患者自身が年齢を重ねることも考えなくてはならないという。年齢を重ねて自分の力で通院することが難しくなってきた時に、歯や心身に負担のかからない治療方法はどちらなのか。「保険診療と自費診療との違いは、材料だけではないのです」と語る増野院長に、両者の違いや選び方について話を聞いた。

(取材日2021年1月27日)

保険診療と自費診療の違いは、材料と治療にかける時間・労力。10年後・20年後まで見据えた選択を

Q保険診療と自費診療の違いを教えてください。
A
増野歯科医院 使用する材料と治療にかける時間・労力の違いと話す増野院長

▲使用する材料と治療にかける時間・労力の違いと話す増野院長

保険診療と自費診療の違いは大きく2つあります。使用する材料と、治療にかける時間・労力です。まず「材料」ですが、色や輝きなど総合的な審美性に差が出ます。自費診療ですと元の歯により近いものを選ぶ選択肢が広く、不自然さが少ないということですね。またアレルギーのある方ですと、治療内容によっては、選ぶ材料によっては結果に違いが出ることも。もう一つの「時間・労力」いわゆる手間暇ですが、同じ症状に対して治療を進めていくにしても、その工程が大きく異なります。

Q保険診療はどこまで対応が可能なのでしょうか。
A
増野歯科医院 ほとんどの歯科診療が保険診療も可能

▲ほとんどの歯科診療が保険診療も可能

虫歯・歯周病・補綴治療・不正咬合など、ほとんどの歯科診療は保険診療でも可能ですが、インプラント治療は自費診療です。保険診療で行えるといっても材料の制約もあるため総合的な治療を考えた場合、必ずしも希望どおりにできないというケースも出てきます。そして先ほども挙げた通り、自費診療に比べて、かけられる時間と労力にも限りがあります。実は材料の違いよりも、こちらのほうが保険診療と自費診療の差と言えるかもしれません。

Q長い目で見た時、自費診療を推奨する理由を教えてください。
A
増野歯科医院 10年先・20年先を考慮することが大切なこと

▲10年先・20年先を考慮することが大切なこと

自費診療でしたら症状に適した材料を選ぶことにこだわり、細かな作業を重ねながらじっくり行っていくことが可能になります。そのことで歯の状態を保ちやすくしていきますので、治療の際、患者さんご自身の10年後・20年後のことを考慮することが大切です。例えば60歳で健康な方が、10年後・20年後に今と同じようなペースで歯科医院に通院し続けられるとは限りません。その際に歯や心身に負担が少なくて済むようにしていくにはどうすればいいのかを考えると、やはり自費診療で一人ひとりに合った材料を選び、手間暇をかけてしっかりと治療しておくことが大切だと思うのです。これが自費診療をお勧めする理由です。

Q入れ歯治療では、どのような違いが出るのでしょうか。
A
増野歯科医院 材質に差があり、装着の快適さにも違いがある

▲材質に差があり、装着の快適さにも違いがある

当院では、私の専門分野である入れ歯治療に力を入れています。最近ではインプラントオーバーデンチャーという「インプラントと併用した入れ歯」のニーズが高まっています。オーバーデンチャーとは歯の頭の部分を取り除き、その歯の上に入れ歯をかぶせるものですが、それにインプラントを併用することで装着した際の快適さに違いがあるでしょう。見た目の印象の違いもあると思います。また、自費診療の場合は治療法のアプローチについても選択肢が広がります。例えば当院では薄くて軽くて丈夫なチタン床の入れ歯にも対応しています。興味のある方は当院のホームページをご覧ください。

Q自費診療を受けた後の注意点について教えてください。
A
増野歯科医院 定期的にメンテナンスを受けると良いと話す増野院長

▲定期的にメンテナンスを受けると良いと話す増野院長

治療後は定期的にメンテナンスを受けてください。良い状態になったからといって、何年間もただそのままの状態で過ごす患者さんもいらっしゃいます。ですが皆さんの身近なもの、例えば「車」を思い浮かべてみてください。車検や整備をしなければ壊れてしまいますよね。「歯」も同じなのです。自費診療は保険診療に比べて高額となりますし、治療の時間もかかることが多いです。せっかくお金と時間をかけて治療するのですから、ぜひメンテナンスにいらしてください。

ドクターからのメッセージ

増野 司院長

その治療が保険診療でも自費診療でも、歯科医師は真剣に向き合います。しかし材料や治療にかけられる時間に違いがありますので、治療後の結果は一緒ではありません。10年後・20年後となるとなおさらです。ご自身の将来のことも考えながら、全体として負担が少ない治療を選んでいただければと思います。また治療後は定期的にメンテナンスを受け、口腔内を常に良い状態に保ちましょう。状態がひどくなる前に対処していくことが大切。土台が崩れてしまえば、治療を施しても元の状態には戻せないからです。治療にかかる費用やその後の通院頻度など、疑問があれば何でもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円~、チタン床の入れ歯/22万円~、オーバーデンチャー/7万1500円~

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