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歯内療法専門の歯科医師による
精密な根管治療、歯髄保存療法とは

倉本歯科医院

(豊島区/池袋駅)

最終更新日:2024/04/12

倉本歯科医院 歯内療法専門の歯科医師による 精密な根管治療、歯髄保存療法とは 倉本歯科医院 歯内療法専門の歯科医師による 精密な根管治療、歯髄保存療法とは
  • 保険診療

虫歯が歯の表面だけでなく、歯の奥深くや、歯の神経(歯髄)近くまで広がった場合に行われるのが歯内療法といわれる治療だ。その中でも歯の根の中をきれいにしていく根管治療は、肉眼では見えない細かな感染部分を取り除くことが必要で難しいといわれる。そのため、歯を残すことを目的に、歯内療法を専門とする歯科医師による精密な根管治療を受けたいとのニーズが高まっている。そこで、歯内療法に精通する歯科医師として、歯科用CTやマイクロスコープを活用し精密な歯内療法を行う「倉本歯科医院」倉本将司副院長に取材した。根管治療をはじめ、歯内療法についての情報発信を積極的に行っている倉本副院長の話をぜひ参考にしてほしい。

(取材日2024年3月29日)

CTやマイクロスコープを活用して行う歯を残すための治療。専門家による精密な根管治療、歯髄保存療法

Q歯内療法とはどのような治療なのでしょうか。
A
倉本歯科医院 歯内療法に精通している倉本副院長

▲歯内療法に精通している倉本副院長

歯内療法は読んで字のごとく歯の中の治療のことで、歯髄や根管を取り扱う治療です。虫歯が大きく深い場合に歯髄をなるべく保存したり、炎症や感染を起こした歯髄を取り除いたり、過去に行われた根管治療の再治療などが挙げられます。歯内療法というと根管治療が一般的ではありますが、歯髄をなるべく保存することを目的とした治療も含まれます。

Q歯内療法はどのような症状の時に行うのでしょうか。
A
倉本歯科医院 歯内療法についての情報発信も積極的に行っている

▲歯内療法についての情報発信も積極的に行っている

主な症状は、歯に痛みのある時、歯茎が腫れている時、歯茎にニキビのようなできものができている時などが多いです。歯の痛みについては、歯の神経の痛みや、歯根周囲の骨が炎症を起こしていることがあります。また、歯の根の先に病変ができている場合は、周囲の歯茎が腫れてくることがあります。また、歯茎にニキビのようなできものができた場合は、歯の根の先の病変からの膿の出口となっている場合があります。こうした場合は、歯内療法の一つである根管治療が必要です。ただし、口の中の痛み、腫れ、歯茎のできものがすべて根管治療で対処できるわけではないので、原因を探っていくことが必要です。

Q歯内療法を専門とする歯科医師の治療を受けるメリットとは?
A
倉本歯科医院 歯内療法に注力している同院

▲歯内療法に注力している同院

歯内療法専門の歯科医師による治療の特徴は、しっかりした術前の診査診断や、ラバーダム防湿などによる術中の感染制御、専用の機器や器具を使用した精密な根管治療などです。また、根管治療に加えてなるべく歯髄を保存する治療も歯内療法に含まれます。以前は、虫歯が大きく深い時には神経を取る治療が積極的に行われていましたが、近年は保存可能な歯髄は可能な限り保存することをめざすことが広まっています。歯内療法専門の歯科医師は精密な根管治療の他に、このような歯髄保存治療も得意としています。

Q精密な治療に向けてマイクロスコープを導入しているそうですね。
A
倉本歯科医院 精密な治療を行うため、先進のマイクロスコープを導入している

▲精密な治療を行うため、先進のマイクロスコープを導入している

マイクロスコープは最大で肉眼の約20倍の拡大視野を得られるほか、目線と同じ所からライトで照らすので、患部をはっきりと確認することができ、歯の根の奥の構造や汚れなど肉眼では見えにくい部分まで詳細に確認しながら処置が行えます。またカメラを内蔵することにより、治療中の映像を記録することができ、患者さんにも患部の状態を確認していただくことができます。私が歯内療法を学び始めた当初から、特に根管治療ではマイクロスコープは非常に重要な存在でした。マイクロスコープは使いこなすのが難しいともいわれますが、私は研修医時代からトレーニングを受けて、自分でも練習する時間もありましたので問題なく使いこなせています。

QCTやマイクロスコープを使うメリットについて教えてください。
A
倉本歯科医院 先進の機器の充実にも余念がない

▲先進の機器の充実にも余念がない

例えばエックス線検査では歯根が重なって見える場合も、CTでは歯根や根管の状態を三次元的に見ることができますので、細部まで把握して治療を行うことができます。また歯根や根管の形態は人によって異なり、とても複雑なもので、しかも歯の中や根管内はとても小さく暗いので、肉眼で根管治療などの治療を行おうとすると、どうしても感染部分の取り残しや根管の見落としが生じやすくなります。ですから、マイクロスコープがとても重要になるのです。CTやマイクロスコープを活用することによって、高い精度の診査診断や、感染の徹底的な除去、二次感染を防ぐための緊密な充填などを行うことができ、歯を残すことにつながります。

ドクターからのメッセージ

倉本 将司副院長

当院では、デジタルエックス線やCTなどを用いて診査診断を行った上でマイクロスコープを用いた精密な根管治療を行い、術中はラバーダム防湿を行うことで感染制御を徹底しています。治療後も、骨の状態によっては数ヵ月間経過観察を行い、しっかり状態を確認していきます。また治療に関して起こり得るリスクなどをご説明し、必ず納得していただいた上で治療を進めるよう心がけています。歯内療法専門の歯科医師として、治療の土台となるのはしっかりした診査診断と考えて注力しています。歯を残したい方、根管治療に悩まれている方も、まずはご自分の歯の状態を正しく知るためにご相談いただきたいですね。

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